【決算期】3月に車を購入するのは本当にお得なの?

2020年3月17日

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クルマを買うには3月の決算期が一番お得だと言われています。3月は最後の追い込みなので、ディーラーとしても台数を稼ぎたいこともあり大幅な値引きをすると言われています。でも果たして、それが本当にお得なのでしょうか?そしてなぜ3月だと値引き額が増えるのでしょうか?

3月に値引きが増える理由とその利用方法

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自動車ディーラーの儲けは複雑です。整備や保険などの付随するものを除き、クルマを仕入れて売ることだけを考えたときの儲けは、仕入れ値と販売価格の差額だけではありません。マージンとかリベートとか呼ばれる報奨金が大きいのです。たとえば年間に100台売ると101台目から何万円というようにお金が入るシステムです。

なので1年の最後となる3月はなんとしても台数を増やしたいというわけです。単純に考えて、1台増えると10万円の報奨金がもらえるなら、売れなくてゼロになるよりは9万円引いて1万円儲けを出したほうがいいことは明白です。

軽自動車は4月もお得

軽自動車は4月購入がお得なことがあります。それは軽自動車税の関係です。軽自動車税は4月1日の所有車に課税されるシステムなので、4月2日に登録するとほぼ1年分の軽自動車税を支払わなくていいことになります。軽自動車の場合は、ディーラーと相談して3月が得か、4月が得か 見積もってもらいましょう。そうすることで、なおさら3月の値引きが増えることもあります。

半期、四半期の決算もある

3月だけでなく、9月には半期の決算、6月と12月は四半期の決算。そして1月は初売りといった値引きが行われるタイミングがあります。この時期を上手に使うのもひとつの方法です。

欲しいクルマが決め打ちである場合は、買うタイミングだけをねらうことになりますが、何車種かがあって、しかもマイナーチェンジ前のモデルでもいいなどの条件があるときは、それらも合わせて買うといいでしょう。

ディーラーには未登録の展示車などもあります。そうした展示車もマイナーチェンジ前のモデルになってしまうと、展示しておけませんので販売されます。多くの人が触って、乗り込んだ展示車ですが走行はしていないので機能面では新車に近い状態となります。ただ、走らないで置きっぱなしだったクルマがいいという保障はありません。ずっと同じ状態だとタイヤにはフラットスポットというクセが付いている可能性もあります。そうした部分も考慮しての値段交渉も大切です。


(諸星陽一)

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