前アカウントでの過去作品の再掲載となりますが、
今日は
戦艦大和の戦没日です。
私は戦争は賛成でも反対でもなく、すべきときは徹底的に、しかし軽々しくすべきではないという認識です。
武力によるものだけが戦争ではありません。実は日本と韓国とは経済戦争に突入したのはご存知の通り、さらに日本とロシアとは未だに政治的には戦争状態です。
よく悲劇的に語られるのが戦艦大和の最期の出撃となった天一号作戦、そして坊の岬沖海戦ですが、アメリカが頑として艦隊決戦を避けた最恐の敵こそが戦艦大和だったのです。大和一隻沈めるどころか戦闘不能にするにもアイオワ級が何隻必要かってレベルです。たとえ大破しても主砲が生きていれば大和の一式徹甲弾は一発でもアイオワの防郭を抜けば爆沈させるには十分な破壊力であり、艦隊決戦はアメリカ海軍にとっては甚大な被害を覚悟せねばならなかったのです。結局空母にして約20隻を動員しての航空決戦でしたが、たった10隻相手に100隻以上(詳細な数は調べればわかるかも)、動員した航空機数で367機(400機以上とも)の戦力が必要だったのです。それだけ圧倒的な戦力差であれば艦載機10機のみの損失で全滅に追い込めて当然です。見方を変えれば全滅させられなかったのはアメリカの個々の質は決して高くなく、詰めが甘かったと言えるでしょう。実質的な帝国海軍壊滅となったとは言え、です。
天一号作戦には
駆逐艦朝霜も参加していましたが、途中はぐれてしまい、坊の岬沖海戦にはいませんでした。坊の岬沖海戦における結果は以下の通り。
戦艦大和
沈没
軽巡洋艦矢矧
沈没
駆逐艦雪風
健在
駆逐艦浜風
沈没
駆逐艦磯風 大破航行不能となり雪風により
砲撃処分
駆逐艦初霜
健在
駆逐艦霞 大破航行不能となり、冬月により
雷撃処分
駆逐艦涼月
大破するも後進により無事帰還。
駆逐艦冬月
健在
よって朝霜を除いた9隻のみ制作しています。
「海の要塞」とも呼ばれた、言わずと知れた世界史上最大最強の戦艦。46cm3連装砲を9門装備し、世界のいかなる艦も勝てない凄まじい破壊力と防御力を誇った。7万トンオーバーの排水量も史上最大であるが、たった15万馬力のエンジンは大和を27ノットまで引っ張れた。前後1基ずつ装備された15.5cm三連装砲6門は重巡化された最上型姉妹から流用したものです。よく艦これの二次創作で大食艦としてかなり誇張されますが、私独自の考証から計算した結果、大和さんの重油での燃費は約40cm/Lと超弩級の大食っぷりです。
阿賀野型軽巡洋艦 矢矧(やはぎ)
当時帝国海軍最新鋭の軽巡洋艦。当時世界水準の15.2cm連装砲を3基6門装備。
防空巡洋艦と呼んでもいいほど対空兵装は充実していました。
我が大叔父も着任後しばらくはこの艦搭乗で大和の護衛をしていて、後にシンガポールで駆逐艦雷に乗り換えたそうです。
陽炎型駆逐艦 雪風、浜風、磯風
世界でも屈指の性能を誇る帝国海軍の傑作駆逐艦ズ。12.7cm連装砲2基4門と砲火力こそ欧米の同世代駆逐艦に劣るも、史上最強の破壊力を誇る九三式酸素魚雷を九二式四連装魚雷発射管2基8門から発射でき、世界最強級の雷撃力を誇った。
3隻は開戦からずっと苦楽を共にし、倒した敵より救助したり援護した味方のほうが圧倒的多数。
浜風を失い、動けなくなった磯風を我が手にかけた雪風の悲しみは計り知れません。
秋月型駆逐艦 涼月、冬月
帝国海軍きっての防空駆逐艦が秋月型駆逐艦。10cm連装高角砲を4基8門装備し、帝国海軍最強の砲火力を誇った。その代わり4連装魚雷は1基のみとなり雷撃力は陽炎型の半分となるも、防空能力は飛躍的に向上。
過去には艦首と艦尾を魚雷攻撃でもぎ取られ、艦橋を吹き飛ばされながらも奇跡の生還を果たし、
坊の岬沖海戦でも艦首に爆弾を受け、沈没一歩手前となりながらも後進で奇跡的に生還した不沈艦涼月。そして冬月。どちらも戦争を生き残り、今も北九州の若松港の軍艦防波堤として我が国を守ってくれています。
初春型駆逐艦 初霜
12.7cm連装砲2基4門と九三式酸素魚雷装備は陽炎型と同じだが、旧型であるために魚雷発射管は3連装2基6門と、登場当時こそ世界一級だったが開戦後の駆逐艦としては旧式化感は否めないものの、数々の海戦を潜り抜けた歴戦の武勲艦。
朝潮型駆逐艦 霞
艦これ有数の生意気なクソガキ
朝潮型は陽炎型のタイプシップであり、主兵装は陽炎型と同じ。
しかし、朝潮型の改良版である陽炎型には若干性能が劣るため、世界的に見ても旧式化感は否めなかったが、どの艦も激戦を戦い散っていきました。
艦これをディスるバカは少なくないですが、艦これのおかげで私のように狂った歴史教育から解放されて正しい歴史観を持てるようになった人はもっと多いはずです。それをさらに昇華し、平和で優しい日本を作り上げるという大義が生まれればもっと素晴らしいです。
日本人を名乗るならぜひとも語り継いでいきたい9隻でしょう。今の我々が仮にも日本人を名乗り勝手気ままに生きられるのは彼女たち含め平和で明るい日本になることを信じて戦った先人たちの尊い犠牲のおかげだということ、忘れないでいたいですね。
今、派遣会社で働いてますが、派遣先企業は日本企業の分際で日本人冷遇外国人優遇の態度に頭に来てます。そりゃ日本はどんどん悪くなっていきますわって話ですよ。狂ってる!何人の国だよ、日本は!!外国人を受け入れるだのなんだの寝言言う前に、まずは日本なら日本人を大事にせんかい!!大事な日本人がもっと住みやすい国になる努力しろ!国際化という名の小臭い化だの外国人云々の話はそれからです。
こちら大和、明日に告ぐ
Posted at 2019/04/07 17:47:23 | |
トラックバック(0) | 趣味