中卒労働者から始める高校生活　4巻

マンガです。

犯罪を犯した父親のために中卒で工場で働き出したモノの、じぶんを中卒と笑い捨てた周囲を見返すべく妹とともに通信制高校に入学した男子 片桐真実（１８）のオハナシの4巻です。

前巻で、真実 と 莉央 がようやく付き合うコトになり、ふつうのラブコメになっちゃうかな～？っと思ったりしたんですけど、文化祭に絡めて、真実 の事情を知っていて、真実 のコトが好きな中学時代の同級生が出てきたりして、ゴタゴタしてきました。

まあ、重さは薄れたかもしれません。
でも、青春な感じにはなってきました。
いろいろうまくいかなくて、受け皿もなくて、モヤモヤした気分で荒れて行く若者～っみたいなのも描かれているし、けっこう社会派なマンガだったりします。
不満のハケグチを弱者に見出すって時点で、社会派ウンウンじゃないのかもしれないですけど。

このマンガでは親が犯罪を犯して～ってゆう、たぶん少数派な理由での中卒ですけど、現実には経済的な理由とかで高校進学を諦めているヒトもけっこういるらしい昨今ですし、ソレでも希望を持てる世界がある～って知れるようなこゆマンガはなかなか価値があると思います。

面倒なコト考えなくても、ふつうに面白いし、絵柄もチョット個性的だけどカワイイし、楽しめるマンガだと思います。

実際に通信制高校に通って（？）いた作者さんの描くハナシとゆうコトもあって、時代の違いはあってもウソのないホンモノの強さがあると思います。