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琵琶湖ライナーのブログ一覧

2020年07月03日 イイね!

エンジンリフレッシュ

お疲れさまです。琵琶湖ライナーです。

MTになって戻ってきてから1ヶ月経ちましたが、ようやく動かせるようになりました。


今回やったメニューは、
・各種ホース交換
・各種オイルシール交換
・タイミングベルト交換
・ウォーターポンプ・アイドラー交換
・補機類ベルト・アイドラー交換
・ラジエーター交換
等です。

今回のリフレッシュの一番の目的は、各種の「漏れ」の修理。
VGツインカム系の持病である、インジェクター周りからの燃料滲みや、
各種オイルシールからのオイル漏れ、
また純正ラジエータの割れの修理がメインです。

まずインジェクター周りから。
VGツインカムでよくある燃料漏れは、デリバリーパイプとインジェクターのホース接続に問題があります。
純正はわずかにカシメてあるだけ。


加えて構造上どうしても熱が籠もりまくるので、ホースの劣化が激しい。
今回は燃料ホースを遮熱のためにガラスチューブで覆い、その上からホースバンドで締めました。

ついでと言ってはなんですが、インジェクター周りのゴム部品も新品に交換しています。

VGはRBやSRに比べ熱が厳しいのは有名ですが、それはプラスチック部品の劣化という形で顕著に現れます。
ハーネスの先についている各種コネクター・カプラーは経年劣化でバキバキ。

奥で粉々になっているのが元のカプラーです。
ちょっと力を加えるだけでこの有様。
今回はインジェクターと、イグニッションコイルのカプラーを新品に交換しました。

次はオイルシール交換。
うちの子も他の個体と同じように、経年でオイルがビショビショ。
まずはクランクとカムのオイルシールを交換しておきました。

クランクの前側オイルシールと、カムのオイルシールは同じ品番です。
ちなみにクランク後ろ側は、MT載せ替えのとき同時に作業してもらいました。

カムのオイルシールを交換するには、カムカバーも外さないといけないので、
カムカバーパッキンも交換しました。

このエンジン、不思議なことにインテーク側はゴムパッキンなのに、
エキゾースト側は液体ガスケットなんですよね。
危うくゴムパッキンを4つ発注しかけました…
(気づいて修正してくださったデーラーマンさんありがとうございます。)

クランクスプロケット外すためにタイベル周りをごっそり外したので、
ついでにタイベル周りも交換しました。
こちらは、前オーナーが9万キロの頃に変えたようなのでそんなに傷んでなかったのですが、その時の作業がマズかったみたいでテンショナーが緩みきってました。
気付いてよかったです。
タイベル変えるときの定番メニューですが、ウォーターポンプやアイドラープーリーも新品にしておきました。

お次は水回り。
純正のラジエーターは不注意でホースの接続口を割ってしまい、以来無理やり取り付けていたせいで水が滲んでいました。
タンク交換やリビルトで済ませてもいいのですが、今後スポーツ走行をすること考えて大容量ラジエーターに交換。

R31スカイライン(輸出名ピンターラ)用アルミラジエーターです。
なぜ輸出名を書いたかというと、オーストラリアから輸入したためです。
国内のR31用ラジエータは8万円~ですが、ピンターラ用だと輸入費用込みで2.5万円でした。

写真を見て気付いた人もいるかも知れませんが、R31とF31ラジエーターには結構大事な違いがあります。
それは、水温スイッチの有無。
F31はコンデンサファン用の水温スイッチがロアタンクに付きますが、R31にはありません。
そこで、社外の水温センサ用アダプターを買ってきて、スイッチに合うネジを切ってロアホースに挿入しました。

ちなみに使ったアダプターはφ36用、ネジ穴はM16ピッチ2.01.5です。

ところで、アルミラジエーターは風が当たればよく冷えるそうですが、
止まっていると全然冷えないらしいです。
そこで、ラジエーターについてきた電動ファンを使いました。

シュラウドは自作です。

この電動ファンの制御ですが、上記で移設した純正の水温スイッチを使います。
まず、純正の配線図を御覧ください。

写真中央の水温スイッチにはIGN ON時は常に電源が来ており、一定の水温で短絡してコンデンサファンを回す仕組みになっています。
また、エアコンON時にもファンは回りますが、そちらの電源には抵抗が挟まっているため全開では回らないようになっています。

そこで、今回作成した配線図はこちらです。
黒が純正の配線、赤が加工・自作した配線です。

水温SWオンで後付電動ファンが回る仕組みです。
電動ファンが一個80Wで、2つで160Wにもなり、15A近くの大電流が流れるのでリレーや導線には気を使いました。
ついでに、30年目のコンデンサファンには今回からエアコン専用となってもらいました。長生きしてネ。

これにより純正のカップリングファンは撤去。サヨウナラ。
コンデンサファンがなくなったことにより、クランク負荷が減り、レスポンスアップ…してるんかな?分からん。
あと、電動ファンが回るまでラジエーターに風が当たらなくなったので、水温が一定まで上がるのが早くなりました。
水温スイッチが短絡し、電動ファンが回るのは、自分の構成では88℃でした。
まだスポーツ走行はできていませんが、街乗りではびっくりするほどぴったり88℃で安定しています。


さて、エンジン周りが片付いたので、次は足回りと外装ですね。
先は長い…
Posted at 2020/07/03 18:09:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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