
前作から4ヶ月も開いてしまった。(´Д`|||)
というのも、ちょっとエピソードがありまして。
いつもお世話になってる鍼のセンセ(40代後半)が
「僕も昔ガンプラよくやってたんですよー」な人で(笑)、
ただアチラはMG(ちょっと大きい1/100)をエアブラシで、あまり派手な弄りはせずオリジナルに忠実にやる派。
対してワタクシはHG(小さい1/144)を缶スプレーで自分っぽさを出しながらやる派。
ぶっちゃけ、作風にあまり重なる部分が少ない。( ̄▽ ̄;)
それでもトータル的な技術や小ネタのアドバイスは頂きながら、施術中はガンヲタトーク満開w
んで、そのセンセ「自分の店を開業してからはやっぱり塗料の臭いとか気になるんで引退してるんですけど、Redさんの話聞いてたらまたやりたくなってくるなぁw」と。
んで、今年の始め頃に
「これ良かったら」と、店の奥の物置から持ってきはったのがこのサザビー。
「発売当初に取り敢えず買ったんですけど、もう10年くらい仕舞い込んだままだし、この先も作るかわからんし、有効に活用してもらえる方が良いので」と頂いたのでした。
MSN-04 サザビー
“例の紅い人” の最強機。
ある意味ミーハー機体w
そういう “主役級” のはもっと技術を磨いてから…と思ってたんですが、
せっかく頂いたし、次に作るのも決まってないし、
いっちょコイツを丁寧に仕上げてみるかと。
人気機体だけあって、HG・RG・MG(旧キットとVer.カトキ)とラインナップが豊富。
実際、頂いたこのHGは一番
チープもといプレーン(?)なキット。
今の流行りはMG Ver.KaとRG。
(Ver.カトキというのはMG用のブランドで、原作デザインを多少無視してでも立体造形的に&イマドキの感覚で “カッコ良く” リデザインしたシリーズ。基本的に元デザインより細身でエッジが効いてる)
(RGはとにかく造りが細かく、メカメカしいディテールが追加されたり、装甲を開閉出来たりする。…が、これも元の設定には無いw)
両グレードともディテールが細かいので、その2つを参考にしてHGのクオリティを上げていく作戦。
はい、こんなところでも
下剋上やろうとしてますwww


せっせとチマチマとひたすらスジボリ。
特にRGの作例を見ながらカリカリ削る。
プラ板貼り貼りもかつて無い規模で。
ここまで、サクッと写真4枚で纏めてますが1ヶ月以上掛かってますww
(ゆーても週1ペースなので、実働時間で言えばそんなに大したことない)
今回、開始当初は “頂き物” という事で気合い入れて丁寧にと思ってやっていましたが、
進まない作業が進む(?)につれ、「これ、完成するのだいぶ先だな… その頃にはガンプラ歴1年になるんじゃね?」と思い、
“節目の1体” にすべく更に丁寧に、手間を惜しまずな方針に。
そこで、
新たなチャレンジ。
細かいところの筆塗り塗装(エナメル塗料使用)。
とりあえず 金 銀 白 黒 を買ってきて、バーニアの中心や細かい凹凸部を塗り塗り。


