意外に奥が深い!? クルマのおすすめ消臭剤&芳香剤の話

2021年4月19日

消臭剤 芳香剤

クルマの中はさまざまな要因によって独特の臭いがしてくるものです。こうした臭いが原因でクルマに乗ることが憂鬱になったり、誰かを乗せるときに気になったりする悩みを抱えているユーザーも少なくないはず。今回は車内を快適に保つための消臭剤や芳香剤などについて考えてみましょう。

匂いを消すのか? カバーするのか?

車内の臭い対策については、いまは芳香剤派より消臭剤派のほうが多数派でしょう。
家庭用としても販売されている消臭剤の「ファブリーズ」には「ファブリーズ車用除菌プラス」という製品があります。この製品はスプレー式で、シートなどに吹き付けるタイプのもの。価格は400円弱で販売されています。ファブリーズは家庭用消臭剤として広く支持されている製品で、効果については十分に信頼性を得ています。車用除菌プラスはその名のとおり車内で使うこと、車内に保管することを前提に作られているので安心して使うことができます。

消臭剤 芳香剤

ファブリーズ・シリーズには「ファブリーズ ダブル消臭」という製品も用意されています。このタイプはエアコン吹き出し口にクリップオンするタイプで、消臭しならが香りも広げます。香りの種類は、クリスタルアクア、アクア&フレッシュミント、アクア&バイオレットジャスミン、シトロンアイスが用意されています。価格は200円強とリーズナブルですが、タンク容量が小さいので約45日で交換となっています。

エアコンの風などに頼らず自然に香りを拡散させるタイプ

もっとも単純な芳香剤はこのタイプです。缶のフタを開けてカップホルダーに置いたりする固形タイプ、ボトルを設置したりする液体タイプ、厚紙に香りを染みこませてある厚紙タイプなどがあります。固形タイプや液体タイプをダッシュボードなどにおくときは、エアバッグが展開したときに干渉しない場所を選びましょう。助手席エアバッグの上などに設置して、エアバッグ展開時に芳香剤が人にぶつかると大怪我、またはそれ以上の被害となる可能性もあります。

缶やボトルのものは500円程度からありますが、ブランドものだと1万円近くのものも存在しています。厚紙タイプは多くの人がルームミラーにぶら下げて使用していますが、視界のなかでものが揺れているのは疲労の元にもなるし、視界そのものを妨げることにもなるので避けるべきです。ちなみに、厚紙タイプは500円程度から売られています。

より強力に香りを車内に拡散するタイプ

エアコン吹き出し口に取り付ける程度の香りの拡散では物足りないという方には、アロマデュフーザーを使うタイプがいいでしょう。アロマデュフーザーは、超音波振動や熱などによって、香りをより強く拡散させるタイプのものです。

ディフューザー本体をアクセサリーソケットに差し込んで、そのなかに芳香剤を入れて拡散させるタイプは自動車メーカーのオプションとしても販売されています。コンパクトなサイズながら効率よく香りの拡散を行えます。純正で用意されている香りだけでなく、さまざまな芳香剤を使うことが可能で、香りに飽きたら別の香りを楽しみやすいのもいい部分です。ほとんどの場合は、最初に1種の香りが付属したものが販売されていて、価格は2000~5000円程度です。

さらに強い香りを求める方は噴霧タイプがおすすめです。カーメイトの「ブラング フレグランスディフューザー」は、タッチセンサーを操作することでレベル1(5秒噴射)からレベル3(3分噴射)まで3段階の噴射量の調整が可能。ミニバンのように車内容積が大きなクルマでもしっかりと香りを行き届かせることができます。価格は8000円弱といったところです。

交換用のリフィルは200円程度から販売されていますが、なかには5000円を超えるような高価なものも存在します。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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