【大注目】ミシュランの新作スタッドレスタイヤ「X-ICE SNOW」シリーズ

2020年10月2日

ミシュラン X-ICE SNOW

ミシュランのスタッドレスタイヤが新しく「X-ICE SNOW」となった。従来モデルである「X-ICE3+」に代わって登場する新作モデルはどこが優れているのでしょう。

ミシュランはスタッドレスタイヤのパイオニア

ミシュランはスタッドレスタイヤの開発に早くから着手したメーカーで、1982年に日本で最初にスタッドレスタイヤを発売したのもミシュランです。そうした長い歴史の中で蓄積された数々のノウハウが投入されているのがミシュランのスタッドレスタイヤといえます。

X-ICE SNOWというモデル名からもわかるように、従来モデルのX-ICE3+に対してアイスとスノーの両方に注力していることがうかがえるモデルです。ニュースリリースにはX-ICE SNOWは日本の冬季路面を時期や地域、時間帯などあらゆる角度から分析し、想定されるすべての路面環境下において高いレベルの性能を発揮できるスタッドレスタイヤとして開発した…と書かれています。

また、性能がより長く続くようにコンパウンドや溝形状、サイプの深さや数などを全面改良し、安全性のみならず経済性も高めたとも書かれています。

スタッドレスに最も要求されるのは制動性能

ミシュラン X-ICE SNOW

ユーザーがスタッドレスタイヤに求める性能のなかで圧倒的なウエイトを占めるのが氷雪路でのブレーキ性能です。滑りやすい路面で使うスタッドレスタイヤですから、多くの人が制動距離は少しでも短いことを望んでいます。資料によればX-ICE SNOWはX-ICE3+に比べて、アイス路面で9%、スノー路面で4%の制動距離短縮と、大幅な性能向上を果たしました。

摩耗しても性能が保てる様々な技術を採用

X-ICE SNOWは新開発のEverWinterGripコンパウンド(エバー・ウインター・グリップ・コンパウンド)を採用しました。このコンパウンドは剛性の高いポリマーベースの材料をコンパウンドに配合したもので、タイヤが減る際にはこの配合物とベースコンパウンドの摩耗差により微小な凹凸を生成、凹凸がエッジ効果を生み出すと同時に水膜を破壊してアイスグリップ性能を発揮します。摩耗することで接地面の凹凸が再生され続けるため高い性能が長くわけです。

スタッドレスタイヤの性能に大きく影響するサイプは従来モデルに比べて28%増加。サイプには段付き加工が施され、倒れ込みを防止し、サイプの効果が長続きするようになっています。

また、EverWinterGripコンパウンドの層を厚くして、タイヤの構造体部分に被せるように配置することで、スタッドレスタイヤの使用限界である5分山になっても、確かなスノー&アイス性能が確保できるようになっているのも注目です。タイヤは構造体(タイヤの形を形成するベース部分)で使われているゴムの上に、コンパウンドと呼ばれるグリップするためのゴムが被せられています。、X-ICE SNOWでは、EverWinterGripコンパウンドをベース部分まで覆うように厚くすることで、スタッドレスタイヤの使用限界である5分山になってもしなやかなに動き、確かなスノー&アイス性能が確保できるようになっているのです。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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