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スタッドレスタイヤの保管で気をつけることは?
2018年6月6日

最近首都圏でも年に数回は降雪がかなり激しい印象がありますが、気のせいでしょうか?雪国の方は当然していることも年に数度の事だとついあたふたと、なかなか学習しないものです。そんな降雪時に欠かせないのがスタッドレスタイヤ。保管方法はどうしていますか?寿命はどのくらい?「備え」だからこそ軽んじたくない、スタッドレスタイヤに関するあれこれについて触れてみようと思います。
自然環境はそれ自体が過酷
日本に居るとクルマの故障は縁遠いという人も少なくないでしょう。日本車は耐久性が高く、マイナートラブルも少ないのが特徴です。輸入車であっても国内仕様にする際に、対策が取られる場合もあるでしょう。日本のユーザーは他国に比べ安全基準や見る目が高いですし、厳格な車検制度も整っていることも奏功しているのかもしれません。
しかし、自然環境の中を走るクルマ。この自動車の仕様環境こそ過酷そのものと言ってもいいでしょう。比較的穏やかな日本の気候でさえ、ある程度の寒暖の差はありますし、特に熱い時は湿度も伴います。そして日中は強い紫外線を大いに浴びているのですから。
タイヤも例外なく、そうした過酷な環境の中で使用されているわけです。冬季だけだって停まっているときは氷点下、走り出すとものすごい高速で路面との間に摩擦熱が発生します。もちろん外で使うものですから紫外線の影響は大いに受けます。それで雪道や表情でのグリップ性能を担保しなければならないのですから、いかに過酷かお分かりいただけるかと思います。タイヤは「生もの」。そのくらいの心づもりでいたほうがいいのです。

タイヤの扱い方は?
春から秋にかけてはノーマルタイヤでよいのですが、冬季、寒いさなかにしっかり“グリップ”する、大変大切な要素ではないでしょうか。寒い環境の中で、路面が凍結することもある状況では注意が必要です。そのような状況下ではいくら溝が残っていたとしても、ゴムが硬化してしまいます。グリップしないようなタイヤを履いていても、むしろ滑りやくしているようなもの。そんな風に言うことさえできるのです。
それではどのように扱っていけばいいのでしょうか?タイヤの寿命は良く距離で紹介されます。確かに、ゴムの劣化以外の条件では、距離に応じて溝が減ってきますので、あながち間違いではありませんが、問題はその距離を走るのに何年かかるかという問題です。
冬季だけで何キロ走るかによっては、一生かかっても1万キロも走らないペースの方も少なくないと思います。ですので、タイヤの表面の状態、ひびは入っていないか、硬化していないか、などはシーズンごとにチェックする必要があるでしょう。そしてできれば、理想的には2シーズンから3シーズンに一回程度買い替えることが望ましいとは思います。

保管法は?できるだけ暗い場所で、温度差の少ない場所で
性能もシーズンを追うごとに格段に向上しますので、毎シーズン新品に換えることが理想でしょう。とは言えそうそう安いものでもないので、一度買ったらできるだけ、無駄なく使っていきたいというのがユーザー視点での正直なところではないでしょうか。では再びサマータイヤに交換して使用しない時の保管法はどうすればいいでしょうか。
タイヤは紫外線やオゾン、油等に弱くできています。それらにさらされると劣化してしまうのです。そこで保管場所に気をつけましょう。タイヤの劣化をなるべく避けるため、直射日光が当たったり、雨にさらされるような場所は適しませんね。熱源の近くで保存することもおススメできません。つまり風通しのよく、太陽光が直接あたらない場所にてタイヤを保存するのが良いでしょう。
次に保管時の空気圧にも気を配りましょう。空気をいっぱいに入れたままでは、タイヤが常に緊張した状態にあります。空気圧を下げてタイヤを休めてあげる意味で保管する際には、空気を少し抜いておきましょう。ただ抜きすぎには注意です。“タイヤの形状を最低限保てるくらい”が目安です。
もう一つ置き方にも注意が必要です。タイヤの保管では縦置きと横置きに分けられます。ホイールが付いているか否かで置き方を変えましょう。ホイールが付いていない場合には縦置きが良いです。ホイール付きの場合には、横置きにしましょう。なぜならもし縦置きにしてしまうと、ホイールの重さでトレッド面がつぶれてしまう可能性があるからです。
その他にも、あまり温度変化の大きくない場所があればそこに置いておくのがベストでしょう。できれば一本ずつビニール袋に入れて保管しておくとさらに良いと思います。湿度の変化も小さくなるでしょうから。

保管してくれるサービスも
最近ではカー用品店で冬用タイヤを販売するほかに、タイヤを預かってくれるサービスを実施しているお店もあるようです。近所のオートバックスも駐車場の一角に大きな倉庫ができて、タイヤの保管庫になっているようでした。確かに保管料はかかりますが、予約しておけば、クルマを持ち込むだけで、交換してくれます。速いし、空気圧のチェックなどももちろんしてくれますので、安全で、安心なのは確かでしょう。
再評価されるオールシーズンタイヤ
ここで紹介したことは、クルマを触っているのが幸せという、クルマ好きな方でないと、少なからず面倒なことかもしれません。季節ごとのタイヤ交換というストレスから解放されるものとして再注目されているのが「オールシーズンタイヤ」です。
一昔前の時代にはオールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤには歴然の差がありました。その頃を知る方にはあまり良いイメージがないかもしれませんね。しかし今では、サマータイヤでいうある程度のグレードと同じくらいのグリップもありつつ、スノーマーク付きで滑り止め規制が出ていてもそのまま走行可能で、実際雪道の走破性もかなり心強いというタイヤが多く発売されています。
タイヤメーカーによると、オールシーズンタイヤは、ユーザーの感じる煩雑さだけではなく「経済性」という点も解決するそうです。実際集合住宅居住者も多い日本。保管場所と言ってもなかなかないですね。
ベランダにセットを積んでおく、といった感じでしょうか。たまの休日、そのタイヤを高層階から降ろしてタイヤ交換する。あるいはクルマに積んで交換作業をしてもらいに行く。ちょっと面倒くさいかもしれませんね。これは、事業用のクルマでも同じことが言えるようで、保管して交換という考えを捨ててオールシーズンタイヤをチョイスするというタクシー会社もあるのだと言います。
実は保管方法、住環境、走行距離など、トータルで選ぶべきタイヤ、それがウィンタータイヤであると言ってもいいかもしれません。

(中込健太郎)
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