• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

せーちのブログ一覧

2022年08月12日 イイね!

GR86 RZ インプレッション

GR86 RZ インプレッション2022年8月12日、世間の盆休み期間中の平日に休みを取ることができたから、スポーツカーをレンタルしてみた。
今回利用したのは徒歩圏内の近所のトヨタレンタカーで貸し出し可能なMTのスポーツカー。
GR86とGRヤリスの選択肢があったものの、MTだけ指定して車種指定オプションの1100円をケチってみたらGR86が出てきた。
4人乗車での移動はやや厳しいが、2.4L化されてパワーアップしたGR86で今時希少な高回転NAエンジンのスポーツカーを試すのにはちょうど良い機会になった。
8年前に86を借りたときのことを思い出しながら乗ってみた。
過去のブログ

パッケージング

基本的なプロポーションは先代に似ており、当然のごとく室内空間の広さはほとんど変わっていない。
身長約170cmの私の理想的なドライビングポジション(シートとステアリングは下限まで下げて、ペダルが適正に踏める位置にしてから、ステアリングをテレスコピックで近づける。)に合わせると後席の足元空間は10cmくらいしかない。
10歳の次男が座るのでも限界に近く、4人乗車時には妥協してシートポジションを高くして爪先の入るスペースを作り出し、ステアリングも高めにしてシートを多少前進させる必要があった。左足をセンターコンソールに踏ん張る必要もあり、オプションのニーパッドは必須。

これでは走りを語るには窮屈であるし、家族を妻の実家に置いて、理想的なドラポジに戻して1人で山道へテストドライブへGO!
南信州方面へ約5時間の一人旅をすることで、さまざまな条件でGR86を味わい尽くしてみた。

パワートレーン

先代のトルク不足&パワー不足な2LNAのFA20エンジンから、2.4Lに拡大されたFA24エンジンに変わり、見違えるようなパワーを手に入れた。
最高出力235PS/7000rpm 最大トルク250Nm/3700rpm

86に乗った時にはかなり気になった4000rpm付近のトルクの谷は、排気量アップしたことによる全域トルク増量で気にならなくなった。

ちなみに私のシビックのL15Cは

最高出力182PS/6000rpm、最大トルク240Nm/1700-4500rpm
比較するとシビックのほうが最大トルクの発生域が1000rpm低く、GR86の方が1000rpm分高回転領域までパワーが伸びる感じ。


GR86は3700rpmのピークトルクまでは回転数に比例して徐々にトルクが増していく感じであるが、ウェット路面ではピーク付近ではやや唐突にトルクが変動する感覚があり、少しテールが出てヒヤッとした。
ウェット走行では敢えて上のメーターのように3500rpmまでで抑えておくことで安定して走らせるようにした。
これは本来OEタイヤでPilot Sport4を履いているはずが、BluEarth-GTに履き替えられていたことも影響しているかもしれない。ウェット~ダンプの路面でちょっとグリップ低めだったか。

しかしFA24はNA本来の素直な回転フィールと、アクティブサウンドコントロールも相まって快音が響き渡り気持ちのよいパワーユニットであった。

トランスミッション

シビックと比べてかなり重めのクラッチを踏み込んでギヤをニュートラルから1速に入れるとゴトッと振動が伝わり、ギヤが嵌合した感触がわかる。
クラッチペダルをリリースしようとするとすぐに繋がるため、重さと位置の違いでかなり最初はギクシャクした。すぐに慣れはしたけれど、翌日シビックに乗った時にクラッチが軽すぎて驚いた。
シフトフィールはそこまで感動的ではなく、前述の1速に入れた時の振動で壊れていないか心配になった。FRだからダイレクトに感触が伝わるのであろうけれど。
MTだけアイサイトが設定されないことも不満点。WRXのMT車が無くなる会社が作っただけのことはある。

ハンドリング

ノーズが軽く、反応よくクイックに車の向きが変わるというスポーツカーらしいわかりやすいハンドリングで、低速コーナーが続くワインディングはかなり楽しめる。車の挙動もわかりやすく、前述のように少しテールが出ても反応しやすい。じゃじゃ馬だけど乗りやすいというか。
86と比べて突き上げが少なく乗り心地がかなり良くなっている。86は17インチでGR86は18インチであるが、ショックアブソーバーも良く仕事するようになったのか。
一つ気に食わないのはステアリングが真円タイプにもかかわらず、相変わらず偏心でセットされている。大きなフィーリングの差はないにしろ、スポーツカーなんだからそこはこだわってほしい。


総評

先代の86で感じていた最大の不満点のパワー不足は解消され、細部の煮詰めもだいぶ良くなった。NAエンジンのフィーリングを楽しむという点で、過給機に頼らず排気量アップした判断はとても正しいと思う。
足回りも進化して1インチアップされたのにも関わらず乗り心地が良くなったのも素晴らしい。

マニュアルミッションの感触がやや不満だが、それ以上にMTにはアイサイトを設定できないスバルの残念さをトヨタにカバーして欲しかった。GRヤリスにはセーフティセンスが付くのだから。ホンダやマツダやスズキのMT車にもADASは付いているというのに。

そう思うと同じような価格帯でホンダセンシング付きの6MTが設定されて、広くて4人楽に乗れて快適で、似たような速さのシビックはお買い得だなと思わされた。
Posted at 2022/08/27 00:33:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗記 | クルマ

プロフィール

「@青いペガサスさん Oh deer!」
何シテル?   11/15 19:02
もともとF1(特にセナとマクラーレン・ホンダ)好きで、高校生の頃CARTOPで見たインテグラR登場の記事に衝撃を受けHONDA乗りになりました。 20代の10...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/8 >>

 123456
7891011 1213
14151617181920
21222324252627
28293031   

リンク・クリップ

WRC Rally Japan 2022 聖地巡礼(Day1.2) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/08/02 00:04:54
WRC Rally Japan 2022 聖地巡礼(Day3.4) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/08/02 00:04:24
MOP自己診断モード 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/07/25 01:32:58

愛車一覧

ホンダ シビック (ハッチバック) ホンダ シビック (ハッチバック)
ADASありの純ガソリンMT車という今後希少な存在になりそうなスポーティー5ドアクーペで ...
ホンダ フリード+ハイブリッド ホンダ フリード+ハイブリッド
妻の車がエアウェイブから替わりました。 2018年3月20日納車 アンダーラゲッジスペ ...
ホンダ アコード ホンダ アコード
両親の車。 CF4アコードSiRを全損にされ、その代替として購入。 これでまさかまさかの ...
ホンダ アコード ホンダ アコード
DC2インテRからの乗り換えで所有しました。 前車と比較してあまりの剛性の高さと静かさに ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation