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埴方祐守治のブログ一覧

2022年05月22日 イイね!

最高速300km/hオーバーを誇るポルシェの超高速セダン パナメーラ ターボ

模型制作再開してから、「作らないの?」とよく質問されました。
あれだけディスってるフェラーリやランボルギーニ、そしてベンツもBMWも制作しました。
一応訂正しておくと、本当にディスってるのはフェラーリやランボルギーニそのものではなく、それを崇拝して日本車をディスっているそのオーナーやファンたちです。
さらには、ポルシェもそこに加わります。そもそもね、アウトバーン至上主義者ってのは正直知識者ぶってるただのうつけです。

少なくとも、日本のオーナーやポルシェ党は大嫌いだけど、ポルシェ車そのものは素晴らしいと思ってますし、少なくともドイツ車としては最高の部類だと思ってます。
結構勘違いしちゃってる気取った自称エンスージアストが多いけど、ポルシェってそもそもフォルクスワーゲン・ビートルの生みの親のメーカーであり、その始まりは高級セダンなんですよ。
ってことで、自称エンスージアストが持っているポルシェの常識をぶち壊したのが、SUVのポルシェ・カイエンですが、さらに常識破りにして原点回帰と言えるのが、私の好きなクルマベスト20に入る、

ポルシェ・パナメーラ

です。中でもパナメーラ・ターボは初代から最高速300km/hを超える超高速サルーンです。とは言え、レクサス・IS-Fですら300km/hは余裕で出せるので特別すごいってわけではないです。
第二次世界大戦以来の久々のセダンってだけでも常識破りですが、搭載エンジンはV6またはV8と、ポルシェとしては中々に挑戦したもので、駆動方式もこれまたポルシェとしては異例のFRまたはFRベースの4WDです。
ただ、速いのは本当に真っ直ぐだけで、日本の道には適してません。日本のワインディングじゃ、日本車にあっさり負けるでしょう。何だったらうちのはるかでも置いていく自信があります。まず、図体が大きすぎるのと、重いのです。日本の道じゃピッチングしまくって落ち着かないガチガチの足回り、路面のギャップを巧くいなせないタイヤじゃあ仕方ありません。これは実車が走ってるのを見ての評価です。ただし、あくまで同クラスの日本車に比べてって話ですが。

ただし、今時の日本セダンにはない、特筆すべき素晴らしい点もあります。
それは、6MTが設定されてること!これだけでもわざわざ日本で走らせる価値はあるでしょう。今時の日本人は脳筋オートマ信奉者が殆どですから。
はっきり言います、どんなに優れたオートマでも、卓越したMT車乗りの変速の精度には絶対敵いません。私でさえティプトロニックに勝つ自信あります。何ならATのことをアホ向けのトランスミッションの略だと言ってるくらいです。その証拠にペダル踏み間違い事故なんてMTじゃまずありえませんもの。わざわざこのクラスのセダンにMTを採用したポルシェを高く評価します。まぁ日本にいるのはほとんどATでしょうけどね。この点だけは、今時の日本車はゴミと言われても反論の余地がありません。ホントなんでMTスポーツセダンを絶滅させたの?売れないからって言うのなら企業努力が足りないだけでしょ。

さらに評価できるのは、日本ではすでに本格的に市場におけるセダン殺しが久しくなってきた2009年に登場したことです。こんな常識外れのクルマをそしてそれを日本に輸出するなんて、かなり冒険したなと思います。価格も安くても1000万近く、ターボなんて2000万オーバーですから。実際、そこそこ見かけてるのでそれなりに売れてるんでしょうね。

そんなパナメーラですが、ドイツレベルから2代目の1/24キットが販売されています。塗装失敗しまくるわ、作りが雑だわで、制作期間は3週間ほど、総制作時間は20時間くらいです。
今回も、夕暮れ時での撮影成功。イイ感じに雰囲気出てます。

前側から

車体色はパールホワイトを選択。キットはメタリックブルー塗装済みでしたが、敢えて塗り替えました。
アレンジとして、左右のエアインテーク枠部分をシルバー塗装して高級感を出しました。また、リップ部分も車体同色にしています。
ポルシェらしい顔立ちですね。どっかのイタリアのスーパーカーと違って嫌味がなくて好きです。

後ろ側から

パナメーラ独特のルックスです。初代はちょっとダサかったのですが、この2代目のテール周りは往年からの伝統の縦一文字が復活してポルシェって感じがしますね。

右横から

1990年代までは日本では流行らなかった5ドアファストバックセダンスタイルです。多分トヨタや日産が同じデザインで出しても売れないでしょう。ポルシェだから売れてるんだと思います。ブランド志向の愚かさよ。
まあでも、ポルシェらしくないと言えばらしくないけど、そもそもポルシェ博士自身が常識破りなので、囚われてるようじゃポルシェを本当の意味ではわかってない証拠です。ルックスそのものは悪くないと思います。
アレンジとして、ドアハンドルをシャインシルバー塗装して高級感を出してます。

