車検はディーラーに出さないとダメなのか?

2019年1月7日

車検

乗用車ならば新車時3年、その後2年ごとにやってくるのが継続車両検査、いわゆる車検です。車検のときは、さまざまな点検が行われて、必要ならば部品を交換するなどして車検を受けます。新車でクルマを買った多くの人は、購入したディーラーに出すことになりますが、ほかの選択肢はないのでしょうか?

車検を受けられるのは車検場と指定工場

車検でクルマの状態を確認できるのは運輸局の車検場と指定工場です。運輸局の車検場はいわゆる車検場で公的機関です。指定工場というのは民間車検場とも言われ、車検を行うことを許可されている民間業者です。ディーラーや大きな整備工場は指定工場になっていることが多いのです。 指定工場での車検は資格を持つ人が検査を行い、その後書類を車検場に持ち込むことで新しい車検証が発行されます。一方、指定工場以外で整備されたクルマは実車を車検場に持ち込んで検査を受けることになります。この際、整備を行うことができる工場が認定工場(自動車分解整備事業)となります。他人の(つまりお客さんの)クルマの分解整備ができるのは、指定工場か認定工場です。 他人の…と書いたのは自分のクルマならば分解整備をしてもいいことになっているからです。ですので自分のクルマを分解整備して車検場に持って行って車検を受けることは正しい方法なのです。

一番費用がかかるのはディーラーですが

一般的にディーラーでの車検はもっとも高い費用がかかると言われています。ひとつの理由はたとえば部品交換が必要な場合、すべてが純正部品になるので部品代が高い。時間当たりの工賃が高い、さまざまな手数料が高いということが上げられます。

車検1

認証工場での作業はパーツの使われ方に注意

激安を謳う認証工場での車検ではどのようなパーツが使われるかをしっかり確認したほうがいいでしょう。多くの工場は問題のないパーツを使っていますが、一部の業者では非常に安価で車検を通すことだけを考えているブレーキパッドなどを使うこともあります。こうしたものでもちゃんとブレーキは効くのですが、持ちが悪かったりブレーキディスクを攻撃して悪くするものも存在しています。

自分で整備をして車検を受けることも決して難しいことではありません。とくにハイブリッド車やEVではブレーキパッドも減らないことが多いので、まったくの無整備でも車検に通ることもあります。しかし、無整備で車検に通っても点検をしないのは危険ですし、違反です。自分で点検や整備ができないなら、ディーラーや業者で整備だけしてもらって、車検は自分で持ち込むというのもひとつの方法です。


(諸星陽一)

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