前々から言いたくて仕方なかった事があります。
硬く口止めされていました。
人に言いたくて言いたく仕方なかったのですが
じっとカラに閉じこもっていました。
「門司港レトロカーミーティング」事務局さんからの依頼でとある秘密の仕事をしてきました。
門司港ネオクラシックカーフェスティバルのページ
九州での撮影が終了したのでブログに載せていいとネオクラ事務局さんから言っていただきました。
福岡県の北九州では映画やドラマの撮影が盛んなのですが
なんと本場ハリウッド映画のロケ地となりました。
そこに場違いな私のサンバーが出演いたしました。
サンバーでも1時間くらいでつく所なので
いつもの修理道具は下ろして出発。
ロケ現場に入るのは私と後は、山口県のK360のケサブロウさんと久留米の360ジムニーさんの3人。
なんだか私達、水戸黄門のような爺さんコンビでした。
撮影場所は秘密になっているのでロケ現場から少し離れた待ち合わせ場所に。
そこには見たこと無い車がずらり。
昭和初期の車がずらり。びっくりした。
どれもエンジンはかかるが、ほとんどはまともには走らない車もある。
関東から持ち込まれた撮影現場の飾り用。
映画の設定が昭和30~40年代なので古すぎだし。
関東から持ち込み車の中でミゼットだけはしっかり現役ナンバーが付いていた。
その後、撮影場所に移動してびっくり。
エキストラ500人を使って翌日の早朝まで撮影するらしい。
古い倉庫の中で地下組織が賭け相撲をするシーンらしい。
一般エキストラさんは前の日からぶっ続けで朝まで土俵のまわりにの場所にじっと座ったまま。
勝手に立ったり現場の撮影も禁止。過酷な番場でした。
翌朝は睡眠不足と寒さと疲労で救急車が来てもおかしくない状態だった。
さすがハリウッド映画。日本人をマネキンと勘違いしとる。
この写真すごいでしょ。
監督の横でモニター見ていたが、せっかく並んだ希少な単車は撮影シーンの枠にはまったく入らなかった。もったいない。何のために並べたんだ?
一般エキストラさんはロケ弁やパンをもらって土俵のまわりの低位置から動いてはいけない。
私は役者さんと一緒に別の所でケータリング?と言うらしい食事を頂きました。
サンバーのおかげです。
劇用車担当と言うらしい。おかげで制限なしでロケ地内を自由にうろつけました。
かなりの写真や映像も撮りましがブログでは映画公開前の映像は問題でしょうから控えときます。
芸能人と一緒に始めて飯を食べました。
やっと生えてきた眉毛ですが、最近、又左がごっそり抜けました。
最初から育成中です。
一番奥でセットを物色中のお二人が私の相棒の爺さんたちです。
こんな無料サービスも有り。
有名人。
助手席の顔でかはヒロちゃんです。
結局、撮影が終わったのは翌朝の5時30分。
寒さで凍えてエキストラの方は可愛そうでした。
最後まで場違いな私とサンバーでした。
エキストラに紛れ込んで映画のいたる所に小石くらいに私は映ってます。
やりたい放題、食べ放題。しまいには嫁まで呼んで一緒に朝まで見学です。
最後は焼肉頂いて帰りました。
夜明け前、2サイクルエンジンの煙幕を撒き散らして退散です。
世界中の映画館のスクリーンで、サンバーと私が走り回るような事はありません。
映画にはほんのチョビット車の屋根くらいはチラッとうつればいいなくらいです。
ハリウッド映画なのでお金の賭け方がまったく違います。
低床サンバーと暇な仕事のおかげで
人生2度とない経験をさせて頂きました。
映画は来年の12月公開予定です。
日本は再来年か?
最後にロケ現場に到着前の希少な映像?を公開です。
私にとっては幸せな映像です。
お暇でしたら見てやってください。
Posted at 2016/12/01 09:36:54 | |
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低床サンバー | 日記