正面から

こうしてみると、ポルシェって感じですね。ただ、同じ顔をしたポルシェ車はいなく、パナメーラ独特の顔なのです。


セダンが売れないって、メディアの脳タリンどもがセダンを所有することがいかにもダサいことだと吹聴しまくって、それをエンドユーザーが真に受けて買わなくなっただけじゃないの?
実際、ベンツ、アウディ、BMWのセダンは今でも日本じゃ変わらず売れまくってますから、この矛盾よ。
いい加減、流行りバカは卒業しましょうよ、自称賢い日本人たちよ。
本当に賢い人は、流行りなんかに目もくれません。たまたま興味を持ったものが流行ってるってことはあったとしてもです。
パナメーラを見れば、セダンが売れないのが不思議だと感じない方がおかしいものです。

Posted at 2022/05/22 19:24:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2022年05月15日 イイね!

歴戦の武勲艦 妙高型重巡洋艦4番艦 羽黒

戦没日に間に合いました。
1945年5月16日、ペナン沖海戦。
翌17日午前2時、1隻の帝国海軍重巡洋艦が沈没しました。
世界的に見てもその姉妹艦は「飢えた狼」として名高い、帝国海軍きっての武闘派重巡洋艦級の末妹、

妙高型重巡洋艦四番艦 羽黒

です。
名前的にはぐたんって愛称がつきそうですが、そんなかわいいものじゃないです。
1928年3月28日 三菱造船長崎造船所生まれ 牡羊座。

そもそも帝国海軍艦自体が欧州特に英国巡洋艦に比べて居住性やゆとりなどを考えず重武装で。我々大和民族が戦闘民族と言われる所以がそこにありますが、それが特に顕著だったのが妙高型重巡洋艦であり、同型の「足柄」は欧州の観艦式に出席した際には、そのあまりにも武骨で戦闘一本鎗な姿に「まるで飢えた狼のようだ」と揶揄されました。

今回、たまたま通常のものより安かったために、青島文化教材社からリリースされていた艦これの1/700羽黒を選びました。
主な艦歴は、キットに付属のカードに説明を委ねます。

最期は、自分も満足に戦える状態でなかったにもかかわらず、その身を挺して僚艦の神風を逃がし、自分は単艦で待ち伏せしていた5隻からなる英国艦隊に挑んで散華しました。
卑怯なことをしなきゃ勝てないのは、歴史を顧みれば最早欧米の在り方です。特に日本女性に多い「欧米では○○なのに」とかよく日本男性を否定する常套句ですが、歴史上卑劣で汚いことをしてきたのは欧米であり、むしろ日本はその逆です。そりゃ、局地的には汚いことをやってはいますが、そんなの重箱の隅を楊枝でほじくるレベルの話で、盲目的(むしろ完全に幻想レベル)な欧米至上主義で日本男性批判はやめましょう、ただでさえ低い自分の品格を余計下げるだけですといつも説教してます。

羽黒の最期であるペナン沖海戦で羽黒と運命を共にしたのが、我が大叔父であります。長年駆逐艦 雷だとしてきましたが、戦没日を誤って伝えられたためであり、戦歴を聞く限り矛盾があったために再度独自調査した結果、大叔父が乗っていたのが「駆逐艦」ではなく「巡洋艦」であることと、戦死の通知を受けたのが「昭和20年5月」であることから特定しました。
つまり、両方の面で追悼の意を込めた制作となりました。

今回はほぼ素組みです。

艦首側から 波板あり

船体色は、佐世保海軍工廠グレイを選択。
第一煙突に、羽黒の識別帯(戦前?)、3本縞を再現しました。
仕様は、1945年時のものです。
恐らく単装機銃をそこかしこに合計20挺は装備していたものと思われますが、資料がないのでキット通り追加していません。
割と輸送作戦とかにも参加していたことで、物資輸送や積み卸しの邪魔になるか、改装が間に合わず追加していなかったのかもしれませんがね。
正直、高雄型や最上型に見慣れてしまうとかっこいいとは言えない外観です。
同時期に建造された欧米艦に比べたら十分かっこいい部類なんですけどね。

艦首側から (波板なし 名板あり)


艦尾側から

軍艦旗は戦闘旗に、また後部マストは実艦に基づいて若干手を加えた上で戦闘旗を付けました。
戦時中は同色に塗りつぶされていたそうですが、戦前の艦名表記としました。

右舷正横から


過去の艦これのイベントで、羽黒を旗艦にしてクリアしたことがありましたが、その時の羽黒が緒戦中破しながらも最後の最後まで粘って敵旗艦を撃沈したことがありました。恐らくそれが伏線だったのかもしれませんね。

正直、帝国海軍重巡としてはかっこいい外観ではない妙高型重巡洋艦ですが、その艦歴に特に華があるのが、羽黒なのです。
Posted at 2022/05/15 16:38:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2022年05月14日 イイね!

