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2020年11月01日

i-MiEVへの想い

i-MiEVへの想い これまでも、車検などの節目毎に幾度か記しているが、i-MiEVへの想いを改めて書き留めてみたいと思う。EVに乗りたいと強く感じ始めたのはあの時からだ。今から11年ほど前、i-MiEVの法人向け販売が始まったが、当時本社ショールーム(田町)でEV試乗会をやるというのを聞きつけた。小学生だった3男の夏休みだったこともあり、初のEV体験も兼ねて親子して訪れてからだ。出だしの瞬発力、アクセルワークに機敏に反応するダイレクト感、アクセルを踏むとどの速度域でも得られる加速感、スケートリンクを滑るようにスムーズに振動なくすいすい進む静粛性に魅了され、これは未来のコミューターに絶対自分の手元にやってくると運命の出会いを感じたものだ。息子よりオヤジの興奮度のほうが半端なかったと思う。

航続距離については100km走れば街乗りに十分だ。この点にはなんら弱点と思わない。暖房、冷房入れると航続距離が減る。そんなのあたりまえです。そんなの弱点のなんでもありまへん。
すこし頑張れば12km/kWhとかそれを超える電費を狙えるi-MiEV。チャレンジ意欲がわいてきます。バッテリーを多く積んだEVには下りなどの条件がないとi-MiEVを超えることはまずないと思います。

街乗り用として購入したMでしたが、運転の面白さに引き込まれ、どんどん遠出し始めた。初めの頃は、登り道や高速走行でみるみる減って行く航続距離にドキドキしながら乗っていましたが、そのドキドキ感をあえて楽しむように変わって行った。どこまで走れるかチャレンジする。これはもうダメだ!電欠するかもしれないと思った道のりも、全身全霊でアクセルペダルを操作してのエコ運転に徹した。そして、なんとかQC場所まで走り切ることが出来たときの達成感! なんとも言えないものであった。このような”楽しみ方”も教えてくれたのはこのMだった。
この点は、400とか500kmとか後続距離を気にせず走れるEVでは味わいにくいものだと思います。

不利なところ改善してほしい点があるとすれば、一番は、価格に尽きる。Mは260万くらいだったが(補助金が74万ほど出たので200万は切った)、半値くらいになっていたらすごいことになっていたかもしれない。
もう一つあえて言えばタイヤ・ホイールサイズが前後で違う点でしょうか。でも、145という細いフロントタイヤは、これはこれでハンドルの切れがよくなり取り回しの良さへと、175という軽としては比較的太いリアタイヤはモーターの駆動をしっかりアスファルトに伝えられるという大きな利点を前にしては、異例のサイズ違いも霞んで見える。

高嶺の華だったi-MiEVが、Mの登場によって急に身近に感じさせた。当時のGとMは同じi-MiEVですが、私は別物だと思っています。
航続距離が短い、電池が小さいから売れない、失敗だったという方もいる。
事業としてあくまでも単発では成功したとは言い難いかもしれない。航続距離が短いのは車としての欠点でもなんでもない。
i-MiEVの10年がなければ、iMkのコンセプトが誕生するのはもっと遅かったかもしれない。当然i-MiEVの技術はiMkへ引き継がれていくことでしょう。

10年10万kmを迎えようとしている我がMはバッテリーの劣化知らず。動くために必要な消耗品の交換(ブッシュ類・ショックアブソーバー)や、定期的なボディメンテナンスを行っているので、今のところは新車時と変わらない状態を維持している。素晴らしい寿命をもつSCiBには安心はしてはいるものの、10年を超えてくると何か別のところで不具合が出ないとも限らない。DC/DCコンバータや、エアコンコンプレッサーのリコールがあり、幸運(!?)にも、高価な部品を新品にしてくれた(くれる)ので、不安要素が減ってはいるが、大きいところでBMSをつかさどる電装系やトランスミッション(トランスアクスル)など、小さいところでステアリングなどの駆動部等、これからトラブル出てくるかもしれないですね。
日中は、ほぼ毎日妻が乗っていますし、田町での試乗会で、キーンというモーター音が聞こえると言っていた息子が、自分でキーンと鳴らして(私には聞こえなんですが、、)走っています。
なので、今、我が家にはi-MiEVがない生活は考えられないものとなっています。
できるだけメンテして乗っていきたいものですね。これからもよろしくね。


