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イイね!
2010年08月29日

へそ曲がり

へそ曲がり 嫁さんが軽自動車付いています。今日もメールがありました。「ダイハツのミラココアっていくらくらい?」


新車で買うのならば、メーカー様の設定した新車金額という物がありますから、何時何処で買おうがその金額で買えます。が、中古車で考えるのならば

それは株式と同じ、人気相場になります。

つまり「何年式の車が幾らくらいで売れるか?」「このクルマがこのくらいで買える事はお得か否か」という微妙な価値判断と駆け引きとなります。
そこで少しでも安く買おうとするのならば、売る側にとってすれば

この辺で損切りをした方が無難か?

と思わせられるか否か?という一点にかかっています。
ありていに言って、一般ピープルと同じ価値判断、お買い物動向を辿っているようでは「まんまと高い物を掴まされ」、「普通のものを普通の金額で買う」だけに終わります。ここは踏ん張ってへそ曲がりでなければいけません。

つまり、ここで上手く立ち回ろうとするのならば
「通念を疑い、自分の信条を貫く」
「ここがポイントだと思えば即金で決済できる資金力」

の2つが必須条件になります。

ただ、残念なことに「通念を疑う」程度の事ならばまだいいのですが、難しいのは意外に「決済能力」という資金の余力を残しておける我慢の精神力です。「欲しくても金がない」というのはよくある意外な盲点です。

そこに強力な意志の力が働く時はまだいいのですが、「欲しいよー」だけでは販売店では相手にされません。少なくともローンを組める程度の生活力が必須となります。もっともそこで金利を取られるくらいなら「買わないほうがいい」とは個人的に思いますけど。


いつもの余談になりますが、私がトヨペットの新車セールスでなりたての頃。当時の先輩社員の方に言われた言葉があります。それは

「柴田君。車の商談で必ず必要なことがある。それはお客さんが『クルマを欲しい』という気持ちを持っているか?という事と、『車の代金を支払えるだけのお金があるか』という事だ。
別に支払は現金でなくてもいいし、ローンであってもいい。とにかく、どんな方法を採ってでもウチに車の代金を払えない話でなければ、その商談は成立しない。
一方でお金はあっても、そのクルマが気に入ってもらってなければ、やはりその商談は成立しない。途中で気が変わることだってありうる。

その2つが揃っているか、には常に気を配れ。」

というものでした。



さて、話を元に戻しましょう。

軽は「買いか?」。


へそ曲がりとしては、今は買いの時期ではありません。新車で買うのならばともかく、相場に大きく左右される中古車市場で言えば、はっきり売り手市場です。売り手市場と言うことは、買い手からすれば力関係からして「相手の言いなり」にならざるをえません。
エコカー減税のあおりで「登録後13年以上のクルマはドナドナされることが既定路線」であり、それ以前の年式のクルマは「10年経ったから...」などといった消極的な理由によって代替されるクルマがほとんどです。という事は「中古車市場に出てくる車は古いクルマばかりで適度な年式の車が相対的に少ない」という事にもなります。

で、それに加え「こんな時代は軽がいい」などというあまり中身のない雰囲気が大半ですから、「ちょうどいい塩梅の年式の中古がいやに高い」という事にもなります。もっともそれに応じて買取価格・下取価格が高いのか?と聞かれればそれも疑問ではありますけどね。


さて。ここまでは時期的なお話でした。ここからは車そのもののお話です。

正直、「今の軽は良い車か?」と聞かれれば「いや...........、別に。」となります。はっきりいって今時のF-1と同じで、イビツなレギュレーションによって本来あるべき姿から外れたイビツな存在と思っています。
当ブログ中では三菱アイの事を何度か褒めていますけど、あくまでそれは「軽」という選択肢の中で選んだら、という話であって、アイそのものは軽規格の中では頑張っている存在であるとは思います。
でも、そのまま健全な形か?と聞かれれば、好みは別として「出来ればここをこうして欲しかった」と思うポイントは幾つかあります。で、それは結局「軽の規格に縛られた」事に起因する所に集約されます。

そうすると。

やはり無理して軽を選ぶよりは、無理しているポイントの少ないヴィッツあたりを選んだ方が、車選びとしてはより健全だ、と思います。維持費の事を考えても。



まあ、そうした建前の話はともかくとして嫁さんの「軽が、軽が」が煩くって仕方がありません。貧乏人のクセに「安いのは、モノもそれほど良くない」などと贅沢なことを言いやがります。

と言うことで仕方がありませんが、アイを嫁さんの乗っているイストと交換しようかなあ?と薄ぼんやり考えてもいます。あまり乗り気にもなれませんし、はっきりと私にとっていい話でないのは百も承知の上なのですが。

ただ、あんまり知らん顔をしていると晩御飯を作ってくれなくなる危惧もあったりなかったり。


うーん、それだけは避けたいなあ。

とりあえず、今日は代車として頑張ってくれていたアイを引き上げてきました。
今後のことを考えながらハンドルのシボの溝にこびりついている、前から気になっていた黒い汚れと油汚れを共に、シコシコと歯ブラシと石鹸で洗い上げ。ついでに薄汚れて茶色に変色しかかっているシフトノブを、汚れが洗っても取れなかったのでペーパーで一皮剥いて、多少なりとも見れる程度にお化粧直し。

後はそろそろオイル交換か。


うーん、どうしようかなあ。アイ。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2010/08/29 15:26:54

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この記事へのコメント

2010年8月29日 22:02
おばんです。

「軽の中古は割高」と言われますが、まさにこうなるとは・・・。

今の軽規格は居住性はいいのですが、排気量が660のままだと・・・。
燃費が悪い軽が増えてしまったのも本末転倒な印象が強いですねぇ。

ただ、ネット上では「軽叩き」があまりにも酷いのは閉口しますが。
軽トラが大好物な私としてはねぇ。
コメントへの返答
2010年8月29日 22:33
コメントありがとうございます。


軽規格という上限があるからこそ、ここまで知恵を絞り、ここまでスペース効率を追求して、という涙ぐましい努力の影が透けて見えるのはわかります。
また、実際に乗ってみて・買ってみて、納めてもみて、随分と進化したもんだ、という事は実感しています。

ただ。

それはそれとして、健全じゃあないんですよねえ。色んな意味で。

いや、クルマを責めている訳ではありません。制度そのものがイビツな状態でとどまっているので、それに無理矢理合わせて仕立てられている機械のありようが「いいの?それで?」と思わさざるを得ないという事です。
また、そういう軽に対して、果たして疑問すら持っていそうもない風潮も「?」と思っています。まあ、動きゃイイ、と言われればそれ以上言うことはないんですが。

まあ、既にカローラのフルオプションが200万オーバーになる御時勢ですから、軽が150万位しても、重量で1tオーバーになっても致し方ない、という事も出来ますけど。

それでも、今さら「アルト47万円」でもないですが、「これぞベーシック」を再確認させられる商品を見せつけて欲しいですねえ。
それが初代ワゴンRのすごい所だったと思うんですけどね。

また、だからこそiQの底の浅さや了見の狭さに腹も立つんですよねえ。
せっかくのチャンスを、あんなチャチなものでお茶を濁しただけに終わらせてしまうとは。

残念です。


そんなこんなで詰まる所、健全な軽のありようとしては「軽トラ」「軽ハコ」以外に思い当たるジャンルがありません。

と、個人的にはそう思っています。軽に対しては。

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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
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