20世紀最後の[R]BNR34型スカイラインGT-R(CーWESTエアロ)

今まで、ハコスカGT-R、BNR32型スカイラインGT-R、BCNR33型スカイラインGT-Rを制作してきました。
ケンメリGT-Rは、幻に近いし実績がないからしょうがないとして、すでに「1台忘れてないか?」ってツッコミを受けてますし、「なぜそれを今まで作らなかった?」って声が聞けそうなモデルがあります。
何しろこの私自身、それを所有する夢を大学時代に見ました。
それが、20世紀最後の「R」
最後のRB26エンジン搭載モデル
20世紀最強の日産車

BNR34型スカイラインGT-R

です。昔、このカタログを持っていましたが、今はいづこに?
その外観デザインは賛否両論ありますが、そのデザインコンセプトがかっこいい。
「インテリジェントハンマー」

GT-Rというのは、周知のとおり特別な存在であるべき。
徒にパワーを求めるわけではない。
徒に性能だけを求めるだけじゃない。
その走りに姿に、華と知性がなければ、GT-Rを名乗ってはいけない。
その強烈な信念が感じ取れます。
そのため、歴代スカイラインの中で最も攻めたデザインだったと言っていいでしょう。

性能は、自主規制のため、抑えるに抑えて正直相当カマトトぶっています。
しかしながら、

最高出力 280ps(公称値)
最大トルク 40.2kg-m(公称値)
車両重量 1560kg(グレードによって差異あり)
搭載エンジン RB26DETT
駆動システム ATTESA E-TS PROⅡ
変速機 ゲトラグ製6速マニュアルトランスミッション
サスペンション 前後マルチリンク
ブレーキ ブレンボ製 前4ポッド 後2ポッド

と、足の先から頭のてっぺんまで、日本車としては20世紀ハイエンドスペックを誇りました。
このスペックを見る限りでは海外勢には相当なめられていますが、あまりにもごちゃごちゃ付けられすぎたリミッターを解放してやれば、いきなり400ps。
しかしこれでも全然本気の「ほ」の字も出してません。
フルチューンともなれば1000psオーバーです。これは、3L未満のエンジンとしてこの域に達せるのは、世界中探してもランエボの4G63、トヨタの2JZーGTE、Z32型フェアレディZのVG30DETTくらいであり、まさに日本車こそ世界最強であることを如実に語っています。

BNR34型スカイラインGT-Rのキットは3メーカーから出ていて、間違いなく完成度の高さで言えばタミヤが頭一つ抜けていますが、今回は敢えて青島文化教材社製のものとしました。あちこち粗があって、本当に作りにくかったです。でもって、今回は大阪モーターショーに行ったときに一番かっこいいと思った、「C-WEST」エアロのものを選びました。
制作期間は2週間ほど、よせばいいのにソリッドホワイトじゃなく、パールホワイトで無理したために塗装失敗しまくりで、ホワイトとパールホワイトを2瓶も空けてしまいました(バカ)
いや、どうしてもパールにこだわりたかったのです。

ってことで、
今回何とか日中に完成。イイ感じに夕方でした。
スカイラインって、そのまま日本語にすると「稜線」ですが、スカイとラインに分けると、空→天、線→道に変換できるので、オリジナル擬人化キャラを実は作ってます。R34型の34のゴロって「ミヨ」「サヨ」と女性名にできるので、そのオリジナルキャラの名前は、それらを当てて

天道美生(てんどう みよ)

です。名前の漢字は、BNR34のデザインコンセプトへの敬意から。
みん友さん限定で後で公開予定。

前側から

前述のとおり、車体色はパールホワイト。まぁあちこちに、頑張った跡が見られます(笑)
パール塗装の技術がまだまだなのでそこは大目に見てください。
アレンジとして、フロントウインカーをBNR34後期型のクリアとしました。
さらに、「GT-R」のバッジの土台はミラーシールでさらに存在感を引き出しました。
また、ウインカーリフレクターはミラーシールで再現しています。
ナンバープレートも、当時流行ったオフセットとしました。はい、スカイラインGT-Rのナンバープレートがなかったので、天道美生としました。
エンジン天蓋はノーマルがよかったけど、ないものはしょうがないのでC-WESTのものとしています。

