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2013年11月18日

70年代はウラカッコいい。

70年代はウラカッコいい。 土曜日に貝塚市民ホールで
元はっぴいえんどの鈴木茂を
見てきました。
小坂忠をリーダーに完熟トリオ
と名して、中野督夫
(センチメンタルシティロマンス、
名古屋中心の古参バンド)
とこういうユニットでツアーをしています。


僕はこれを見て感じて思ったのだけど、クルマでもそうだけれど
当時から40年間たち、若者はいつの間にか60代、子供だった
僕でも50代の半ばに達して、立ち回りが少し難しいと感じることも
ある。

ところで昔の映像と音響を見て欲しい。
(ブログアップ当時の映像が凍結されていたので、代わりの動画を上げておきます)



(ギターを弾いているのは、当時の鈴木茂で23才、細野晴臣で26才くらい
だろう。)※新しく貼った動画には当時の小坂忠も出ています。




ファッション界のだて男、キクチタケオ先生でも、40年前は、こんな
感じである。



なにも、こちらが関西だから、笑いを取ろうと思い、こんな記事を書いて
いるのではなく、今日言いたいのはいくつか要点がある。

鈴木茂が写っている1974年頃の貴重な動画を見て思うことは、
演奏も歌も粗削りだなあ、と思う一方、あの時代の空気感にある
スピードが、なんとも懐かしくうらやましい。

これは、歳を取り若い頃に帰りたいのではなくて、たとえば録音機器の
進化で今は、音響の効果やクオリティーが、比べ物にならないくらい
良くなっている。

古くなったミュージシャンが、演奏も円熟しているということに加え
市民ホールレベルでも、小規模な機材で、かなりPAが良いのに
嬉しく思った。





いま、70年代クオリティーと、2010年代クオリティーのことを
較べれば、話に成らないくらい開きがあると思う。
しかし音楽というのは、録音が悪いからといって、ほかす(捨てる)人は
いてるかもしれないが、真の音楽好きはそんなことをしない。

楽譜とサウンドがあれば、現代で再現してみようとする。
若くて新しい才能が演奏するのも良いが、往年のミュージシャンに
演奏させて聴いてみたい。

クルマについて今度は考えてみると、新しいクルマに魅力のある物が
やっぱり減って来た。この2ディケードくらいの旧車ブームは、理由が
他にも感じられるが、僕は一番にらんでいることは整備力の上昇である。

これにより本来の性能や、もしかして昔より向上した走りをするクルマが
増えて来たことに、気がついている。
クルマのアンチエイジングなのかもしれない。

ところが70年代の“カッコ良さ”について、理解が足らないと、
オーバークオリティーなレストレーションを掛けようとする。

これはやっては行けなくて禁じ手である。



古い写真をよく見ると、昔は世相、風景がシンプルである。
どうしようもなく、プアに見える昔のスタンダード車は、昔の風景には
普通に映えていた。



僕は、カッコいい物を、いじり過ぎてかっこ悪くさせるくらいなら
オリジナルスペックを大切にして、最低限の外観内装チェンジで
現代風に乗るのがカッコいいと思っている。

音楽でもそうなんだけど、原曲を超えるアレンジというのは
中々出てこない。
ただ現代サウンドマネジメントや音響のような効果のある物。

クルマだったらタイヤやガソリンにオイル類。磨く光沢類。
サスペンションやエンジンのきちんとした整備は、現代クオリティーに
引き上げてやると、クルマはもっと輝くと思う。

70年代の生活文化は、当時だから通用していたファッションに過ぎない。
しかしそこにあるスピリットを理解して、自分なりに翻訳すると
「これは今でもやりようによれば、逆カッコいいのでは」と閃くことが
ありそうである。

今の社会に行き詰まっている人は、昔のやり方を盲目的に見るのでなく
なぜこれがイケてたか。さらに現代だったら「どう聴く」を一度考えて
面白そうだったら、どんどん採用したら良い。


