NFCI.7 ゴースト

　ドーンという、高級クルーザーのような一台を見た後でも、ゴーストを見れば、やはりロールスロイスの真の姿というのはこちらなんじゃないかな、と思ってしまう。ジュネーヴで見たロールスロイスの内装、久々に見る。

　重厚なドアを開けて入る室内はというと、フロントシートはやはり、仕事場といったような雰囲気の方が性格なのかもしれない。お抱え運転手が活躍するような場所なのかもしれない。まあ、それでもここに乗れるというのも珍しい機会だろうね。

　さすがに横幅が広いというのは感じられるし、そしてフロントのスピリットオブエクスタシーが目印になるような気も。ウッドパネルというのもプラスチックのものでは無くて、本木目であるというのもロールスロイスならではの特徴。

　まあ、ロールスロイスの特徴ともいえるのがやはりこの、後部座席。さすがにビックリであるのがこの広さ。そして、快適性。シートは適度に柔らかく、そしてエンターテイメント性も充分。それ以上に乗り心地というのがどういうものになるだろうか、やはり乗って試してみたいところである。

　リアシートの操作系はというとセンターコンソールに集約されている。が、それがまたシンプルにまとめられている。スライドしたり、そしてリクライニングをしようとするときつくなることもあるかと思うが、ロールスロイスに限ってそれもなし。まあもう、凄いという言葉しか出てこない。いつか、ちょっとでも乗ってみたいもんだなぁ…。