後ろ側から

リアウイングもC-WESTです。そもそも純正がついていませんでした。
でもって、脚の取り付けは接着剤じゃなくて、まさかの本物で使うクッション両面テープです(笑)
威圧感が半端じゃないですね。でもって、リアブリスターフェンダーのセクシーなこと。

右正横から

これがスカイラインクーペですよ。
フェアレディZに比べたらかなり乗用車っぽいけど、独特の美しさがあります。
一目で「スカイライン」とわかる、これ大事です。

私の中ではベストショット

やっぱりスカイラインは白が一番ですね。
で、なぜ頑なにパールホワイトにこだわったか。
それが、この夕日に照らされた時のキラキラがスカイラインの美しさを引き立たせるからですよ。
解る人いますか?まぁいなくてもいいや。

とまぁ、そこまで語るなら頑張ってスカイライン買えや!って言われてもしょうがないレベルの過去一アツい記事になってしまいました。
それくらい好きだったんです、スカイラインは。だって世界一好きなクラウンの次にですから。
Posted at 2022/05/14 18:12:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | クルマ
2022年05月08日 イイね!

ガールズフィギュア 第4弾

以前制作したガールズフィギュア第3弾のもう片割れができました。

今回は、前回制作したギャランVR-4をお呼びしました。
説明は、前回のガールズフィギュア第3弾に委ねます。

ってことで、今回は前からのみ

全体


こちらも日本人化してますが、服の色は箱絵と同じにしました。

アップ

こちらもしっかり、シャツの薄地を塗装で再現しました。
もちろんスカートの中もしっかりリアル再現してます(笑)

お・ま・け
先日、映画「HUGっと! プリキュアふたりはプリキュア~オールスターズメモリーズ」を見て、主役のキュアエールが気に入ってしまい、ついかっとなって買ってしまいました。キュアエールに駆逐艦雷の工藤艦長の「武士道」を見たため。
たとえ敵でも、困っているなら迷わず手を差し伸べる、人として最も大切な、五徳でいう「仁」の心です。現代社会じゃそれは「甘さ」であり、仇になることが多いですが、それでその時損することはあっても、後で必ず大きな見返りが得られます。
プリキュアって少女向けアニメにジャンル分けされてますが、話はしっかりしてるし、ガッコの教科書よりよっぽど道徳の教材になりますよ。
何より、内容が前向きで観ていて元気になって、がんばるぞって気になります。
道理で最近の若い子に、私の同世代に比べて前向きな性格の子が多いはずですよ。
小さい女の子に、何になりたいかと聞いて、「プリキュアになりたい」って答えられたらこう言ってあげてます。
「なれるよ、その気持ちを忘れず頑張り続ければ!お兄さんだって、正体はアンパンマンなんだよー。悪い子は、月に代わって、おしおきよ!(それはセーラームーン!)諦めなきゃいつかなれる!」
どんなに人見知りでも、私にかかれば治るのです。ぶっちゃけ私も元々人見知りだったので。大体人見知りされる人っていうのは、子供から見て目線が高すぎるからなんですよ。

でもって、チアフルスタイルがかわいくて気に入ってしまいました。


しかも、サンプル画像と箱絵を見る限り、エールって眉毛がやや釣ってるのですが、うちに来た子は垂れてます。この手のドールは個体差があるので一概に不良と断定はできないのですが、どっちかというと垂れてるほうが好きなので、思わず買ってしまったのは、このエールに呼ばれたからだと思うようにしてます。
まだ箱から出さずに置いてあります。プレミアついても売る気はないから、出してもいいんですけどね。
ドール好きは母の影響ですが、母に見つかったら喜ぶな、これ(笑)
Posted at 2022/05/08 19:53:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味
2022年05月02日 イイね!

