HID屋のバラスト比較

　父親のヴィッツのHID交換の前に比較してみました。
　入手したのはこれらです。






　サイズ的にはこんな感じです。左から７０W、５５ｗ、３５W。前者２つは同じ筐体を使用しているようです。


　しかし裏面ラベルは異なっており７０はHyper、５５ターボはTurboと表記されています。


　給電コネクタは＋－表記がきちんとある上、ロックの爪が片側にしかないので接続に迷うことはないです（挿そうと思えば逆にも入ります…中華製は一瞬考えてしまう場合が多いです）。


　まずはH４スライドタイプ３５Wから。点灯からの色温度変化が結構激しいです。最終的に落ち着く色はかなり黄色っぽく、昔のライトそのままの印象。
　今の感覚ではこれだったら６０００ｋを選びたいかなあ、と。ターボの効果？は色変化が大きいのであまり実感できません。


　次は１３５ｉ用に調達したＤ２Ｓです。コネクタがとにかくカタイ（笑）。バルブを車両側に固定した状態ならさほどではないかもしれませんが…。


　ウォーターポンププライヤで挟み、何度か抜き差しをおこなって馴染ませました。まあ、結合信頼性が高いと捉えておきます(^_^;。


　バルブ自体は金属支柱で支えられ信頼性が高いとされています。発光点の大きさは例の無節操７５Ｗタイプに比べると控えめです。
　ＨＩＤ屋では７０Ｗ専用バルブは無く、５５Ｗと共用だと言っています。


　こちらは６０００ｋですが、なかなかよろしい白さだと思います。


　単独では違いが分からないため、７０Ｗ通常と５５Ｗターボを同時に点灯してみます。
　左が通常、右がターボバラストに接続されたものですが、同じバルブだからか安定後の明るさはそれほど違った感じは受けません…。


　それでは「ターボ」ゆえの立ち上がりの点灯の様子を比較してみます。
　カメラの露出を思い切り絞って、点灯後１秒くらいの時の撮影画像が次です。確かに違って見えます。


　安定後は次のようになりますが、やはりこの時点ではＷ数の違いは目で見て分かるほどではない感じです。色もいくらか青→白と変わっていますが、４３００ｋほどの色変化ではないですね。


　さて数値の上で起動時の電流変化を比較すると次のようになります。設定電圧によって流れる電流が異なりますが、電源は１２Ｖ設定としました（エンジン始動時は通常１４Ｖ弱となるはずですが）。

３５Ｗターボ：約８Ａ→３．９Ａ
５５Ｗターボ：約８Ａ→４．５Ａ
７０Ｗ通常：６．５Ａ→５．８Ａ

　まあ事前にも予想できましたが「ターボ」は立ち上がりの電流量を増やしたという意味でしょう（ただし、例の７５Ｗに比べるとまだまだ大人しい数値なので何かしら独自の安全率でも見ているという事でしょうか？）
　７０Ｗにターボが無い理由は、突入８Ａくらいの設定では定常時との差が出にくいという事でしょう。
　しかし、例の中華７５Ｗは平気で突入１０Ａオーバーしますから（爆）、やっちゃえＨＩＤ屋でもっと引き上げても大丈夫だと思いますケドね～。

　７０と５５の違いについては数値的には明らかに１Ａ以上差はあるのですが、あまり体感上の違いとはならない気がします（バルブも共通ですし）。

　という訳で１３５ｉは５５Ｗターボを選択、でしょうか。明るさは例のヤツに比べれば負けそうですが、ちょっとやりすぎかなあと思っているフシがあるのと、やっぱ緑色っぽいのはやめたい(^_^;。
　安定性も期待してこちらに入れ替えようと思います(^_^)/。

　…で、それいつやるの？(^_^;