…これ、楽しい…♪( ̄▽ ̄)
超極細筆でチマチマチマチマやるので、RowGanになると辛い作業なのは間違いないけどw
室内照明より自然光でやる方が見やすい。
缶スプレーがラッカー塗料なので、
筆塗りするなら、浸食して滲まないように違うタイプの塗料(エナメルorアクリル)でやるのが基本。
(ラッカーは乾燥早いし塗膜も丈夫なので案外重ねてもいけるんですが。ハミ出してミスったときに溶剤で拭き取るのが、ラッカー同士だと下地まで一緒に溶けてしまう。違う塗料タイプの溶剤だと下地に干渉せず上塗りだけ拭き取れるので)
(エナメルとアクリルだと、エナメルの方が乾燥時間が長いんですが、=固まるのが遅いので筆ムラになりにくい、というメリット。逆にアクリルは一番毒性が低く、人体に一番優しい。し、マジックリンで拭き取れるw)
…と、
ここまでで2ヶ月半ほど経過ww
そしてようやく塗装。
しかしこれもまた一悶着ありまして。
今回使う「ピュアメタリックレッド」は初めて使う色なので、どんな発色になるのかプラ板で試し噴き。
右がふつーに塗っただけ。
左は下地に黒を重ねたもの。
ふつーに塗ると、赤すぎるw
ワタクシ、
ビビッドな色はおもちゃ臭くて嫌なんですよねw
サイサリスといい
ケンプファーといい、暗めの色で塗ってるのが拘り。
なので、このサザビーも当然、その方向でいきます。( ・`ω・´)
まずサフを噴いて、下地の黒。
…って一行で言ってますが、サフに1日、黒に1日w
んで、赤メタ。
この本塗装を2層化するのも初の試み。
明るい色はこれで結構色味変えられるね。
メタリックだと下地の透けが若干ムラになっても、グラデーションっぽくて味があるし。
ベランダ缶スプラーの現場w

マスキングが綺麗に決まると気持ちいい♪(・∀・)
ちなみに今回この金色部分はエナメルの金とラッカーの金を使い分けてます。
ここで3ヶ月半w
ソンナコンナデ
取り敢えず組上がった段階がコチラ。
うーむ。
我ながらなかなか良く出来たんじゃないかね。(。-∀-)
塗り分けが綺麗に決まってるのはやっぱ筆塗りの成果ですな。
で、
これまた3作業日を掛けてデカールを貼り(笑)。
某宣言がようやく明けたタイミングで、
モノアイ用のスワロを買い出しに行き。

塗装やシールだと横から見た時がダメダメ。
やっぱモノアイはスワロですわ。( ̄ー ̄)
ちゅーわけで!
じゃーん、完成図。(・∀・)
まずはこの色味です。
黒→赤メタ→半艶クリア、の塗り重ねで
渋い色合いに出来たと自画自賛。(。-∀-)
(装甲は半艶クリア、関節部は艶消しクリア。部位毎にクリアを塗り分けたのも初)
この “オモチャっぽくない、兵器っぽい色味” はスプレー塗りし始めた時からずっと拘っておりますのでw
以下は細かい部分のクローズアップ。

足まわりのディテールはかなり頑張った部分。
外側と内側で情報量の差が出ないようにバランスよくしたつもり。

スカート、バックパックの塗り分けも楽しみながらやりました。
肩アーマーの内側はオフィシャルではボディ同色の赤ですが、黒くして金銀の塗り分けも追加。
ファンネルボックスの中の塗り分けが我ながらヤバいw
蓋の裏側も塗りたかったけど、組んでしまった後だったので無理にバラすと折れそうでやめた…
オフィシャルの彩色に黒のアクセントを足したり、
動力パイプの金色をガンメタに変えて派手さを抑えたり。
デカールもうるさくならない程度に。
あとこれも小さな初の試みとして、
プラパイプを使って銃をロングバレル化。

(実はサザビーのこのライフルは銃口が上下2つ並んでいて、上が普通の長距離射撃用、下は近距離用で散弾状に出るという設定なので、こうやってロングバレルにすると散弾を射つと上のバレルを焼いてしまう事になるんですがww シランガナww)
更にビームサーベルにもちょっと塗装を。
これはまだまだ改善点。
手持ちの色を無理やり混ぜて使っただけだし。(´Д`)
アップでねめ回すのも良いんですが、
案外こうやってちょっと引いて見ると、“精密感” が出たりする。
というわけで…
ながーい完成レポートにお付き合い頂きありがとうごさいました。( ̄▽ ̄;)
次は、ドム(トローペン)かギャン(クリーガー)をふつーに組むか…
ミキシング素材用に積み上げてるのをそろそろ仕込み(取り敢えず仮組み)に入るか…
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プラモ | 日記
Posted at
2021/07/04 22:00:19