自動車メーカーは、昔のように安くて運転が楽しい車は今後作れないのか?

2019年11月14日

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クルマがつまらなくなっていると感じている人も多いのではないでしょうか。昔に比べると楽しめるようなクルマが少なくなってきている傾向も見受けられます。しかし、このまま楽しいクルマは無くなってしまうのでしょうか? この問題について、私なりの見解を交えながら考えていきます。

クルマはつねに規制され、それを乗り越えてきたが…

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クルマはいつの時代も憧れの的であるとともに、悪者にもされてきた歴史があります。かつて、排ガス規制が厳しくなったとき、日本の自動車メーカーはモータースポーツから一気に撤退、クルマを楽しむということは悪のなかの悪のような扱いを受けました。また、燃費規制のときにもスポーツカーが消滅するなどの憂き目にあったこともあります。このように、クルマ、それもスポーツタイプのクルマはどうしても、悪者的な扱いを受ける傾向にあります。

しかし、時間が経つとそうした規制をクリアしたクルマが登場し、私たちを楽しませてくれました。世界のコンパクトカーからFR車が消えゆく中、マツダはユーノスロードスターをデビューさせ大絶賛を受けたのです。

今は過渡期と考えたい

現在、クルマは一気に電動化への道を進もうとしています。しかし、電動化は楽しいクルマを否定するものではありません。エンジンだけがクルマの楽しさのすべてとは言い切れないでしょう。パワーユニットが何になろうとも、クルマは作り方次第で楽しいものとなるはずです。日産リーフのレーシングカーに試乗したことがありますが、下手なプロダクションレーシングカーよりもずっとファンで、ずっとホットなモデルでした。

一番怖いのは非常識なドライバー

クルマがどんなにクリーンで、どんなに安全なものになったとしても、それを扱うドライバーが危険な運転をしたり、非常識な行動に出るとドライバーが非難されるだけでなく、クルマに乗っていること自体が悪いことのように扱われる可能性もあります。

そうしたことを防止しながら、クルマを楽しめる環境を整備していくのも大切であり、モータースポーツに対する理解度を高める事なども重要になっていくことでしょう。


(諸星陽一)

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