SEV　BODY　ON　S

この手の商品を巷でオカルト商品とも呼ばれていますが、本当のところは如何な物かを検証、結果をお知らせいたします。
大前提として個人的な「感想」ととらえてください。

レーシングドライバーや自動車評論家などがその効果を驚嘆しているユーチューブがアップされていますが、そこには「忖度」や「バイアス」が入っているのではないか
プラシーボ効果がプンプン匂いそうな書き出しではありますが、結論から申し上げると





「確かに何らかの作用が生じ、ボディ剛性があがったような乗り心地となる」
「コストを考えると、本当に必要かどうか微妙なところ」

検証とはいっても客観的な数値として捉えているわけではなく、あくまでも抽象的な感覚を感想として箇条書きにしたものとなります。できるだけ同じ評価環境として首都高速を条件ごとに周回してみました。


まずは1Mクーペのセンターコンソールに1個取付
結果「ほぼノーマルとの違いは感じない」


つぎに１５万kmオーバーのキャラバンのセンター付近に１個取付
結果「ほぼノーマルとの違いを感じない」


最後に1Mクーペで推奨される運転席、助手席のしたのフロアーフレームの近くに各１個づつ
結果「あれ？」
変化点として
「車が数メートル動いた時の路面のざらつき感を感じ取れる」
「路面の継ぎ目を乗り越えるとボディの揺れが固い」
「フロントタイヤを切った時の入り方の追従性が良い」
「商品を外すと新車の試乗車から自分の車に乗り換えた時のヤレを感じるみたいな状況」

ネガティブな点として
「2個で8万近くするものに対する効果、満足度が微妙」
「ボディの固有振動が変化し、乗り心地に影響することになるのでバネ乗数を変化させるようなタイヤの空気圧調整、スプリングの交換、ダンパーの減衰力調整、タワーブレスなどの補強パーツ、シート交換でもプロセスは異なるが似たような結果がえられる」

あとがき
チューニングの楽しみとはそれを施工することにより何らかの「変化」をもたらした結果、満足するか否かで例えばハイグリップタイヤに変更しサーキットで1秒縮まったとか、車高調をいれてキャンバーをつけフェンダーツライチの見た目を楽しむとかですが、この場合「変化」はあるが、「楽しい」には結びつかず、「なぞ」がありそういう意味でオカルト商品ではないかと思う。