【2020年版】海外タイヤメーカーの最新情報について

2020年2月26日

タイヤ

日本には世界に誇るタイヤメーカーが複数存在し、その価値を大きくアピールしているため、あまり海外のタイヤメーカー、それも国産タイヤよりもリーズナブルなタイヤには興味がない人も多いようです。 しかし世界的に見るとアジア地区のタイヤメーカーは確実に力を増していて、シェアも拡大中です。今回は海外製タイヤの現状を報告します。

メーカー純正装着が増えている韓国製タイヤ

ブリヂストンが発表している資料によると、2017年の売上高ベースでの各国のタイヤメーカーの市場シェアは第1位がブリヂストンで14.5%、2位がミシュランで14.0%、3位がグッドイヤーで8.5%。

つまり日本、フランス、アメリカのタイヤメジャー3社で3分1以上のシェアを持っていることになります。

その中で7位のシェアを誇るのが韓国のハンコックです。

ハンコックは2017年のシェアでは3.3%と6位ピレリの3.6%と8位横浜ゴムの2.9%の間となります。ハンコックタイヤは日本車を始め、ドイツ車などにも純正装着が増えてきていて、今後もそのシェアを伸ばすことが予想されます。

純正で使われるということは、性能と同時に価格的に優位性を持っていることの証明でもあり、リプレイス(交換用)タイヤも比較的安価で販売されています。

ドリフトから火が点いたアジアンタイヤ

ドリフト

今やモータースポーツの1ジャンルとしてその地位をしっかりと確保したのが「ドリフト」。

そのドリフト用タイヤとしてユーザーから火が点いたのがスポーツ系のアジアンタイヤです。

そうしたタイヤで有名なのが台湾のナンカンタイヤ、インドネシアのATRラジアル、シンガポールのニュートン、中国のマックストレックなどが有名です。

いずれもモータースポーツに力を入れているメーカーで国産タイヤとは一線を画する斬新で力強いパターンデザインを使っていることも特徴で、ハイパワー車に装着すればその存在感はかなり高いものとなります。

じつは日本と関連性の高いブランドのタイヤ

日本のタイヤと関わり合いが深いのに、日本のタイヤだとは認識されていないタイヤというものもあります。

例えば「ニットータイヤ」はトーヨーの北米向け輸出ブランドで、北米では高い認知度を誇りますが日本での認知度はさほど高くありません。

しかし、アメリカンマッスルカーやクロスオーバーSUV用のタイヤとして人気のモデルです。

また、大手のカー用品店ではプライベートブランドのタイヤを販売していることもあります。

オートバックスのマックスランやイエローハットのプラクティバなどがそれらに当たります。

大々的に公表はしていませんが、マックスランエバーロードやプラクティバなどは国産タイヤメーカーが製造しています。

日本のタイヤが世界で認められるようになるまで、長い時間がかかりましたが現在アジアタイヤが日本に追いつけ、追い越せの段階に来ていることは確かです。

今後、よりリーズナブルで高性能なアジアンタイヤが登場する可能性は大きいと言わざるを得ません。


(諸星陽一)

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