ダイハツ純正 , 25051-B2010 マニホールドコンバータASSY(マニバータ)
こちら掲載の写真は、今回の更新で最も費用を要し、かつ過去の交換部品類の中でもエアコンコンプレッサー、オルタネーター(発電機)に次いで、高額部品となった三元触媒入りのマニホールドコンバータ、通称マニバータです。
中に挿入されている貴金属が含まれている三元触媒(さんげん しょくばい) 自体はまだ問題なさそうでしたが、ターボ車向けのマニバータは材質が鉄で出来ているために下部のマフラーと連結するところの、分厚い板が横に飛び出して締結バネを受ける部分=フランジのところが、熱と雪国で大量にばらまかれる融雪剤にやられてしまい、とうとう手で触ってもグラグラなほど金属がやせ衰えてしまって、いつ折れてしまうか分からないほどな状態になっておりました。
高額な部品と言えば、26万kmの走行でツルツルだった純正のモモステハンドルもですが (新品だと5万円ほどもする)、こちらは幸いほぼ新品といってもよい物が中古品として格安で入手できたので中古部品も活用しているわけですが、さすがに三元触媒が中に挿入されている部品の中古品使用は、どのような使われ方がなされていたのか不明なのでためらいがあり、これが一番の理由です。
さらに中古品はすでにサビサビの物ばかりなので防錆塗料のステンレスコート剤がうまく付着しないこと、まだまだ乗るということもあり今回は純正の新品を取り寄せて更新しました。
25021-B2010 マニホールドコンバータASSY(通称マニバータ,ターボ車用 ¥46200)
もちろん今回は新品の部品なのでサビは全くないのですが、もちろんそのまま車に取り付けたわけではなくて、当然1本4000円ほどもする耐熱ステンレスコート剤を装着前に塗布し、コート剤が乾いてからガスケットを間に挟んでタービンに取り付けました。現在はこちら掲載の右側の写真の通りすでに鮮やかなゴールド色に焼けております。
そしてこのまま廃車まで4~5年? ほど様子を見ますが、高熱になるターボ車でもコート剤がひび割れなどすることも無ければ性能十分ということで、次期購入車では新車購入直後から徹底的に腐食対策を施工いたします。
ちなみに取付完成後の写真は右側でして、これはここに掲載のため後日わざわざバンパーやアルミカバー、O2センサーまで取り外してから写真撮影したもので、マフラーとの連結部も劣化品はマフラー締結ボルトが大きく傾いておりましたが、今回はマフラーガスケットも含めて当然新品にしておりますのでしっかりと取り付けられており、三元触媒も新しくなり一酸化炭素CO漏れや排気漏れは退治できていると思います。
現在のハニカム構造の三元触媒はいちおう寿命がないということになっておりますが、さすがに26万kmも乗ると浄化能力は幾分は落ちているそうで、そのうえさらに10万km以上も乗ろうとするといずれは交換ということも考えられそうですが、燃焼系に不具合があれば触媒は一挙に劣化してしまいますね。
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これでようやく2年越しに渡り20万kmを超えると壊れていく重要な部品類、これまでの遠出の支障となっておりました、HIDライト関係(特に白濁してきたレンズ)、発電機オルタネータ、燃料ポンプ、各部インテーク及び燃料系統のゴムホース類全部、そして腐食してましたマニバータと、ヘッドカバーパッキンとメインとテールマフラーのガスケットも随時更新されて、旅行途中で不慮の故障による立ち往生を食らう要素はほぼ払拭されました。
そのうえラッキーなことにその過程で入手できた、中古品ながら新品同様ともいえるモモステハンドルが格安で入手できたため、これも更新されて運転もしやすくなったというオマケ付きの今回の更新でした。
近場しか乗らないなら故障してから修理するのですが(近場しか乗らないならそもそも25万kmも走りませんが)、特に東北や北海道などは関西からでは余りにも遠すぎていて不慮の故障で立往生すると大変です。特に冬場の旅行中のトラブルは、場所によっては大雪山系のトムラウシ登山遭難で多くの人が知るところとなった低体温症や、こちらの方は間が悪かったとしか言えませんが、薄着で出かけたうえ燃料が少なかった北海道湧別町内での凍死の事例のように命の危険すらありますね。
ここまでの更新では、点火コイル3本と三元触媒の前後のO2センサー、高額すぎたノックセンサー、発注し忘れたオイルプレッシャーセンサーはまだそのままですが、プラグはマメに交換していることと、部品さえあれば点火コイルはすぐに交換できますのでこちらはまだ放置中で、残るは不良になる確率が高いのは2つのO2センサーでしょうか。先年部品価格が大幅に値下げされたのでいずれ交換しておこうとは思いますが。
ただ今回の更新作業のの反省点としまして、オイルインレットパイプのすぐ横にあるオイルプレッシャーセンサーですが、部品価格自体は2000円以下と安いのに、この部品の存在自体に気が付かずに交換するのを今回は失念しましたが、やはり嵌合部での腐食によるオイル漏れを懸念して、エアコンコンプレッサーを再び宙に浮かせないと出来ませんが後日交換しておこうと思います。
残るは走行に直接支障がないので現在放置中の、ブースターが壊れているのかAM放送が受信できなくなっている屋根上のバーアンテナ全体と (それでも東北道から外環道走行中にNHKのAM放送が受信できたが、電波がかなり強かったのでしょう → 2019.4月初め頃、中古良品に交換し処置を終えました)、内部のウレタンが劣化しボロボロすぎて絶えずクズが落下してくる屋根布の交換をしばらくしてから取り組むつもりです。
あといずれラジエターファンと冷却水ホース類のすべて、もしかするとラジエター本体から冷却水が漏れ出せばこれらも交換するかもしれませんが、これでとりあえず出先での応急修理では作業できないような、あるいは予兆なく故障しそうな箇所などの、大きな更新はひとまず終了いたしました。
次は超ラッキーだったモモステハンドル交換をご紹介したいと思います。
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今回は全く腐食してない新品を取寄せ。中古品だとすでにサビまみれなため、耐熱塗料が付着しないので断念。
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新品部品のフランジ部分。3mm以上の厚みがあり、もちろん手で触ってもビクともしません。
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腐食でかわいそうなぐらいフランジ部分がボロボロのマニバータ。もう折れる寸前なので更新することに。
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マニバータの中を撮影。この格子の中に三元触媒がはいっていて、一酸化炭素COなどを無害にしてくれます。
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5万円ほどもした新品マニホールドコンバーター。耐熱ステンレスコートをしてから取り付けます。
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当方で最も良かった耐熱スプレー、ユニテックの耐熱ステンレスコート剤。高価ですが腐食防止のため使用。
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厳重にマスキングをしてから、耐熱コート剤を塗布していきます。特にフランジ部分はしっかりと塗布。
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見た目はきれいだった真上部分まですべて塗布しました。耐熱塗料は加熱しないと完全には固まらないです。
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新品のマニバータとタービンとを新品ガスケットを介してドッキング。あとはマフラーを繋ぐだけ。
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作業をすべて終えてから幾日かしてから撮影。ターボ車特有の激しい熱でステンレスコート剤がゴールド焼け。
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