購入2年目、片道700km離れた岡山水島までやってきました。


少ない後続距離、今ほどQC場所が充実していなかったころ、多くのi-MiEVの仲間たちで情報交換するのも楽しみの一つでした。


今年8月、4回目の車検を受けた帰り道、丸9年10年目に入ったi-MiEV、定期的なボディメンテでいつまでもきれい!。

最後に、先月初め、個人的にとあるところからEVに関するインタビューを受けた。その際にもEVの良さを語ったのだが、回答した内容にプラスして改めてi-MiEV(M)の良さを振り返って見た。
1.軽自動車ならではの小回りの利く車体。
2.小さなボディは自分サイズ。どこでも気兼ねなく進み、踏み込める。
3.速度0から最大トルクを引き出せる、EVならではの出だしの瞬発力。
4.アクセルを踏み込むとダイレクトに反応する超レスポンス性。
5.坂道でもなんらストレスなく登っていくパワフルさ。
6.振動がなく、とっても静か。
7.アクセルペダルの開閉度に応じて、回生レベルを調整でき、信号待ちなど停車寸前まで回生ブレーキを効かせることが出来る。
8.特にi-MiEVのBモードでは、上の回生ブレーキの特性を生かしたアクセルワークで、街中の走行をほぼカバーできる。今でこそリーフのe-Pedalなど、アクセル離すと停止までコントロールできるone-Pedalモードが普通にあるが、当時はこれがEVの真骨頂だと痛く感激した。このBモードのおかげで運転する楽しみを劇的に向上させたと思う。
7.回生エネルギーで電気が増える。そして後続距離が伸びる。ガソリン車ではありえない(ガソリン増えません)。
9.走行中にはCO2を全く出さない、超エコロジー。購入と同時に太陽光パネルを導入したので、お日様の恵みで走っていると思うとチョー気持ちいい。(実際は昼売電し夜充電していましたが、走った分の電気の全量発電分で賄え、なおも余っていたので良しとします)
10.1km走るのに1.38円で済む超エコノミー(夜間電力12.48円/kWh 電費9km/kWhを想定。ただ80%程度の充電効率がかかるので、1.7円/kmくらいか多くても2円/kmだ)
11.安い電気でガソリン代が浮くだけでなく、オイル交換は不要だし、ブレーキパットは減らないので、ガソリン車では必要である経費がほとんどかからない。
12.10年経っても容量維持率105%のSCiB搭載のMグレードは電池の劣化をまったく気にすることなく安心して乗れる。
13.エンジンの排ガスが出ないので、臭くない。クリーン。
14.なので、あのガソリン臭いスタンドへ行かずに済む
15.ガス欠の心配なし。一回ガソリン入れると数千円飛ぶがそれも一切なし。
16.ヘッドランプ周りがハロゲンランプからある昔ながらの規格(H11.HB3など)が採用されているため、汎用性が高く市販の優れたHIDやLEDなどの、時代に応じた先進技術でカスタマイズできる。
17.カーオーディオも2DIN規格で汎用性が高い。しかも簡単にダッシュボード内にアクセス出来てメンテナンス性が高い。
18.10年経っても全く古さを感じさせないデザイン。完璧です。ガソリン車時代からは15年ですよ。そんな昔の車でも、現在においても何ら違和感なく存在している。これはすごくないですか!

良いところが沢山あって、本当に満足しています。i-MiEVありがとう。

以上です。長々となりました。最後までお付き合いありがとうございました。
ブログ一覧 | i-MiEVその他 | クルマ
Posted at 2020/11/01 12:22:41

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この記事へのコメント

2020年11月1日 16:21
読ませて頂き、私も初期リーフを購入した時のこと思い出します^_^
本当にある意味、一番楽しい時期だったですね‼️
今や、どんな凄いEVに乗ってもあの当時の感動はありません🥺
それだけ、私たちはEVの本当の楽しさを知ってしまったのでしょう^_^
コメントへの返答
2020年11月1日 19:09
リクリンさん、コメントありがとうございます。24kWhのリーフも、一充電でどこまで走れるか!チャレンジのし甲斐がありましたね。
自宅から130km先の清水PAまで手前3kmで亀マーク、あの時のドキドキ感は今思い出すだけでも楽しかった!(笑)

今の40kWhになって、チャレンジなんてそんな気が起きなくなりました。電池切れ以前に体力気力が切れてしまいますものね💦
だからと言って、24kWhに元に戻りたいかといえば、それはあり得ません。やっぱり今度は62kWhリーフやアリアですね。
2020年11月2日 21:22
お久しぶりです(^^♪
ブログ読んでて共感出来る部分が沢山ありました。
最近でこそ亀マークを見る程
冒険心はありませんが…(笑)
富士のオフ会の際、御殿場付近の登りで
亀マーク見た時は、もうひやひやもんでした(笑)
もうあれから7年経つんですね~♪
ウチも来年の2月で10年目突入!
走行距離にして2万kmちょっとなので
KAKUさんには全然及びませんが
まだまだ現役!相方の足となり活躍中です(^^♪


コメントへの返答
2020年11月3日 7:58
ご無沙汰しております。
i-Meeting懐かしいですね。
電気の消耗が思った以上に激しく、電欠しそうで到着されたと語っていたのをよく覚えています!!

SCiBは経時劣化はないので、それを考えると、まだ2万kmほどだと10万km達成するまで9年が4回あるので、36年乗れますね^^
お互い大事に乗っていきましょう。
2020年11月9日 1:12
お久しぶりです。
この東芝の電池をリーフに採用されればと、何度も何度も願ったものです。
今こそオールジャパンで本当に国際競争力のある電気自動車が出来ればいいなあと思います。
コメントへの返答
2020年11月9日 7:27
ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
SCiBは、電圧低く密度が高くなかったので、大容量化するとおおきくなってしまうので、航続距離アップの流れに乗れなかったのでしょうか。i-MiEVシリーズで終わってしまいました。法人限定のFIT EVの20kWhが出ましたが、それっきりですね。基本キャパシターですので、大電力を瞬間的に出し入れするのにいいみたいですね。鉄道車両に搭載したり、電力変電所に置かれているようです。
車用途では容量小さくてもいい、ハイブリット用の電池として活路を見出しているようです。
中国系の電池メーカーがシェア伸ばしているようですが電池も車も、日本メーカー頑張って欲しいものです。

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「i-MiEVのワイパー拭き残しが出てきた。延命処置を施します。単に逆につけるだけです。経験上これで1年年くらいは持ちます(笑)」
何シテル?   06/02 17:49
i-MiEVがやってきて11年、リーフは初代中期から2代目(40kWh)、そして昨年e+と乗り継いできました。 i-MiEVを契機に、新しいCarLife...

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