【雪道でノーマルタイヤ走行は違反?】車に関する知っているようで知らないこと

2020年3月3日

雪道

お酒を飲んでクルマを運転してはいけないことは誰もが知っていることでしょう。またスマホを手に持って操作しながらクルマを運転してもダメなこともほとんどの人がしっていることだと思います。しかしながら、世の中には意外と知られていない運転上の禁止事項が存在します。今回はそんな禁止事項についてお知らせします。

大事故にもつながりかねないタイヤの話

「冬用タイヤ規制」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは高速道路で掛かる規制で「冬用タイヤ規制」が発令されたときは、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤ(スノーフレークマーク付き)などのほか、タイヤチェーンを装着したサマータイヤで無ければ走行ができません。

また、一般道7区間、高速道路6区間の特定の区間では「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」という場所もあり、これらの区間ではスタッドレスタイヤでもタイヤチェーンの取り付けが必須となります。



また、意外と平気で使われているのがすり減ったタイヤの使用です。

タイヤはすべての場所で1.6mm以上の残り溝があることが使用条件ですので、スリップサインが出たらすでにアウトということになります。

しかし、この状態で走っているクルマがじつに多いのです。タイヤの残り溝については、普段から気にすることがとても大切です。

サンダル運転は許されるのか?

道路交通法ではサンダルでの運転は禁止とは書かれていません。

しかし、危険を伴うような履き物で運転するのは論外です。

運転をするときは、サンダルや下駄、厚底などはさけるようにするべきです。これは違法だからというのではなく、安全に運転するためです



もちろん、裸足もよくありません。昔はクルマを土足厳禁としている人が多く、裸足やスリッパで運転しているパターンも見られましたが強いブレーキなどが踏めないので裸足やスリッパは避けましょう。

また、カカトの高い靴やハイヒールもきちんとした運転ができません。

仕事やファッションでこうした靴を履かなければならないときは、運転用の靴を用意するといいでしょう。そうすることで靴の傷みも減ります。



この時期、絶対にやめて欲しいのがスキーブーツやスノボブーツでの運転です。ペダルをきちんと操作できない可能性があり危険です。「私は大丈夫」の考え方は捨てましょう。

車内に鍵をおきっぱなしもダメ

車のキー

冬場のコンビニエンスストアの駐車場などでは、クルマのエンジンを掛けっぱなしでクルマから離れる人がいます。

これはアイドリング防止条例に違反しています。さらにドアをロックしないでクルマから離れる人も多いのですが、それも違反となります。



そのわけは、もしそのクルマが盗まれて事故を起こしたり、犯罪に使われる可能性もあるからです。

クルマを所有し、使用するということはそうした責任も負うことであります。

法律でも「車両等を離れるときは、その原動機を止め、完全にブレーキをかける等当該車両等が停止の状態を保つため必要な措置を講ずること」、「自動車又は原動機付自転車を離れるときは、その車両の装置に応じ、その車両が他人に無断で運転されることがないようにするため必要な措置を講ずること」と明記されています。



高速道路を走る際にはとくに注意が必要です。

一般道ではたとえガス欠に至ったとしても困るだけですが、高速道路の場合はガス欠で止まっただけで違反となります。

また、一般道では故障の際にはクルマを止めただけでは違反になりませんが、高速道路の場合は警告反射板または停止表示器材、つまり三角表示板などを提示しないと違反になります。


(諸星陽一)

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