フォーミュラ・ニッポン第3戦はツインリンクもてぎで
52周の決勝レースが行なわれ、ポールポジションから
スタートした
小暮卓史(NAKAJIMA
RACING)が優勝。
2位はブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)、
3位は石浦宏明(Team LeMans)となった。
ファイナルラップまで3位をキープした塚越広大(HFDP RACING)は惜しくも4位。
完走は7台だった。
フォーメーションラップ中には伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)がファーストアンダー
ブリッジで突然ストップ。スタート前から波乱の展開を予感させた。
スタートで2番手の
ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)のダッシュが
鈍く、4位へとスリップダウン。デュバルはその先の3コーナーでスピンを喫し、エンジンを
ストールさせてしまい
リタイアとなってしまう。
今日レースを盛り上げたのはルーキー、
塚越広大(HFDP RACING)。
3周目、V字コーナーでアウトから小暮をパス! トップに立った塚越は自身初のリードラッ
プを刻みながらファステストラップをたたき出し、独走劇すら予感される快走を見せた。
天候に合わせ、タイヤをスリック、レインとチェンジする荒れた展開の中、終盤、雨が強く
なってきた為、トップの小暮がレインタイヤ交換でピットイン。
だが、塚越はそのままコース上にステイしてタイヤは換えない(ドライタイヤ)という戦略
を採ったようだ。
レインタイヤで追い上げる小暮と、スリックタイヤで走り切りたい塚越。ここから彼らの、
火の出るような激しいタイムバトルが展開されていく。
40周目、トップ塚越と2位小暮のギャップは27秒あった。
しかし小暮は毎周塚越よりも3秒速いタイムを刻み続ける。
ギャップは21.5秒、18.9秒、15.9秒、11.7秒、8.8秒と確実かつ急速に縮まり、残り4周と
なる48周目には0.66秒差になり、テール・トゥ・ノーズとなり、ついに49周目のV字で
小暮がトップへと舞い戻った。
抜かれた塚越はそれでも初の表彰台を目指して懸命の走りを続けたが、タイヤによる差は
いかんともしがたく、ファイナルラップの90度コーナーで石浦に抜かれてしまう。
石浦はそのままゴールし、
自身初の表彰台を獲得した。
2位は前戦鈴鹿から連続となる
トレルイエで、予選の不振を見事に払拭し
3戦連続
表彰台という結果。
ランキングトップの座を守った。
映像はこの後、22時からJ Sportsで見ます(笑)
Posted at 2009/05/31 20:54:44 | |
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