エンジンマウント、ミッションマウントの交換

✳️ マウント交換 141,050km

W202のエンジンマウントは液体封入式。昨年12月初めの寒い日に何となくエンジン始動直後の振動が大きい気がしたのが最初。

以後、僅か2週間でマウントはヘタリ、朝一の始動後15分間はブルブル震えっぱなしの状態に。

早急に交換する必要性は理解していたのだが、ヤナセで見積もり依頼した処部品代＋工賃で軽く十万円超。

ネットで捜すと、左右とリアで部品代は17000円程。
ナカジーさんのブログ参考にさせて頂くと自分で出来そうな気がしてきました。

で、基本方針は直ぐに固まったのですが、いざネットで購入しようと思うと意外な事に種類が多くて迷ってしまいます。W202で検索かけると何種類も出てきます。違うモデルに違う扱い業者、異なるブランドで一物多価の典型ですね。
不思議な事に、あるブランドでは4気筒、5気筒、6気筒が同じマウントだったりします。
他のブランドではC250は200や240とは互換性なく、C43 AMG と共通だったりします。
純正品ですら、203品番に統一されており、4発も6発も同じらしい。
ちょっと待って下さい。世界中でこれだけ売れた車なんだから、4気筒と6気筒は各々の振動特性に合せたマウントになってて当然でしょう。
5気筒ディーゼルとV8ガソリンが同じマウントなんて信じられません。

新車では違ってたかもしれないけど、今や部品統合されており、互換品であればW203とも一緒にしてしまう傾向が見受けられます。振動特性なんて関係ないって事ですか？

という事でブッシュ同様相談できるSJさんにLemforder製を発注します。

交換はエンジンを下から持上げて行います。注意するのはファンシュラウドにファンが当って折れてしまった、何て事にならないようにシュラウドの留め具は外しておくこと。

右側のマウントは熱害で上部ボルトが緩み難いらしい。この車も例に漏れず、少し手間取ったけど、何とか緩みました。ヒートシールドは取らずに済みました。

外した左側のマウントの新旧比較。一段分完全に潰れています。

右も同様です。
潰れた分の液体はどこに行ったのでしょう？

取付は左は問題なく付きました。しかし、右は下側のネジ穴に異常あり。
どうやらタップの異常みたいです。5回転入ったところで行き止まり。見た目は普通にネジが付いてるのですが…
仕方ないので、タップ切り直しました。ご愛嬌。

因みに右はエキマニの熱害対応なのか、白いカバーが付いて来ました。
恐らく純正品はカバー付かないのでは？

当たり前ですが、静かで振動のない、普通の自動車に戻りました。

右側 8600円
左側 8500円
リア 4125円

先週右側のロアアームブッシュを交換して貰い、左側は未だ大丈夫とのお墨付きを得ていたのですが……

写真はその時のもの。
しっかりしています。

ところがマウント交換後に再び抉ってみると、見事に崩壊してます。左右の寿命差17年で僅か一週間って凄い品質管理！

おまけにドラッグリンクの中央部のボールジョイントもガタガタ。
全取っ替えするしかありません。

外したリアのミッションマウント

写真の下側のゴムが裂けています。交換は正解でした。

純正が良いか、社外品が良いかは好みの別れるところ。

最近製造された純正品なら安心なのだけど、ゴムのような経年劣化する部品類はいつ製造されたか不明なのが困り物。

安くても粗悪品では困ります。

考えても解は無し？
色々試してみて、みん友さんと情報交換しつつ、酷い目に逢うまで捜す旅を続けるのでしょうね。