クルマって、いいですね。

台風の風により、汚れちまった悲しみのLSくん……( ´_ゝ`)


朝、洗い清めて、ツヤツヤのシルバーぼでーを眺めてウットリ(*´ω｀*)


まぁ、線キズやらなんやら、痛みはあるけれど…(笑)


磨いていたら、家族が買い物に連れてけ～というので、スーパーへ買い物へ…


今回もたんまり買い込み、LSのトランクに放り込んでゴソゴソしていると、後ろから……



「460、どんなですか？」




…？む



なんだろう、振り返ると、白髪のダンディーな紳士が、にこやかな表情で立っていた。




「どうも失礼、綺麗に乗られているなと思いましてね…つい、話し掛けてしまいました…」



「いえいえ、そんな……」




ふと隣を見ると、シビックタイプRが停まっている。


パールボディにブラックアウトされたエクステリアパーツ。足元には、大迫力のメッシュホイールのスポーク越しに、鮮やかな赤いビックキャリパーが存在を主張している。




「ええ、これが、私のでして……」




なるほど、話しかけてこられた紳士の愛車のようだ。


なんでも、長く乗ったレジェンドから乗り換えたとか。セダン系統が御好きらしい。


シビックも、あぁ、この人も好きなんだな…と、芸の細かい「拘り」が見受けらる。




「…御好きですね笑」


「このLSは、どのくらい乗られているのですか？」



初対面、年齢も何もかも違うし、車種も異なるものの、お互いの愛するクルマを前に、話も弾む。



「レジェンドから、あまり小さいのに…とは思えなくて笑」


「やはり、大きなクルマとか、ゆとりあるエンジンの味が好きなんです。家族を乗せても、万が一の際でも小型より安全性も高いですから。」



クルマって、いいですね。
これは、スバルの謳い文句だったか(笑)


話が一段落し、トイレに行っていた家族も戻ってきた。すると…




「では、お気をつけて」




と、笑顔でシビックに乗り込む紳士。


私もLSへ乗り込み、V8エンジンを始動する。


ウィンドウ越しに会釈を交わし、駐車場を後に。私は左、紳士は右へ。


新しいクルマにドキドキしたり、あれが欲しい、これが欲しいとか、そんな気持ちは失ってしまったものの


なんだか、まだ悪くはないなぁ…と、思える出来事だった。