ノンストップダンサーのブログ一覧

990S洗車後ディーラー前を通るとVセレが

店に飛び込み担当さんに出迎えられながら挨拶もそぞろに気持ちは新型ロードスターに

誓約書にサインしいざご対面
Vセレクション6MT




シートに乗り込むと革シートにありがちな突っ張り感もなく腰から肩までやさしく包みこまれる感触
990Sのファブリックシートは腰痛が発生するので市販のランバーサポートを着けていますが、このナッパレザー短時間試乗では腰痛は発生しなかった。

メーターはフォント変更と文字が若干大きくなり盤面は漆黒度も増したことから視認性は上がっている、一番左はカラー液晶で様々な情報を表示する。


シート位置を合わせ隣に担当を乗せ、屋根は当然オープンにし規定ルートを法定速度で軽く一周。

よって限界域の挙動やロール、ピッチング、ブレーキバランス、例の新型LSDとスタビとKPCの合わせ技を味わう事は叶わなかったものの、このステアリングの質感は特筆に値する。

多くの評論家やYouTuberが既に語っている通り、切り始めからセンター戻しまでシームレスな一貫性がありその事でドライバーに与える、上質・安心・路面状況は私の知り得る限り国内レベルを一気に飛び越しワールドワイドな世界観を備えている。これだけでマイナー前からの乗り替えを訴求する。

特に舵角ホールド時のステアリングの手応えに裏から介添えする上質さを伝えるチューニングはメーカーの並々ならぬ熱意と拘り、矜持を感じる。

990Sに比べ【ダル】な印象は拭えないとの一部ネガな意見もあるが街乗りではそれも誤差範囲であり、むしろ日常域で上の特性を享受出来ることはロードスターの守備範囲と裾野を拡げることに大いに寄与している。
3～4000回転では持てる才能の片鱗すら伺い知れないが、990Sと比べシルキーさと足並みが揃ったかのようなピストンシンクロを感じた。

残念ながら週末の市内試乗ではこれが限界でありこれより詳しいレポートは出来ないことが素直に悔しい。ライト回りこそ多少の意匠変更はあるもののボデーラインは販売当初から変わっておらず、表出しない箇所を地道に改良しいよいよ熟成の極みへと昇華した新型ロードスター、未試の貴女貴兄は一度ご賞味あれ。