[CBR250Four] スピードメーターケーブルの点検(>スピードメーター不動に対する現状把握)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
過去に実施したDIY作業を整備履歴(備忘録)としてアップしています。
# この記事のアップ:2020年11月30日
これまで点火系、潤滑系、冷却系、排気系のほか、外観のリフレッシュをDIYで行ってきましたが、この時点で機能不調に陥っている部品が一つありました。それはスピードメーター。実走時の車速が反映されない(平たく言うと、指針が動かない)状態になってしまっていました。
※長年の経験により、ギヤ段とエンジン回転速度から車速は分かりますが…決して好ましい状態ではありません。
2
そこで改めて、スピードメーターギヤケーブルを点検してみます。
MC14型CBR250Fourでは、「車速センサからのパルス信号により電気的な出力で車速をメーター表示する」方式ではなく、「フロントホイールに連動するメカニカルギヤでケーブルを機械的に駆動し、スピードメーターを動かす」方式です。
3
スピードメーターギヤケーブルの先端は、プラスの皿ねじでスピードメーターギヤに接続しています。
メーターギヤに不具合があるのか、あるいはメーターケーブルに不都合があるのか、文字通り、切り分けします。
4
分離したケーブルの先端部分は、樹脂ボディが経年劣化で割れてしまっていました(皿ねじでの固定はできていましたが)。
ホイールの回転がスピードメーターまで伝達していないことから、ケーブルの中身が途中で破断している可能性もあるため、内蔵されているインナーケーブル(ワイヤー)をスリーブから抜き取ってみます。
5
スリーブからインナーケーブル(ワイヤー)を抜き取った様子。おおよその長さは約85cm(目安値)です。
予想に反して、インナーケーブルには損傷も破断もありませんでした(潤滑剤が黒く汚れてはいましたが)。
6
インナーケーブルの後端:スピードメーターに挿入される部分の拡大図。
ケーブルは後端部分で四角柱形状に成型されていますが、ここも予想に反して「カドが摩滅して円柱状にすり減っている」ようなこともありませんでした。
※ケーブル先端の四角い部分が、スピードメーター本体に差し込まれてメーターを駆動するので、摩滅によりケーブルが痩せ細って空回りしている可能性を疑ったのですが、どうやらその可能性は低そう。
7
インナーケーブルの先端(コの字型の部分)は、若干開き気味のようにも見受けられますが、ここでも明確な不具合は見つかりませんでした(>この時点では)。
また、スピードメーターギヤ自体も「ギヤが空回り」していることもありませんでした(ケーブルAssyを取り外して車体を前後に動かすと、出力ギヤもそれに応じて左右に回転することが確かめられました)。
8
この時点では、「スピードメーターが動かない」ことに対する明確な不具合箇所(原因)を突き止めることができませんでした。
いったんインナーケーブルを清掃してケーブルAssyを組み直しますが、スピードメーターが動かない状況は変わらず。よってその後はスピードメーター本体の点検が必要になる…と認識し、いったん作業を終わりにしました。
※後日談:スピードメーターの復活は、機が熟す2020年04月まで待つことになります…。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( スピードメーターギヤ の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク