2000km走行してみて、最初は、これから長い期間乗りこなせるかどうか心配になったけど、乗り方さえ分かれば、その走行性能に感動すら覚える。軽く、トルクフル。良く回るエンジン。油断してクラッチ操作を雑にすると、楽々フロントアップするので、ライディングポジションからもわかる通り、良い意味でも悪い意味でも乗り手を選ぶ。バイクと対話できる系の人間なら、その意味を分かってもらえると思う(笑)しかし、ハンドルをSVARTPILENのバーハンかアフターパーツの物に乗せ換えると大変快適なライポジに化けるし、一気にユーザーフレンドリーな車体へと変化する。(じゃあ「初めからSVART選べばいいじゃん!」ってツッコミはやめてネ)
タンク容量が9.5Lなので、タンク容量17L、一回の給油で500kmオーバーなバイクに乗り慣れていると、常に給油の心配が付いて回る事だろう。オフ車に乗り慣れているなら気にならない。事前の給油計画や、携行缶など準備はしっかりと。
チューブレスタイヤではないので、パンクしたときにどう対処できるか。釘でも踏まない限り現代のチューブタイヤはそうそうパンクはしないが、チューブタイヤのパンク修理知識や、念のためパンク修理キット(もしくはボンベタイプの修理剤)を必ず持ち歩きたい。
BYBRE製キャリパーは廉価版とはいえブレンボの血脈。そしてメッシュホース。ラジアルマウントされたフロントブレーキキャリパー。WP製の前後サス。純正でのこの豪華装備。分かる人には分かる。性能を生かすために、Fブレーキはラジアルポンプに換装したい。すべきだ!
VITPILEN401でよく言われるライポジが心配な方は、絶対に試乗、もしくは店頭またがりをオススメする。VITPILEN401と対を成す兄弟・SVARTPILEN401と乗り比べてじっくり吟味して欲しい。後悔はしてほしくないから。バイク初心者にはあまりオススメしたくはないが、良い所も悪い所も全て受け入れて乗る覚悟があるならば歓迎しよう。