タイトルに対し本当は成分等科学的根拠から比較してお話ししたいのですが、何分まだまだ知識不足で正しく語れなさそうなので、昨日スタッドレスタイヤ&ホイールを車体から外して念入りに洗った経験談について語りたいと思います。
ホイール&タイヤにつく汚れはいろいろありますが今回は”タイヤ(ゴム)”の、汚れ及びタイヤ保護剤の落ち方についてとなります。
用意したものは下記となります。
・サムズディテイリング ホイール&タイヤクリーナー
・オートグリムTFR(1:1希釈)
・GYEONタイヤクリーナー
※以下、ホイール&タイヤクリーナーをW&Tと略します。
タイトルのような考えに至った理由ですが基本的にW&Tクリーナーは「アルカリ性」となります。
性質が同じアルカリ性であれば、多少の成分に違いがあれば汚れを落とすという目的に対しては同じ結果が得られるのではないか?それならば専用品ではなく安価で多目的なAPC/TFRで十分代用可能なのではないか?と考えた次第となります。
結論から話すとAPC/TFRと専用品であるW&Tクリーナーでははっきりとした効果の違いが見られ、今後ともW&Tクリーナーを購入する大きな理由となりました。
補足ですが、タイヤをW&Tクリーナーなどのアルカリ性の液剤で洗うと液剤が茶色くなります。
これは、色味からも”汚れ成分”に見えますが正しくは”タイヤの保護剤”となります。
タイヤに元から備わっている保護剤をクリーナーで落としているのに過ぎないのです。
「え?保護剤なら落とさない方がいいのでは?」と言う意見が出るのは当然ですし、僕も正直そう思います。
ただしタイヤに付着した砂汚れ、特に雨の日や泥道を走った後に付着し一度乾いてしまったものは、いかに砂・泥汚れと言えど相当に頑固です。上記のようなW&Tクリーナー専用品で洗っても、一回で落ち切らないことがほとんどです。もし、アルカリ性のクリーナーを用いてまでも落とす必要がない、タイヤに保護剤を用いらない主義なのであれば、それが一番だとは思います。
W&Tクリーナーを用いる目的は、洗浄後”タイヤ保護剤(艶出し剤)を塗りたいから”、これ以外にないと考えています。
注意点は、アルカリ性のW&Tクリーナーを用いて保護剤を落とし切った後に何も塗らないこと、また汚れと古い油分を落とし切らずその上から保護剤を用いること。
前者は、保護剤を落とし切ってしまったわけですから、寿命の低下やひび割れの原因に繋がります。タイヤをすっぴんにしたのであれば、何かしらのコートは必要だと考えました。後者は、これはAFの佐藤代表の受け売りなのですが、コート剤×汚れ×コート剤とサンドイッチしてしまうと、間の汚れがタイヤに浸透し有害となるようです。続けてタイヤの汚れを落とし切ってコート剤を用いることでタイヤの寿命が”上がる”と言っていましたが、これには反対意見で、汚れが付着することにより寿命を短くする原因を取り除くことで、本来の寿命が縮まるのを防ぐとは思いますが、寿命が上がるわけではないと考えています。結果寿命が上がったと同義だと言えばそれまでですが、つまりは僕はコート剤によって100が110になるわけではないのでは?と言いたいわけです(笑)
※タイヤに関する考え方は諸説あり正解はだれも導き出せていないと考えています。上記はあくまで持論であり、反対意見・その他の意見を否定するわけでも、持論を肯定するわけでもありません。
大分話がそれましたが全くの無駄話ではなくて、つまり、クリーナーを用いることによって砂・泥汚れを落とすことはもちろん、しっかりとタイヤ保護剤を落とし切れる性能があるかを観点としています。
↑洗浄前
まず、第一コンタクトにオートグリムTFR(1:1希釈)を使ってみました。
タイヤの保護剤である茶色成分が溶け出し落ちています。
もう一度オートグリムTFR(1:1希釈)を使ってみたところ、泡は白いままで茶色になりませんでした。
他のタイヤを洗ったときの経験談ですが、W&Tクリーナー専用品を用いても表面に染み出たタイヤ保護剤が1度で落ち切ることはほとんどなく、3~4回やってやっと泡が白くなることがほとんどです。
そのため1度で落ちきったとは考えられず、とは言え1:1に希釈しているわけですから成分が薄いのではと考え今度はTFRを原液施工してみました。しかし、結果は同じく白いまま。しかし今度はサムズのW&Tクリーナーを用いたところ、見事茶色く変色しました。
このことから同じアルカリ性質でも多目的溶剤とW&Tクリーナー専用品では成分の違い・効果の違いがあり、APC/TFRでは落ち切らないタイヤ保護剤を専用品でさらに落とし切ることができ、専用品としてしっかりと意味があることがわかりました。
↑洗浄後
また、上記ではGYEONタイヤクリーナーに触れていませんが、こちらとサムズのW&Tクリーナーでは最終的にタイヤ保護剤を落とし切るという性能については同等だと思います(過程に必要な量はまた別かもですが、そこまでは注視しませんでした)GYEONタイヤクリーナーなどの製品と、サムズのW&Tクリーナーの違いですが、サムズの宣伝になりそうですが圧倒的に泡立ちが違います。サムズのW&Tクリーナーは、泡立ちが相当に良いです。これが他の製品とは異なる大きな特徴ですね。
今後はなぜそうなのかをもっと根拠を持って語れれば良いのですが、そのためには化学を一から勉強しなければと感じていて、いつになることやら…といった状況です(;’∀’)
(いつか洗車の持論をまとめて本のような形にしたいと考えています)ボソッ
とりあえず今日はこの辺で(笑)
Posted at 2022/04/18 12:30:34 | |
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