どんな中古車を買うのがお得なのか? 狙い目は何だ!

2018年8月8日

様々な自動車の色

中古車にはさまざまなクルマがあります。新車の数倍、いや年代を考えなければ数十倍ものバリエーションがあるのが中古車です。そうしたさまざまな中古車があるなかで、今のこの時期どんなクルマを買うのがお得なのでしょう? クルマはユーザー層によってマッチングが異なります。そこで今回はどんな人にはどんな中古車がマッチングするかを考えながら、話を進めていきましょう。

社長なら新車でなくて中古車を

社長さんや個人事業主など、経営を行っている人は4年落ちの中古車を買うのがお得だと言われています。その理由は減価償却による節税効果です。4年落ちの中古車の耐用年数は2年なのですが、2年の耐用年数のクルマは1年で償却可能となっています。つまり4年落ちの中古車を買った場合は、その年の経費として全額を計上できるので利益を減らすことができて、税金を節約できると言われています。この方法は毎年行えますので、毎年4年落ちの中古車を買い換えていくことで大きな節税効果が期待できると言われています。

中古車に抵抗がある人は新古車という考え方も

新古車というのは俗称で、中古車業界では未使用車という呼び方をしています。これは登録をしたものの、走っていないクルマのことです。登録をするのは販売店のことが多いのです。なんでこんなことが起きるのかというと、販売店の利益は売値と仕入れ値の差額だけでなく、仕入れた(登録した)台数によって発生する報奨金もあるからなのです。例えば9台までは差額しか収入がありませんが、10台目を登録するとボーナスが発生するといったものです。このボーナスを手にするために、何台かは自分の会社名義で登録してしまい、のちほど中古車として販売します。

つまりこれが新古車とか未使用車と言われるものです。当然、新車よりは安いですし、状態は新車ですから中古車に抵抗がある人にはおすすめです。デメリットは登録されているので、まるまる3年間の車検期間はないことになります。

車の鍵

さまざまな人にあったクルマが存在する中古車市場

中古車は以前のオーナーの趣味や使い方がしみ出るものです。なので、クルマを買った後にさまざまなパーツや装備を装着しているクルマもたくさんあります。装備によってはクルマを買い換えたときに付け替えることもできますが、多くの場合はそうしたことは行われずに装備されたまま中古車になります。

たとえば、家族で使うクルマを探していて、リヤシート用のモニターを付けることを予定している場合などは、最初からリヤモニター付きのクルマを探してしまったほうがお得なことが多いのです。インターネットオークションなどで安価なリヤモニターを探す手はありますが、装着するパーツは新品であることも多いため、コストは高めになります。中古車に付きっぱなしのパーツは査定ではあまり評価されないことが多いので、安めに手に入れることができることが多いのです。

また、パーソナルユースの福祉車両も中古車ではお得な買い物です。パーソナルユースで福祉車両が使えるのは、在宅介護で施設や病院に通っている場合なので、施設に入所したり病院に入院してしまうとそのクルマが不要になります。こうしたクルマは同じ境遇の人にしか売れないので、物件の動きが悪いため価格が安価になりがちです。ただ、欲しいタイプのクルマがあれば、それはかなり買い得といえるでしょう。


(諸星陽一)

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