カーリース、どんな人にマッチする? いいの? 悪いの?

2019年6月11日

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最近、よく聞くシステムとして「リース」というものがあります。なんとなくはわかるのだけどリースとローンの違いは何なのでしょう。リースするメリットっていったいなんなのでしょう。デメリットはないのでしょうか? ちょっと深掘りしていきます。

ローンとの最大の違いは全部込み込みであること

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リースの場合、そのリース終了時(リースアップと言われます)の残価を設定して残りの金額と金利を毎月ごとに支払います。なんだ、それじゃあ残価設定ローンと同じじゃないか? と思う人もいるでしょう。たしかにすごく似ているのですが、もっとも大きく異なるのが税金や整備などの全ての費用がリース代に含まれるということです。

ローンでもそうすればいいのに? と思うかもしれませんが、そこには法律の壁があるのです。ローンは割賦販売契約という契約ですが、割賦販売契約では税金などを含めることができません。ところがリースは賃貸借契約という契約になり、賃貸借契約の場合はそれらを含めることができるというわけです。

自営業ならとくにお得なリース契約

自営業などではクルマを必要経費に盛り込むことが多いことでしょう。クルマを購入した場合は、減価償却がついてしまい、全額を経費に盛り込むことができません。しかし、リースの場合は物を購入するのではなく、物を借りて借用料を払うことになるので、全額を経費として計上することができます。ですので、自営業や個人事業主の場合はリースでのメリットが大きなものとなります。

デメリットはないのか?

デメリット部分は残価設定ローンとほぼ同じです。残価設定ローン同様にリースアップ時の走行距離を設定しますので、距離をオーバーしないように乗ることになります。設定距離が迫ってくると、走らないようにしないと……とプレッシャーがかかることになります。

また、改造や事故、キズなどについても厳しい規程があります。ちょっとサーキット走ってみようかなというときも、かなり気を遣って走らなくてはならないことになります。契約によってサーキット走行が禁止されていることもあります。

また、総支払額となるとローンや一括払いのほうが安くなることもあります。これは金利の違いなどによるものです。一般的にローンよりもリースのほうが金利が高くなっていることが多いのです。しかし、月々の支払い額をセーブできて、その金額のすべてを経費計上できるとなると、リースのほうが面倒でなくてお得、という考え方もあるのです。


(諸星陽一)

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