クルマを支えているのはタイヤの中の空気です

2018年9月19日

車のタイヤの空気圧を確認中

タイヤはゴムのほかにスチールベルトやコード、各種の化学繊維などで構成されています。タイヤインプレッションの記事中にはよく「ケース剛性」という言葉が登場するので、こうした構造物で構成されるケースがクルマの荷重を支えていると思われがちですが、そうではありません。クルマの荷重を支えているのはあくまでもタイヤの中に入っている空気なのです。

わずかプラス1気圧分の空気でクルマを支える乗用車のタイヤ

乗用車のタイヤの空気圧はおおよそ200kPa程度です。大気圧が100kPaですから、一般的な表現をするなら3気圧分しかタイヤの中には空気は入っていません。その空気でタイヤは1トン以上あるクルマの重量を支えているのです。

空気圧が20kpa程度減っていても気づく人は少ないのですが、性能的には大きな変化が起きます。200kpaで走ったあとにすぐに空気を減らしてテストすると、ちょっと感度の高い人ならこの20kpaを感じることができるでしょう。しかし、パンクでない限りタイヤの空気圧は徐々に減るものなのです、なのでタイヤ空気圧の変化に気づく人が少ないという現実があります。これを克服するにはどうすればいいか?
答えはひとつです。タイヤの空気圧をチェックすればいいのです。

ガソリンスタンドの空気入れでもチェックが可能ですが、できれば自分専用のエアゲージを購入しましょう。ガソリンスタンドの空気入れは色々な人が使っているので、空気圧がいつも正しく表示されるとは限りません。自分のエアゲージならば、そうしたトラブルも避けることができますので、エアゲージをクルマのドアポケットに入れておいて月に1回くらいはチェックすることをおすすめします。

空気圧が多かったり、少なかったりするとどうなる?

走行中の車のタイヤ

自動車教習所で教わったと思いますが、タイヤの空気圧が高いとトレッド面が凸型になってしまいトレッドの中心付近が偏摩耗します。空気圧が高いと走行抵抗が減るので、燃費は多少よくなる可能性はありますが、制動距離は長くなり、乗り心地も損なわれるので空気圧を高い状態で使うことはやめましょう。同様に空気圧が低い状態ではトレッド面が潰れてしまうので、正しい姿勢で走ることができません。いずれにしろ、空気圧は適正で使うことが基本です。

最近増えてきているタイヤがエクストラロード(XL)と言われるタイヤです。これは構造を丈夫にしたタイヤで、通常の空気圧よりも高い空気圧で使うことができます。普通のタイヤを高い空気圧にすると風船に無理矢理空気を入れたような状態になり危険ですが、エクストラロードタイヤの場合は丈夫な構造とすることで、空気圧を高めることができ、重量の重いクルマなどで高い耐荷重性能(受け止める重量)を発揮できるようにしたものです。

標準空気圧は標準タイヤのときだけの数値

タイヤの空気圧は運転席側のドアを開けたときにドア側、もしくはボディ側に貼られているステッカーで確認できます。しかしこれはあくまでも標準サイズのタイヤサイズでのことです。空気圧はクルマの重量と性能とタイヤサイズで決められるのでタイヤサイズが変われば当然空気圧も変わります。インチアップしたタイヤの空気圧などはタイヤメーカーのホームページで算出できますので参考にするといいでしょう。


(諸星陽一)

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