燃料ポンプ交換 その⑥ フューエルカットオフバルブほかの取り付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
燃料ポンプを固定できましたなら、次はこのフューエルカットオフバルブを装着しにかかります。
下で改めて述べていますが、全部で3000円ほどのこの部品も結構大事な役目を背負っております。よって今回、交換しにくいこともあって迷わずホースもクリップも含めてすべて新品交換しておきます。
2
77340-B2030 フューエルカットオフバルブ、77179-33010 ヒューエルタンク ブリーザーチューブガスケット の新品部品でございます。
調べるとこのフューエルカットオフバルブという部品、けっこう繊細な部品だそうで、ちゃんとした製造元なら出荷前にキズの有無までチェックするそうです。
ガソリンタンク内で発生したガソリン蒸気は、このバルブを通してチャコールキャニスターまで送る役目 兼 ガソリンの液体自体はキャニスター側に侵入しないようにカットするという役目を背負っていまして、
もしこの部品が無いと、真夏の昼間のとある町の祭りの屋台で、夏の暑い外気温で内圧上昇していたガソリン携行缶内のガソリンが、キャップを開けたとたんに飛び出してきてそれを被ってしまい、お気の毒にも多くの方が犠牲になったあの事件のようになってしまいます。
3
整備書ではこのバルブは取り外したなら、ゴムパッキンもバルブ本体も再使用禁止とのたまっておりますが、
そんなこと言われなくてもここもめったに開けるところではないので、絶対に新品にしておきます。
4
これからタンクに添え付けた新品パッキンへと差し込むフューエルカットオフバルブのバルブ本体部分を大きく撮影。
たくさんの小さな丸穴から何かがうっすらと見えますが、バルブ機構がどうなっているのかはここからでは見えません。
後日、取り外した古い部品を分解して中を見てみようとは思いますが。
5
ともあれ、ゴムガスケットにバルブ部分を傷めないようにしっかりと差し込みました (写真)。ただこの写真ではホースの位置がまだ合っておりませんが。
燃料タンクに打ち刻まれた、小さな2つの打点の間にホースが収まるように少し位置修正して、燃料タンクに組み付ける部品装着はとりあえず完了しました。
6
ホースの位置がまだ修正されていないものの、タンク本体以外はすべて新品の部品が組みあがった我がコンテ号の燃料タンクです。
大雑把ではありますが、シャーシブラック塗装もおこなってタンク外周の腐食防止にも努めました。
亜鉛メッキされているとはいえタンク内部の腐食防止には、極力タンク内部に空間を作らないようにする=こまめに給油し、極力タンク内をガソリンで満たしていることが、内部結露を防止して水分の侵入を防ぎ、かつサビ防止にも繋がり、良質なガソリン供給にもつながります。
それが強いては、エンジン本体を守り長寿命化にもつながります。
7
そしてここでひとつやり残していたことが。
燃料タンクの入口に設置されている77108-B2010 フューエルタンク チェックバルブの交換も必要なのですが、実はこいつがなかなかタンクから取り外せずに難儀しておりまして、
かといって無理に壊して取り外そうとするならば、絶対にカケラがタンク内に侵入してしまうので、とにかく慎重に3ヵ所の爪を浮かしてなんとか無事に取り外すことができました。
8
燃料タンクに装着した新品のフューエルタンク チェックバルブを装着した写真をどうやら撮影してなかったようなので、新旧のバルブ写真で代用しました。
薄いワイン色で着色されているガソリンのせいか、真っ白だったはずのバルブが、8年半の歳月で燃料ポンプど同様なこのような褐色に。幸い部品劣化による破損にまではまだいっておりませんでしたが。
次へつづく
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( フューエルカットオフバルブ の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク