スズキ、MRワゴン皮切りに軽エンジンを新型に切り替え
2011年1月21日 15時10分
(↑「スズキ・MRワゴン/ミルクティーベージュメタリック」)
スズキは2013年までにも、一部を除く軽自動車のエンジンを新開発した「R06A型」に切り替える。同エンジンは従来型と比べて大幅に軽量化し、燃費効率の向上を実現した。20日に発売した新型「MRワゴン」を皮切りに、順次、各モデルの全面改良のタイミングでR06A型への切り替えを進める。同社は相良工場(静岡県牧之原市)に同エンジンの生産ラインを新設した。採用の増加に合わせて、順次、従来型エンジン用のラインを新エンジン用に更新していく。
R06A型エンジンはクランクシャフトの鍛造化などにより従来型の「K6A型」と比べて1・5キログラムの軽量化に成功、エンジン単体の重量を軽自動車では最軽量の51・9キログラムとした。また、燃焼室や吸気ポートなどのエンジン主要部の設計を全面的に見直すとともに、軽自動車としては初めて吸排気VVT(可変バルブタイミング機構)を採用したことなどにより燃費や走行性能、静粛性を高めた。
同エンジンを搭載するため新型MRワゴンでは、旧モデル用をベースに新プラットホームを開発、採用した。新エンジンを搭載するためには新プラットホームの採用が不可欠であるため、今後、各モデルの全面改良のタイミングで新プラットホームと新エンジンをセットで採用していく。ただ、「ジムニー」など一部車種では、新プラットホームの採用が不可能なため、K6A型の搭載を継続する。
一方、エンジンを生産する相良工場では数百億円を投資して、新エンジンの生産ラインを立ち上げた。同ラインは月産1万基の能力がある。今後、K6A型からR06A型への切り替え進行に伴い、新ラインだけでは能力が不足する懸念がある。このため、順次、K6A型用ラインの設備を更新し、R06A型の生産量を増やしていく考えだ。
(記事引用ゴメンナサイ)
<ガズー/日刊自動車新聞/スズキ、MRワゴン皮切りに軽エンジンを新型に切り替え>
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2011/01/21 16:11:52