
2025年の2作目が完成しました。
今回はかなり難易度高めのキットだったため、めちゃくちゃ時間がかかりました💦
次にまた作れと言われても絶対作らないです(笑)
通称デイトナ。
1968年にフェラーリのフラッグシップモデルとして発表されたのが365GTB/4です。
GTはグランドツーリング、Bはベルリネッタ、4は4カムシャフトを表します。
ロングノーズ、ショートデッキのグラマラスなボディスタイルを纏い、352psを発生する4.4L V型12気筒エンジンをフロントに搭載し、5速MTで後輪を駆動します。
最高時速は280km/hと当時の世界最速水準のスペックを誇ります。
1969年にオープンモデルのスパイダーが登場。
車名もスパイダーの頭文字を取りGTS/4となっています。
GTB、GTSともに初期型は丸目4灯の固定式ヘッドライトでしたが、北米で人気となったことでアメリカの法規に適合させるためリトラクタブルに変更されました。
1972〜1974年までル・マン24時間レースGTクラスで3年連続クラス優勝、1979年のデイトナ24時間レース2位入賞など輝かしい成績をおさめています。
1980年代には北米ドラマの「マイアミバイス」でデイトナスパイダーのレプリカ(シボレー コルベットがベース)が使われていたこともあり、デイトナスパイダーといえばマイアミバイスと言われたこともあったそうです。
日本では、2017年に岐阜県の納屋に眠っていたGTB/4が発見され、オークションで約2億3,000万円という超高額プライスで落札されたというエピソードもあります。
日本の納屋に億超えのフェラーリが眠るに至るまで一体何があったんでしょうね…。
キットはフジミ製。
パーツ数がとんでもなく多く、高難易度で知られるエンスージアストモデルというシリーズキットのひとつです。
通常、クルマのプラモのパーツは約100ちょいが一般的ですが、このエンスーシリーズでは倍の200以上のパーツで構成されています。
フジミのキットには個人的に作りやすさやリアルさに難ありと感じており、これまであまり手を出してきませんでした😅
ただ、このエンスーシリーズはフジミの底力と拘りが随所にみられるキットということで挑戦してみることにしました。
このキットは元々スパイダーではなく、スペチアーレというハードトップモデルを再現したものでした。
最初はそのままスペチアーレで組もうと思っていましたが、だんだんスパイダーの方がカッコいいなと思うようになり、急きょ路線変更しました😅
ハードトップが無いぶん、塗装もラクですし(笑)
ただ、このキットにはスパイダー用のソフトトップのパーツが付いておらず……
絶版キットなのでアフターパーツも無いだろうと思い、プラバンとエポパテでソフトトップを自作することにしました。
普通にスペチアーレで作る方が何倍もラクでしたね💦
ネットの画像を見て形をおおよそ把握し、現物合わせで作りましたが、まあまあ大きなパーツなので大変でした💦
また、塗装だけだと味気なく思えたので、何か良い方法がないかと考えていた時、たまたまダイソーで「ナイロン補修シート」なる物を見つけました。
シール状になっているので貼りやすく、所々切り込みをいれながら馴染ませました。
塗装よりもリアルになったかと思います😃
ボディカラーはフェラーリ定番のレッドではなく、グリーンメタリックにしました。
グレーサフの上にクレオスのGXメタルグリーン+GXクリアブラックで塗装後、GXクリアグリーンを重ねています。
気をつけて塗装したつもりですが、ボディとボンネットの色合いが微妙に違っています💧
角度によっては目立たないのでまだ良いかな…😅
ヘッドライトはリトラクタブルと固定との選択式となっていますが、迷わず固定を選択。
個人的にはデイトナは固定式の方が断然カッコイイと思います。
ただ、固定式にするにはボディパーツの一部をカットする必要がありなかなか面倒でした😓
フェラーリのリアエンブレムは社外のメタルインレットを使用。
デカールよりリアルに仕上がっているかと思います。
インテリアはいつものようにネット画像を見ながら塗装。
スピードメーターが平面にデカールのみの再現だったので少し手を加えました。
デカールのメーター部だけを切り取り、それに合わせ丸くカットした0.2mmプラバンに貼り、その上からUVレジンを盛りました。
ステアリング部のレバーはインセクトピンとパテで作り直しました。
シフトノブもインセクトピンに置き換え、パテでシフトブーツを再現。
他にもシガーライターとドアロックのツマミもインセクトピンを使用。
インセクトピン大活躍です😃
シートはクレオスのタンとクリアオレンジを混ぜたもので塗装。特徴的なブラック部分は塗り分けるのがかなり厳しそうだったので、1mm幅に切った黒いマスキングテープを貼っています。
ネットで見つけたやり方を真似させてもらいました。
テープを貼るだけなので失敗しても容易にやり直しが効きます。
現行のモデルではほぼ見かけなくなったV12エンジンも再現されています。エンジンブロックは、説明書の指示ではクレオス8番のシルバーでしたが、タミヤのフラットアルミで塗装しています。
かなり細かいパーツ割で作りごたえがありました。
また、キットでは一部省略されているモノがあったので可能な限りプラグコードや自作パーツを追加して密度を上げています。
配線知識はまるで無いので見栄え優先で仕上げました😅
エンジンとフレームだけでもかなり見応えのあるモノになりますね。
フジミの本気を感じます。
これで完成でも良いぐらいと思っちゃいました(笑)
ボディをはめた時にリアタイヤがはみ出たのでトレッド調整しましたが、まだ狭めても良かったな…
まぁ、踏ん張りが効いてる感じで良いっちゃ良いか😅
いや〜しかし大変なキットでした😵
まず無加工でまともな状態に完成させることは不可能だと思います💧
ただ、エンスーモデルだけあって再現度については文句なし👍
他のフジミのキットでよくある、実車と全然カタチが違うといったことはほぼありませんでした。
最近は、ひと手間もふた手間もかかるキットに手を出しがちな感じなので次はもうちょいラクな物にしようかと思います😅