大日本帝国陸軍の主力軽戦車 九五式軽戦車ハ号

久々の戦車模型です。
しかも、昨年6月に買ってから今まで全く手つかずでした。
流石に1年もほったらかしと言うのはまずいと思い、急遽制作しました。
メーカーはポーランドのIBGです。
コロナ禍のせいでかなり入手困難な中だったので、買えるときに買っておいたのです。
戦車模型自体久しぶりですが、今回はノモンハン事件から大東亜戦争終結まで非常に不利を通り越して無謀とでも言えるほどの中で悪戦苦闘して我が国を守ってくれた軽戦車、

九五式軽戦車 ハ号

です。正直、ノモンハン事件から対米開戦前までは十分強い戦車でした。
全備重量7.4t、全長4.3m、全幅2.07mと非常に小さな車体で、主砲は37mm戦車砲と、1935年当時としては世界基準のもので、副武装の6.5mm機銃も、対歩兵用として考えるなら十分なもので、歩兵支援としてなら十分な戦闘力を誇りました。また、ハ号が最も重視されたのが機動力で、最高速度40km/hは1935年当時としては十分高速であり、火力ではなくトラックに追随できることが求められたのです。そして帝国陸軍としては最も生産台数の多い戦車です。
ただ、砲弾は榴弾または、名ばかりの徹甲弾であり、装甲貫通力がほぼ皆無の九四式徹甲弾と、対戦車戦闘には不向きなものでした。後にM4中戦車クラスの装甲なら撃ち抜ける一式徹甲弾を装備するようになりましたが、もうその頃ともなると大東亜戦争も佳境を迎え、世界の主力戦車は軒並み75mm戦車砲が当たり前だったのですでに時代遅れとなってしまいました。
1930年代から1940年代の戦車の進化と言うのは、1年でクルマで言うところのハコスカGT-RがいきなりR32GT-Rにモデルチェンジしたようなものであるほど目覚ましいもので、対米戦での戦果だけが評価基準で雑魚戦車呼ばわりされるハ号ですが、そもそも1935年設計の戦車を1941年に持ち越している軍の上層部が無能過ぎただけなのです。もうその当時で言うなら、どノーマルのハコスカGTで、R35GT-Rに直線勝負を挑むようなものだったのです。
ハ号が輝いたのはノモンハン事件で、少数のチハと共にスペック上ではハ号より明らかに上であるBT戦車やT26相手に戦術的勝利を得ています。そして火事場泥棒で攻めてきたクソ連相手の奮戦で、被害は大きかったものの、クソ連の本土上陸を阻止した功労者だったのです。アメリカ戦車には弱かったけど、クソ連戦車相手には戦術上では負けなかったのです。

現存する中で、オリジナルの状態を保ってるものは英国で復元されたもので、戦前タイに輸出されたものがエンジン換装されて今でも走れるようです。
現存車が元気よく走ってる動画を見つけてきました。



うーん、全然強そうには見えないが、可愛い。
トテトテトテ・・・・っていうエンジン音も可愛いですね。
何故兵器としてこの形にした?
しかもかなりきれいな状態です。
あと、この事実を知って親日国であるタイ王国が好きになりました。

さて、模型の方ですが、まぁ1日で出来ました。



車体色は迷彩ではなく、大日本帝国陸軍標準色のカーキを選択。

後ろ

この愛らしい後ろ姿よ






可愛くて鼻血が出そうですね。
可愛さ最強は、チハたんとハ号の2枚看板だと思ってます。八九式も捨てがたいですがね。と言うか、可愛さ最強上位は間違いなく日本戦車が独占でしょ。
こんなに可愛いのに、クソ連の侵略を蹴散らし、やられてもやられても、負けるとわかってても祖国のために立ち向かっていったのです。
そう思うと、エモいですよ。
私に言わせれば、T-34もティーガーもシャーマンも、スペックだけです。本当に最強なのはチハたんやハ号だと思ってます。だってそうでしょ、明らかに弱い相手や旧式をやっつけたところで、本当に強いと言えますか。後出しじゃんけんして勝つのは当たり前でしょうが。

この子たちがボコボコにやられながらも祖国を守ってくれたから、今の私たちがいます。もしこの子たちがいなかったら、今でも世界は覇権主義が蔓延り、アジア、アフリカ、南アメリカは欧米の植民地、日本は滅ぼされていたかも知れず、私たちは生まれてなかったかもしれません。そういう意味じゃ、中国も韓国も反日なんて論外、我らが皇国に千年感謝しても足りないはずですよ。

ハ号は巷で言われる雑魚戦車でも駄作でもなく、銃後の祖国のみんなを守るためにやられてもやられても戦い続けた、我らが英雄なのです!感謝こそすれ、この子をバカにしたり、否定する人は日本人を名乗る資格がありません。
Posted at 2022/05/02 01:27:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 模型 | 趣味

プロフィール

「Nゲージの線路と、はるかの先頭車もう1両届いたのでくっつけました。中間車は、そのうちどこかで入手しましょう。」
何シテル?   05/20 20:12
生粋のクルマバカにして天下御免の運び屋、埴方祐守治(はにかた ゆすちー)です。二つ名は神風快速ゆすちー。 生まれつきセダンが好きで、6台乗ってきた愛車はす...
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