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撃たれしダイハツの鉄砲玉(魂) - ソニカ
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どりあん★
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ダイハツ / ソニカ
RS Limited(CVT_0.66) (2006年) -
- レビュー日:2025年4月2日
- 乗車人数:4人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 4
- 満足している点
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走行性能の高さ等に着目されがちのソニカですが、なんと言っても操作性の高さが個人的には満足なポイントです。今ドキのクルマには無いドライバーファーストな設計が地味だけど光る1台だと思います。
特に、シートとステアリング、ペダル廻りの位置関係が良く、この辺りが長距離運転時の疲労感低減に効いていると思います。あとは車内が狭くても解放感のあるフロントウインドウ、静粛性と空力に特化して設計されたミラー、ドア廻りの二重シール構造など、細かい構造上のメリットを挙げればキリが無いという程、一般大衆向けの軽自動車そのもののクルマづくりから良い意味で大きく逸脱しているダイハツの挑戦が確かにそこにある事を感じれるクルマである事に満足しております。 - 不満な点
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解放感のある大きなフロントウインドウは、空力の為かびっくりするぐらい角度が寝ているのですが、内装のインパネ廻りと距離が近く、中からは反射して視界を妨げるので何か対策が必要な点だと思います。この問題はマット等何か敷いてしまえば簡単に解決しますが…。
あとは個人的に初期のキーフリーシステムがちょっと苦手です。車両から近ずいたり離れたりするだけでドアロックが開閉するのですが、勿論これは両手が塞がった場面などに助かる部分もあるのですが、感度が良過ぎる為、ポケットにキーを入れたまま、中途半端な位置にいると開閉を繰り返してしまい、そのせいかキーの電池の消耗がやや激しいところがちょっと不満かもしれません。
ダイハツもこのあたりは後にドアノブにボタンを付けた一般的なスマートキーのシステムに変更されてますね。 - 総評
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5ドアでこの車重・装備・質感は他のどの軽自動車にもない唯一無二の存在です。こんな素晴らしいクルマが安価で買えるのも今だけなのかも知れません。
ターボ車の割にそれなりに燃費も良いし、スマートキーは付いてる、グレードによってはオートエアコン、MTモードなんかも付いてきます。今の中古車市場価格を考えればエントリーモデルにならない要素の方が少ないと思うのは私だけでしょうかね?中が狭いというのは人がフル乗車で乗る事を考えればそうかも知れませんがそもそもそういう居住性を求めた人が買うクルマでは無いですよね。そういう意味ではこのクルマのキャラクターに少しでも理解と興味があればおすすめ出来る1台だと私は考えます。
究極を求めたスポーツカーでも無く、かといって小さくて経済的感の強いただのお買い物カーでも無い、『ツアラー』という4文字で片付けるにはあまりにももったいない、だけど乗ってしまえばその良さがジワリと長きに渡って続くような飽きの来ないスルメ感のある憎めないヤツとして私は大変お気に入りの1台です。
新車販売当時の価格やニーズを考えれば、『失敗した』と後ろ指を指されかねないクルマかも知れませんが、クルマそのもののコンセプトに個性が失われつつある昨今、その希少性とエントリーのしやすさに改めて注目して欲しいクルマであると願っております。
- デザイン
- 3
-
エクステリアに関しては、可愛い系のフロントマスクと、挑戦的な横長テールを配したリア廻りのデザインのアンバランス感は正直好みが分かれるかと思います。
サイドビューに関しては、大きく傾斜したフロントウインドウをはじめとし、シームレスに繋がり一体感の強いサイドウインドウが躍動感を演出していて、個人的には好きなポイントの1つです。
加えて、前期と後期でボディ下部の配色が異なりますが、前期には樹脂地でマットブラック調となり、ボディが薄く見えるような引き締まった印象を与え、後期ではその部分がボディと同色となり、こちらはこちらで豪華さがあるかと思います。
インテリアに関しては、運転席前にバイザーと連なり配置された自発光式メーター(Rグレード除く)がスポーティさを演出しております。やや幅を持たせたシートは特に見た目的に何か感じる部分はありませんが、オプション装備等の革調シートカバーを取り付ける事により、車両コンセプトに見合うデザインとなるような雰囲気を持っております。 - 走行性能
- 4
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普通の初期型KFターボエンジンにCVTという組み合わせなのでパワー感はムーヴやタントのRSグレードなんかとそう変わる感じはしませんが、車重からくる軽快感や1部グレードに備わるMTモードのおかげか少し面白味はあるかと思いますがJBエンジンなんかとは違い、3気筒のトルクバランスを活かした実用性の方が強いエンジンに感じます。回転数を稼いでブースト掛けてパワーを出すという様な感じのエンジンでは無い気がします。
シャシに関しては、エッセやL150系ムーヴなんかにほぼ近い感じです。基本特性として、リアが車軸のFF車にあるような『らしい』挙動が出るのもご愛嬌ですがホイールベースが長めなので安定感は強いかと思います。(エンジンだけ新?世代のKFを載せた旧モデルシャシの変わった組み合わせですよねソニカは)
ブレーキ性能がやや低めなので、それなりに遊ぶにはまずブレーキ性能の強化は必須だと思います。純正流用がある程度効くので、14インチホイールを履けるようなサイズ感でキャリパーを組んだりローター径増等、容量をあげていく方向に持っていくといくらかマシになると思いました。 - 乗り心地
- 4
- 乗り心地に関しても、リアが車軸な事なんかを考えると、それなりな気がします。ホイールベースが長めなので軽自動車という枠組みの中での快適指数は高めだと思います。
- 積載性
- 2
- リアシートを倒せばそれなりに大きな物も積めますが背が低いので、高さのある物はまず積めません。
- 燃費
- 3
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使い方や程度によるかとは思いますが大体16km/L~良くて20km/Lあたりなのかなと思います。
CVTの制御の進化やターボ車にもVVTが備わった最近のダイハツには敵いませんがまぁそれでも良い方なんじゃないかと思います。 - 価格
- 5
-
当時の新車販売車時の両本体価格がおおよそ142万円(2WDのRSリミテッド)ですからまぁ高いですよね。ミラカスタムRSとほぼ同じ価格ですし、そりゃ売れませんよね…(笑)
今の中古市場であればおおよそ20~30万くらい出せばおおよそマトモな個体を引き当てれそうです。
距離薄の個体でも50万くらい出せば買えるのでなんというバーゲンセール感…。
ちなみに私のソニカは業者オークション代行依頼で5万円落札でした。乗り出すまでの諸費用含めても15万以内では済んでいるので破格ですね。 - 故障経験
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ソニカに限らず、この世代のKFエンジン搭載車はラジエーター廻りが弱く、アッパタンクのカシメから滲み、アッパホース差し込み口のタンクとの接合部等、クーラントが漏れやすいです。
私の車両も1度サーモスタット不良からのオーバーヒートしかけており、対策品のラジエーターに交換しております。
あとは良く聞くのがウォーポンの異音。エンジン停止時に『キュッ』と鳴くならベアリングの摩耗かも知れません。ダメになると見越して私は予防的に交換してます。
その他、私の車両には見られない不具合ですが、エンジンそのものがオイルメンテナンスでシビアに程度を左右されるという点ですかね。ハズレを引けばオイル食いなんかザラだと思います。オイル交換しない→スラッジ発生→油路に詰まる→正しく潤滑されず偏摩耗する→クリアランスが広がる、という具合でピストンやらシリンダーやら少々デリケートなようです。
それも見越して高速道路通勤でモロにシビアコンディションユースの私はマメにオイル交換するよう心掛けております。
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