これが僕の考える温故知新でなく、日本社会の再生処方箋なのである。




ブログ一覧 | 哲学する気持ち | クルマ
Posted at 2013/11/18 03:23:25

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この記事へのコメント

2013年11月18日 9:08
いわゆる「車趣味」の人は、欧州車を飼ったり、旧車を維持したりして、日本車の新車には見向きもしない人も多いようです・・(私も2年前までそうでした)
「日本では今の車は面白くない」という声もありますが(同意しますけど)、面白そうな車が出ても買わないからメーカーも作らなくなるのですね。
私が乗っている2代目マツダスピードアクセラも、アメリカでは相当売れたのに、日本では4年間で850台ほどしか出ていません・・
売れないものは作らなくなるのが当然です。
今回、私がこの車の新車を買ったのは、車好きの日本人として、意見を言うなら日本車の面白いと思う「新車」を買う義務があると思ったから買いました(^^)
コメントへの返答
2013年11月25日 1:23
44loveさんは、かなりの目利きと思います。
しかしマーケットは国内では、想像以上に縮んでいます。国内は、マーケットが老人化していると言っても良いでしょう。若い年齢の人口は居ても、精神的に老成しているので、いわゆる若者マーケットは、あまりありません。これが70、80年代との一番の差異でしょう。

アクセラは、80年のファミリアに、なぜなれないのか?
クルマ通は居ますが、半可通なのです。そうすると、リセールのこととか、生煮えな業界的評価とかを、気にします。
主観でものを買うことが、大幅に後退したのが、このデフレの97年以降の16年だと思います。アクセラを若い人が買わなく買えなくなった。パラサイトなんて昔の方がまだ甘く、今の現実は、若者がギリギリ以下の生活なんだと思いますけどねぇ。

でも、アクセラスポーツは良い車だと思いますので、VWゴルフに奪われた客が回帰してくれば、話題になると思います。
お金の無いテレビ局に提供して使ってもらえば良いのに。(^_^)
2013年11月18日 20:03
バランス良く古いモノを
現代に取り入れるのは
ムズカシイですね、

バイクも・・・ウェア類ファッションまで
凝ると・・・チョット大変です。
(苦笑)


ヤレ感はあっても
良いなと思います
レストアした新車然としたのは
程遠いですし。
(苦笑)
コメントへの返答
2013年11月21日 4:45
バランス感覚とよく言いましたが、これからは、バランス感性だと思います。

お金は無いけど、貧乏臭くなく、適度に粋に見られるには、ユーズド、中古商品に精通した感覚が珍重されていくことでしょう。

ヤレ感は大事ですが、ヤレ過ぎは、失敗。
後は、時代差と落差でつまずかないことです。
ここが難しい。( ̄▽ ̄)
2013年11月18日 23:08
論点とは遠く、単なる新旧ですが、
大きな交差点の写真の中にも、多くの新旧が。
私が解るだけでも、クラウン・コロナ・カローラ・スカイラインの 当時の新旧。
スターレットにファミリアの姿も。
さらに軽四ときたら、R2・フロンテ・セルボ・N360。
外車が無い。
国産車も当時の方が個性が有りますね。
コメントへの返答
2013年11月25日 1:22
ありがとうございます。70年代らしき写真は、大阪のメーンストレート御堂筋です。道幅は今と同じで、クルマはいっぱい走っていますが、車体が大きくないので、写真にも空気感が写り込んでいます。僕が言いたいことは、それなのです。

やはりスカスカのサウンドや、クルマのパフォーマンスでは、現代では通用しません。しかし、意外と快適だし、プレジャーとファンの部分は昔は大きく、それで物が売れていたことも事実です。

2013年11月19日 0:20
↑  ↑
の交差点の写真の景色のなんと清々しいことか!
現在の真っ黒後ろ窓バンばかりの風景の
なんと忌まわしいことか!

もう、そんな後ろ姿を毎日見てると‥ゲンナリしますよ。
反抗したくもなりますよ。
コメントへの返答
2013年11月25日 1:21
そうでしょう。私も同感なのです。あのね、ものを作るのを、少しか暫く止めたら良いと思うのです。

本もレコード(CD以降の音源)も、どれだけ店に溢れているのでしょう。皆様の家の中にも。

飽和している社会なのに、「ものが売れない」と嘆く頓珍漢なマスコミ。可笑しいと3才の子どもでも判りそうなことなのに。

だから、生産を暫く止めたら、良いのですよ。おおごと、生きて行けなくなる。そんなことありません。現に私が1年間それで生活しています。(笑)目が覚めたら、また新しいことを始めたら良いのです。
2013年11月19日 13:08
成熟という見方もあれば、旬の過ぎたというパターンもあると思う。
大好きな鳥山雄司大先生も今じゃ世界遺産の人です。
勝手にシンドバットも今じゃ演歌でございます、ポーカロシャッフルは永遠!

