【同乗者必見】ドライブをより楽しくする気配りとは

2020年5月19日

ドライブ 楽しみ方

長距離ドライブを心待ちにしている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。長距離のドライブでは渋滞距離が長くなるなどドライバーにとってはつらいことも増えます。自分が運転するのではなく、助手席や後席に乗ったときにドライバーにはどんな気配りをすればいいのでしょう。車内の雰囲気を悪くしないためにも、同乗者はどのような態度を取ればいいのでしょうか?

ドライバーを尊重することが大切



今回のテーマは「ドライブが楽しくなるドライブ中の気配り」です。

いままで私が感じたことや、私が聞いたことなどの話をお伝えしようと思います。今までの運転経験のなかで感じたことをまとめると「ドライバーを否定すること」がもっともドライバーの機嫌を損ねることになります。

たとえば、目的地に向かっているときに「そこを右に行ったほうが速い」とか、「そっちは混んでいる」と言ったことをしつこく言われると、ドライバーはだんだんイライラしてきます。

そうしたときは「速いと思うよ」とか「混んでいることが多いね」というように、ドライバーに主導権を与えつつアドバイスするのがいいでしょう。
もっと言うなら、「この先、道を案内したほうがいい?」ということを聞いて、ドライバーが承諾すれば案内すればいいし、そうでないなら助手席の人は黙っていたほうがいいでしょう。

渋滞時はリラックスした空間を意識

ドライブ 楽しむ

渋滞時こそリラックスさせてあげることを意識しましょう。

特にスマホの利用には気を付けましょう。どうしても必要ならば仕方ないですが、用もないのに助手席でスマホをずっといじられているのはドライバーにとってはなかなかつらい状況です。

それが渋滞のなかとなればイライラ感はさらに募ります。渋滞のなかでドライバーは、グッと我慢してハンドルを握っているのですから、そのドライバーに対する心遣いは必要です。

一番大変なのはドライバーなのです。

もちろん、ドライバーと同乗者の関係や力関係にもよりますが、たわいもない話で集中力を欠かない程度にリラックスさせてあげることが大切でしょう。

運転に対するご指導ご鞭撻はNG

私自身が運転を教えることがある立場ですが、助手席に乗っているときにドライバーに運転について「こうしたほうがいい」などということは極力意見しないようにしています。
かなり怖いこともありますが、そんなことを言ってもすぐには変わるものではありませんし、ドライバーの機嫌を損ねるのは確実です。

これも道案内と一緒で、言い方にもよるでしょう。

たとえばブレーキの踏むタイミングが遅くて怖いときは「このクルマはよくブレーキが効くねー。私だったらもう少し手前から踏まないとちょっと不安かなー」というような言い方をすれば、相手だって“自分のブレーキタイミングが遅くて怖いのかもしれないな”と感づくこともあるでしょう。

なによりもドライバーを尊重し、自分は乗せてもらっているんだ、というふうに思うことが大切です。

自分が正しいと思っても、ドライバーのやり方を優先するのが基本ですが、ひとつだけ異なることがあります。

それはドライバーが違法行為を行おうとしているときです。

極端な話、飲酒運転をしようとしているなら全力で阻止するべきですし、あおり運転などについても同様です。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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