昨年、トヨタが世界ラリー選手権(以下WRC)で日本メーカーとしては実に19年ぶりにマニュファクチャラー部門でタイトルを獲得しました。ル・マン24時間耐久レースでも1-2フィニッシュを飾るなど、去年はまさにトヨタの快挙に沸いた年でした。
それまでWRCなんて正直スバルが撤退して以来まったく興味が失せていましたし、周りでも話題になったことなど国産三強(トヨタ・三菱・スバル)の黄金時代のことくらいです。結局、
ランエボと
インプレッサが強すぎたからと言って、この2台を勝たせないために設けたと言われても仕方のないWRカー規定なんてもののせいで面白くなくなったと断言します。自分たちの旗色が悪くなったらすぐルールを変えるご都合主義は、未だに白人による日本差別が根強いのが分かります。モータースポーツ史を見てみても、日本車が頭角を現し出すと大体大きなルール変更をしたり取りやめたりしています。
近年まるでいいところが見えない三菱自動車ですが、トヨタやスバルと熾烈な性能競争していた1990年代は全盛期と言っていいほど粒ぞろいでした。その代表格と言えば
ランサーエボリューションですが、WRCにおいて最後まで市販車改造にこだわったメーカーでした。今回は三菱が生み出したWRC最後のグループAベース市販車、
ランサーエボリューションⅥ
を制作しました。トミ・マキネンWRC4連覇の最後を飾ったモデルで、初めて特別仕様車(トミ・マキネンエディションなど)も登場しました。
こちらも実は大学時代に1度制作しており、約20年ぶりとなります。RSがベースですが、GSRに仕様変更したうえで随所をアレンジしています。制作期間は4日、制作時間は丸半日と、短期決戦としました。なので所々作りの粗い部分があるかもしれませんが出来るだけ精度は出したつもりです。
前側から
色はマイカブルーとしました。タイヤ・ホイールは18インチ、方向指示器をクリア化し、ドアミラーをカーボンっぽくガンメタル塗装としました。
GSRなので、フォグランプも装着しています。
後ろ側から
非常に特徴的なリア回りになったと思います。下品な大型リアウイングは装着せず、フラップだけを加工して取り付けました上でカーボンっぽくガンメタル塗装です。また、マフラーはセンターパイプから切断した上で自作しました。当時の走り屋さんたちにとっては、懐かしいルックスでしょう。
また、リアガーニッシュも装着しています。
右正横から
大型リアウイングがなくなると、戦闘的な印象が抜けて落ち着いた雰囲気になったかと思います。
先に制作したエボⅧとの内装比較
内装はしっかりアレンジしました。エボⅧは黒地にミディアムブルーとしましたが、エボⅥは車体色に合わせて黒地に艦底色としました。また、モモのステアリングも装着しています。一つツッコミを入れると、車体以外同じ部品でしょ(笑)
説明書に逆らって独自に色を選んで個性を出しました。エボⅥは全体的に落ち着いた、暖かい感じになったかと。
どちらが好みですか?
急ピッチで仕上げたために多少粗はあるかもしれませんが、かかった時間の割には巧くできたと思います。実は途中何度か塗装し直してます。乾かないうちに触って指紋を付けてしまったり、ほかの塗料や接着剤が付いたり、磨いているうちに地が出てしまったりなど。しかし、この短時間でできたのはおそらく、プロの塗装工の技術を見よう見まねで盗んだのが大きかったと思います。
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2019/04/14 10:23:42