輝くときってあるんですよねえ・・・
相当うまいこと考えないと、なかなかもう一回は難しいような気がする。

私は、見栄えは我慢できても、機械的にボロの車は嫌です(笑)
コメントへの返答
2013年11月22日 6:56
70年代をトレースすることは、出来ないし、同じ直向きさは、あり得ないでしょうね。
でも感覚は見習いたいと。

ボロいのは、周囲が負けてなければ、成立するけど、自分だけ落ちこぼれるのは、やれない。

しかし、音楽は面白いものです。聴くということは、無くても生きていけるのだけど、かなりあった方が良い。今回は上手い返答が出てこず、ごめんなさい。
2013年11月19日 20:24
私にとっては70年代というのはリアルな子供時代の原風景なので
車のデザインの好みでもその頃の刷り込みが残っています。

便利さと生活水準がちょうど良くバランスしていた時代ではなかったかと今になっては思いますね。
コメントへの返答
2013年11月22日 6:48
コメントありがとうございます。
私も屈託なく生きていた昭和の時代を振り返り、子どもの知識外であった、クルマの事情などを学び直して、生活水準の向上と、技術の進歩のバランスが快適であったと思います。

同じことは、出来ないと思いますが、参考になる発想は多くあるのではないでしょうか。
2013年11月24日 3:15
淀屋橋の写真、、
私が20年以上前に働いていたビルも写っています・・(^^;

↑私も日本は盛りの過ぎた国かなぁ、と思っています。
もうバブル時代のような時代は来ないんだって・・
欧州諸国も米国もとっくに盛りの過ぎた国ですが、衰退していません・・
日本も(良くて)それを目指すべきだと・・
ただ、日本の場合は、マスコミがあまりにも酷いんで・・
(国内を混乱させて、人心を腐敗させ、庶民を、経済を委縮させるようなことばかり言う)
コメントへの返答
2013年11月26日 5:42
こんにちは。元マスコミです。
マスコミが、栄華の時代を過ぎてどうなったのか?は、ご存知の通りです。
集団的なマスの情報伝達の時代は、今からみればクオリティに多少問題があっても、そういったメディアは必要であったと思います。
今からは、副次か並列で残れるか。

日本の衰退の速度が速いのは、成長が急だったからで、これは全てに当てはまる数式です。
イギリスは日本が上がって行く頃に、日没して、今が日本、続いてアメリカが下がると思います。

地球という星でみると、中国くらいが最後でゆっくり冷えて人類が減っていく時期が、数千年か万単位で続くでしょう。

マクロ過ぎますが、全ては法則のあるものだと思いますね(笑)。
2013年11月26日 9:39
ブルースをロックに作り変えるくらいの革命的改造はおもしろいと思いますが、時代の空気も捨てた趣味の悪いリミックスバージョンみたいになっちゃったレストアは痛々しいですね。

「この部分は間に合わせ修理」みたいな米西海岸風も劣化を管理できれば面白いですね。

店に持って行くと、やるなら「今でしょ!」ってなるかもしれませんが(笑)
コメントへの返答
2013年11月28日 18:01
上手いコメント有り難うございます。
一日笑っていなかったのでクスリときました。

頭の悪い人が、やたらと「いまでしょ」言っているのが、理解できなくて愉快でありませんでした。

でもいろんなことを見て、ちゃんと答えてくれる人がいるなら、僕の生き方も間違っていないなと思いました。
有り難うございます。感謝いたします。
2021年7月28日 16:40
今読むとイイですねぇ。この日記。

個人的にはウチのAZ-1の改造を決意した頃なんですね。2013年と言えば。

いや、イイ文章を読ませて頂きました。ありがとうございます。全く同感です。

プロフィール

「やっぱり。言わんこっちゃない。「トヨタ、センチュリーを独立ブランドに クーペ開発でラグジュアリー市場拡大」https://x.com/i/trending/1977788758218219921
何シテル?   10/14 09:32
車は殆ど処分して、1971年登録のフィアット850クーペに 1987年以来、乗り続けています。 住居は昭和4年築の、古い日本家屋に、現状で住んでいます。
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