車載用空気清浄機で空気を清潔に!快適に過ごすためのおすすめとは?

2021年8月31日

車内で使える空気清浄機のおすすめ!

日本人の衛生意識は世界でもトップクラスだと言われていますが、コロナウイルス騒動は日本人の衛生意識をさらに向上させる出来事となり、最近では家庭やオフィス用の空気清浄機に加えて、クルマ用の空気清浄機も高い注目を浴びています。今回はタイプ別の人気空気清浄機や、臭いを抑えるアロマ&ケミカルについて紹介します。

家庭用空気清浄機の技術を使ったフィルター型

喫煙者が多かった時代はリヤシートの後ろ側のパッケージトレイに載せる空気清浄機が主流でした。今のようにエアコン用フィルターがない時代だったので、空気清浄機にフィルターが装備されるのは当たり前でした。今はエアコン側にフィルターが付いているので、以前に比べると車内の空気はクリーンですが、やはり車内の空気をキレイに保つならフィルター式が高い効果を発揮します。



今回紹介する「ブルーエアキャビン」は汎用タイプのフィルター式空気清浄機で、ヘッドレスト裏などにベルトで固定することができます。電源供給はアクセサリーソケットから行い、コントローラーもソケットに差し込むプラグにビルトインされています。本体はお弁当箱のような四角い箱状で、底面から取り込まれだ空気がフィルターを通り、側面から出てきます。専用アプリをスマホに入れれば空気の清浄度合いも可能で、価格は3万2000円程度となっています。

日本で独自に進化。プラズマクラスターとナノイーを使う製品

<プラズマクラスターを使うタイプ>

プラズマクラスターはシャープが開発し、家庭用空気清浄機などで使われている技術で、プラスイオンとマイナスイオンを発生させることでカビの除菌をはじめ、ウイルスの抑制、消臭などが期待できると主張しています。

車載用品にはいくつかの種類があり、フィルター式空気清浄機一体型の「IG-HCF15」は、比較的大きな製品でセンターアームレストなどにベルトで固定して使用します。価格は2万円前後。

サイズが手頃で人気なのがカップホルダーに置くタイプの「IG-GC15」で8000~1万円前後となっています。

「IG-GC1」はエアコン吹き出し口に取り付けるタイプでさらに省スペース化が図られているほか、エアコン風に乗せてプラズマクラスターを車内に素早く拡散できるため高い効率を実現しているそうです。「IG-GC1」は2万5000円程度で販売されています。

<ナノイーを使うタイプ>

ナノイーはパナソニックが展開している技術で、空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオンが、様々な物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含むため、菌がもつ水素を水に変換して菌を制御する働きがあると主張しています。

車載用として用意されているのは「F-GMK01」と呼ばれるカップホルダー設置型。吹き出し口の角度を30度と60度に設定でき、フロントシート中心と車内全体というように使い分けが可能。イグニッションオフ時の設定を記憶するメモリー機能を搭載、再度イグニッションがオンになった際はオフ時と同じ風量で作動を開始します。価格は7000円強からとなっています。

芳香剤や消臭剤で臭いを抑えるアロマ&ケミカル製品

クルマ用の香水などで車内の臭いをカバーするという方法は昔から常套手段です。液体のもの、紙などに香水を含ませたもの、ビーズ状のものなど多くのタイプがあります。昨今はアロマデュフューザーといって、アクセサリーソケットに専用の装置を差し込んで、アロマオイルを蒸散させるタイプも増えてきました。

これらの製品は臭いを消すのではなく、いい香りで嫌な臭いを目立たなくさせるのが目的です。空気清浄機はいい香りと嫌な臭いを判別できず、あらゆる臭いの元を除去しようとするので、空気清浄機との併用は微妙です。空気清浄機を使うなら芳香剤は使わないほうがいいでしょう。

一方、最近は家庭用として数多くの消臭スプレーが発売されています。消臭スプレーのなかには酸化によって消臭を行うものも存在します(ファブリーズなど)。酸が強い場合は車内の金属に悪影響を与える可能性もあるので、使用は慎重に行いたいものです。車内で使う場合はクルマ用として販売されているものを使い、インパネなどに直接吹きかけない、エアコン吹き出し口に注入しないなどを心がけたいものです。

また、車内に除湿剤を設置する場合は水が溜まるタイプの除湿剤は避けましょう。設置したことを忘れて走り出し、除湿剤が倒れて水がこぼれた場合、車内が水浸しになります。除湿剤と水が混じるとシミになりやすいほか、なかなか取り除けないこともあります。

消臭、脱臭は表面積の広いものが有効とされていて、ミクロの気泡がたくさんある炭などが使われます。家庭ではカーテンに脱臭効果をもたせるのが有効とされ、脱臭効果のあるカーテンが人気です。車内の脱臭にはシートカバータイプが効果的でしょう。車内全体の脱臭に加えて、汗などが直接シート記事に付着するのも防げます。シートそのものを洗うのは業者に依頼しなければ難しいですが、シートカバーは取り外して洗うこともできます。ただし、シートの形状に合わずズレやすいものや、滑りやすい素材などは危険なので避けましょう。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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