アメリカ

こうみえて私、クラシック音楽も好きなんです。
と言っても、年季の入ったクラシックファンではなく、メロディが気に入ったり、番組で取り上げられたりした有名な曲をスポットでCD購入しているミーハーファンです(^_^;)

ですので、私が紹介するのは超有名・定番曲ばかりです<(_ _)>



今回紹介するのは、アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)作曲、弦楽四重奏 第12番「アメリカ」です。スメタナ四重奏団演奏。

ドヴォルザークの「アメリカ」といってもあまりなじみは無いかもしれませんが、聴いてみれば、このメロディどこかで聴いたことある！と思われるでしょう。



ドヴォルザークはチェコのプラハ近郊出身の作曲家。当時チェコという国は無く、オーストリア帝国ボヘミア地方でした。幼少の頃よりバイオリンの才能を発揮、30歳の頃より頭角を現し、37歳にして作曲したスラヴ舞曲集で名声を手にしました。
ドヴォルザークというと交響曲「新世界より」ですが、交響曲以外にも弦楽セレナーデ、スラヴ舞曲集、チェロ協奏曲など耳慣れた美しいメロディの作品が数々あります。小学校で放送委員だったまるしは、給食の時間にユーモレスクをよく流していました(^_^)
本来は交響曲よりも室内楽や協奏曲が好きな私にとって、「アメリカ」は昔から好きな曲です。やはり第二楽章。

音楽教育のためアメリカに渡ったドヴォルザークが、「新世界より」と同時期に作曲した弦楽四重奏。ボヘミア地方の郷土色とアメリカ黒人霊歌とが融合した、懐かしさ、哀愁、癒やしを感じさせる名曲です。



スメタナ四重奏団(1945-89)は、チェコスロバキアのカルテット。結成当時は後に指揮者となるV.ノイマンも参加していたようです。ドヴォルザークとともにボヘミア楽派を代表する作曲家、スメタナを名前に頂いており、当然、スメタナ、ドヴォルザーク作品を得意としています。「アメリカ」に込められた想いが弦の響きから滲むような名演奏です。

例によって、YouTubeの動画です。第二楽章は7:00ごろから。




時代を超えて愛されるクラシック、やはり本物はすばらしい＼(^o^)／