C3プルリエル　3万キロ達成

C6に抜かされてしまいましたが、C3プルリエルも、3万キロを無事迎えました。

1回目の車検直前に、エンジンの大手術（製造時の問題の解決）を受けましたが、その後2年間、快適に走ってくれています。来月は2回目の車検です。

この機会に、アンテナの固着（購入時からアンテナをねじ込んでいる部分が固まって取れなくなっている）を解消すべく、台座ごと交換する予定で部品を注文しています。

その他、エンジンは快調で、高速直進性がシトロエンとしてはやや悪いことと、エンジンの勇ましい音が室内に充満することさえ我慢すれば、高速道路でもいたって快適です。
また、高速でもリッター10-11kmがほぼ限度のC6の燃費と比較して、ガソリンの減りが少ない（リッター13-15kmです）ことは今の時代、利点です。

最近、C4やDS4のEGSに試乗する機会があった関係で、改めてプルリエルのセミオートマ（EGS）は、自分にとってacceptableなのかどうか、走りながらいつも考えています。

1速から2速の加速の段付き（スロットルを一定にしていると、船を漕いでいるように身体が前後に振られます）は、それなりに慣れましたが、acceptableかと言われると微妙です。

その他、このミッションの独特の感触としては、次のようなものがあります。

①信号待ち後の右折時や、大きな道への合流時などに、少しスロットルの踏み込みが深いと、恥ずかしくなるぐらいのスキール音が出たり、時にドスン、という壊れたかと思うような音がミッションから出ます。
②一旦停止してから踏切を越える際、しっかり手動で1速に戻しておかないと、1速か2速か迷っているような加速の遅れが出ることがあります。
③バックの車庫入れが登り坂で、途中に滑りやすい石があったり、坂の角度が一定でない場合、スロットルの微妙な調整が容易ではありません。

結論として、あくまで私見ですが、日本での使用条件では中途半端なミッションと言わざるを得ないと思います。
積極的にシフトするなら、優れたMTに勝るものはありませんし、安楽を望むなら、例え4速でもトルコンのATに一日の長があるように思います。
必ずしも、MTよりは安楽なだけbetterなミッション、とは言えないように思います。

でも、乗りこむ前に見ることができる、その優れたボディデザインを見た時や、秋の高い空を見ながらオープンにして風に身を任せると、そんな欠点は吹っ飛んでしまいます。

次世代のプルリエル（DS3のオープン？）の噂があったり、新DSシリーズに話題を奪われてシトロエンファンからも忘れられがちなプルリエルですが、まだまだ大事に乗って行きますよ。