【タイヤ特集】YOKOHAMAの系譜

2020年6月1日

ヨコハマ 歴史

橫浜護謨製造株式会社として1917年に設立した横浜ゴム。今では、世界シェア第8位であり、国内でも3位のメーカーです。創業以来、情熱を注ぎ挑戦を続けてきた横浜ゴムの製品と特長に迫ります。

長い歴史を持つアドバン、コンフォート重視のブルーアース

アドバン

1978年、「アドバン」のブランドネームが使われ始め、今や40年を超える歴史を刻んできました。公道用スポーツタイヤのトップモデルは「アドバン A052」で、続いて「アドバン ネオバ AD08R」、「アドバン フレバ V701」、「アドバン スポーツ V105」、「アドバン デシベル V552」などがラインアップされます。

また、タイムなどを重視したモータースポーツユースとしては「アドバン A050」などがあります。


「ブルーアース」シリーズはコンフォート重視のモデルで、もっともコンフォートよりなのが「ブルーアース ワンEF20」です。コンフォート系タイヤでも走りを求める人は多く、そうした層に対応するのが「ブルーアース GT AE51」です。
クロスオーバーSUV用としては「ブルーアース XT AE61」や「ブルーアース RV-02」、トータルバランス重視の「ブルーアース エース(A)」やコンパクトミニバンや軽ハイトワゴン用の「ブルーアース RV-02 CK」もラインアップされます。なかでも今注目を浴びているのがオールシーズンタイヤの「ブルーアース4S AW21」で、単独のオールシーズンタイヤではなく、コンフォート系のブルーアースシリーズに組み込まれているのが特徴です。

現代の技術でクラシックなパターンを再現した復刻タイヤ

横浜ゴムが力を入れているジャンルに復刻タイヤがあります。

これはかつて一世を風靡したタイヤのパターンを現代に復活させたもので、現代の技術でクラシカルなパターンを再現。ヒストリックカーなどの雰囲気を壊さないようにしています。なかでも有名なのがアドバンシリーズの最初のモデルである「アドバン HF タイプD」です。また、チューブタイヤ時代の雰囲気を持つ「G.T.スペシャル クラシック Y350」やヒストリックポルシェ用に開発した「A-008P」などが代表的なモデルです。

スタンダードタイヤのエコス、迫力のジオランダー

横浜ゴムのスタンダードタイヤとして知られているのが「エコス」シリーズで、「エコス ES31」と「DNA エコス」の2タイプが用意されています。どちらも販売価格を抑えつつも低燃費性能を重視、さらに総合性能も高めているバランスのいいモデルです。「エコス ES31」は13~18インチ、「DNA エコス」は12~20インチがラインアップされています。

ドレスアップ志向の「パラダ」も注目モデルです。乗用車用は「パラダ スペースX」で、ミニバンやSUVのインチアップに特化。18インチ、20インチ、22インチ、24インチという珍しいラインアップとなっています。

横浜ゴムのクロカン用タイヤは「ジオランダー」です。横浜ゴムはこのジャンルに力を入れていて、日本で発売されているモデルだけでも7種類にも及びます。なかでも注目は「X-AT」。M/T(マッドテレーン)系の無骨なスタイルでありながら、乗り心地などは十分に確保され、ヘビーデューティなスタイリングを実現しつつ実用性も損なわないタイヤとなっています。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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