万が一のトラブルを回避するため準備できることは?

2019年3月15日

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朝、何事もなくクルマに乗って出かけて職場に到着し、夕方何事もなくクルマに乗って帰宅する。休日、家族を乗せてキャンプに行き、何事もなく帰宅する。そんな何事もない日常のなかに潜んでいるのがトラブルです。そして、突如して訪れるトラブルに対してどう対応するか、これこそが危機管理能力の高さをしめすものです。その危機管理能力に影響するノウハウを伝授します。

クルマに用意しておいたほうがいいもの

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トラブルに遭わないようにするためではなく、トラブルにあったときにクルマのなかに用意しておいた方がいい物というのがあります。たとえば事故を想定しましょう。事故に遭遇した際、怪我などがなければ、警察に連絡、さらに保険会社に連絡しましょう。このとき連絡するのは任意保険の保険会社です。自賠責保険の保険証書は車検証とセットになっていることがほとんどですが、任意保険の証書などは別になっていることもあります。証書は自宅に保管しておいて構いませんが、連絡カードは車内に保管して事故の際は連絡できる様にしておきましょう。

また、クルマが自走できない場合はJAFや保険会社契約のレッカー業者を使うことになりますが、この際も会員証明が必要になります。JAFの会員証も携帯を忘れないようにしたいものです。

たとえば、停車中に後ろから追突されるなどして、自分にまったく非がない場合でも、自分が加入している保険会社への連絡は必要です。というのも、多く場合は自分に非がなくても保険金が支払われるからです。これは事故直後ではなくてもいいですが、いろいろとアドバイスをもらえることもあるので、やはり自分の加入している保険会社へは連絡をしておいたほうが無難です。

車内にはサバイバルグッズを

事故ではなくてもクルマが止まってしまった場合。季節によっては環境が非常に厳しいものとなります。冬場に出かけるとき、外に出て車に乗車するまでの距離が短く、防寒具がいらないと思っていても、途中でクルマが止まってしまったら寒い中で救援を待たないとなりません。冬場はやはりある程度の防寒具は持って出たほうが安心です。また夏場に高速道路でクルマが止まってしまったら、水分の補給もできません。2リットルペットボトル2本くらいを常備しておくと、人間の水分補給にも使えますし、冷却水が減ったときなどにも対応可能です。

万が一のときに役立つアイテム

クルマのトラブルで多いのがバッテリー上がりです。バッテリー上がりに役立つアイテムはブースターケーブルです。ブースターケーブルは太ければ太いほど効率がよくなります。バッテリーが大きなクルマほど太いブースターケーブルが必要になります。ブースターケーブルは救護車が必要ですが、バッテリー内蔵タイプのジャンプスターターがあると救護車がいなくても始動が可能です。ジャンプスターターは救護車のバッテリーの代わりに、バッテリーが上がったクルマに繋いで使います。ただし充電されていることが条件ですから、時々確認しておくことが必要です。ジャンプスターター式は、100V電源に繋いで使えるものや、充電器として使えるものもあります。

トラブルはクルマだけに起きるわけでありません。事故ではドライバーや同乗者がケガをする事もあります。ファーストエイドキットは搭載しておいたほうが安心です。また、自動車教習所では応急救護の教習を受けているはずですが、機会があれば消防署などで実施している応急救護の講習に出ておくと、必要な技術を更新する事ができます。


(諸星陽一)

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