捨てたもんじゃない？

この春、私の勤務先に新卒の男性が入社しました。

「今の若い人は車に興味が無い」と言われて久しいですが、この彼は、特に車に興味があるというわけではありませんが、なるべく早く自分の車を持ちたい、という考えの持ち主です。

メーカーや車種、新車や中古車にこだわりは無く、条件は「出来るだけ維持費が安くて、手間がかからない車」とのこと。軽自動車や、リッターカークラスを狙っているようです。

とはいえ、社会人になりたての今は貯金も無いので「２年目に買えるようにしたい」と話していました。

しかし、知り合いから車検切れ寸前の軽自動車を譲ってもらえるかもしれない、とのことで、名義変更のやり方や、買ってから行うべき整備などについて相談を受けました。

その車、年式や車種は不明ですが、走行距離は１０万キロ前後ということで、それなりにくたびれているようですが、調子は良い、とのこと。しかし、間もなく車検が切れるので、可能ならば車検の見積もりを取ってからにした方が良い、と伝えました。

それから数日して、「車、どうなん？」と尋ねたところ「今回は、見送ることにしました」とのこと。聞けば、今の持ち主である知り合いから「結構傷んでいるのでやめた方が良い。勧められない」と言われたそうです。

本人としても「車の知識が殆ど無いし、自分の中でも、今買って大丈夫かという懸念がぬぐえず、こんな状態で車を買っても良いことは無い気がするので」とのこと。

賢明な判断かもしれません。予定通り、２年目の購入を目指して、お金と知識を貯めていけば、いい車に出会えると思います。それまで辞めずにいてくれよ！