【ドレスアップ】インチアップの注意点について解説

2020年4月10日

ホイール インチアップ

エクステリアのドレスアップで人気となっているのがインチアップと言われるホイール外径を大きくするものです。インチアップをすることで、クルマの印象はガラッと変わり、高級感あふれる雰囲気となります。しかしインチアップを行うにはちょっと気をつけないとならない部分もあります。経験豊富なショップに依頼するなら問題が起きることは少ないでしょうが、自分で行うときなどは作業に注意が必要です。

インチアップとは何か?

インチアップとはホイールの直径を大きくすることです。インチとはホイールの外径のことなのです。

インチというのは単位なので、本来はホイール直径アップと言うべきなのでしょうが、ショップレベルで広まってきた手法なので、気軽に「インチアップ」という言葉が広まってきたのでしょう。



インチアップはタイヤの外径は変えずにホイールの外径、つまりタイヤの内径だけを変えることが目的です。

このため、車高が変わったりということもなく、比較的取っつきやすいこともあり人気となっています。

一例を出すなら、205/60R16を225/40R18にアップするといったようなものです。

サイズがOKでもロードインデックスが低いとダメ

ロードインデックスというのはタイヤがどこまでの荷重に耐えるか?というもので荷重指数とも言われます。

たとえば、205/60R16 92Hの場合、92がロードインデックスになり、92ならば630kgが負荷能力となります。

このタイヤを225/40R18にインチアップした場合、225/40R18 92Yのタイヤなら問題ありませんが、225/40R18 88Wだと問題になることがあります。

指定タイヤのロードインデックスが92の場合は、88だと足りないからです。

一方、YやWというのは速度記号で、このアルファベットが変わっても問題はありません。

インチアップするとタイヤのハイトが低くなる

ホイール

インチアップするとタイヤの扁平率が下がります。

扁平率が下がるということは、タイヤのサイドウォールのハイト(高さ)が低くなる、タイヤが薄くなるということです。

おおよそですが、1インチアップするごとに10%下がるということが多く、60%扁平の16インチが基本だとすると、17インチにすると50%、18インチにすると40%、19インチにすると30%となります。



タイヤの扁平率が下がるということはそれだけタイヤの中に入る空気の量が減ります。

ですので、タイヤから少し空気が抜けただけで、空気圧が大幅に変化します。

インチアップした際の対応空気圧は、タイヤカタログなどに載っているほか、ホームページなどでも検索できます。



インチアップしたあとはタイヤのハイトが低いので、段差乗り越えなどでホイールのリムが地面に接触することもあります。

とくに空気圧が下がっているときなどは危険度がアップしますので注意が必要です。


(諸星陽一)

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