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2016年03月07日

大いなる土産10・革新

大いなる土産10・革新 S師匠に頂いたロータスF1ミニカーシリーズ、第十弾です。
d(*・ω・*)b


17個のうち残り6個です。だんだん残り少なくなってきました。ランダムに選ぶので何が出るかはそのときのお楽しみ。





さて、第十回目は・・・


ロータス78でした。カーナンバー5,マリオ・アンドレッティのマシン。


Wikipediaより抜粋
(今回はやや長くなりますが、歴史的マシンのため、お許しください)
1976年初め、老朽化した72のスピード不足と、新型77の性能に失望したチャップマンは、上下逆向きのウィングをボディへ応用する効果について考えを27ページの文書にまとめ、チーフエンジニアのトニー・ラッドに託した。ラッドはチーフ・デザイナーのラルフ・ベラミー、車両エンジニアのマーティン・オグルヴィ、空気力学のピーター・ライトらとチームを編成した。
ライトは、風洞を使ってF1マシンのボディシェイプで実験を始めたが、実験中に翼端板がずり落ちてローリングロードとの隙間を塞いだ際、ダウンフォースが急増することを発見しサイドスカートのアイデアを得た。
基本的に78は72と同じウェッジシェイプと内部レイアウトを共有したが、より空力的な改善、良好な重量配分、延長されたホイールベースを特徴としていた。そして77から発展したアルミハニカムのモノコック構造を持っていた。
サイドポッド下面は大規模に逆翼型に形づくられ空気の流速を速めることにより車両の下側を減圧した。サイドポッドの面積を可能な限り広げ、モノコックはより細くされた。このグラウンドエフェクトには、ダウンフォースを得ながらむしろ空気抵抗が減少するメリットもあった。
車両下面の低圧域を保つため、サイドポッド下部に可動式のゴム製サイドスカートが装着された。こうしてベンチュリー効果によって強力なダウンフォースを発生させるしくみが完成した。
サスペンションはロータス77のものが流用された。極端に広いフロントトレッドにより空気抵抗は増加するもののハンドリングが劇的に改善されることが判明しており、グランウンドエフェクトの作用が低い中〜低速コーナーでの優れたハンドリングに寄与した。また車体から離れたフロントタイヤはサイドポンツーン下面への空気の流入を阻害せず、高速コーナリング時のグラウンドエフェクトの増加にもつながるという恩恵があった。一方、車体下面の空力と路面との相互作用に細心の注意が払われた結果、空力効果を維持するために車高変化の少ない固いサスペンション設計が採用された。これによりマシンのセットアップとモディファイは比較的容易となった。

1976年7月、コードネーム"John Player Special Mk.III"、「ロータス78」が誕生した。アンドレッティは78をドライブすることを、あたかも「路面に塗られる」(painted to the road)かのようだと表現した。

アンドレッティは76年終盤からでも実戦投入することを主張したが、アドバンテージを維持したいチャップマンに却下された。

1977年シーズン
ドライバーはM.アンドレッティとG.ニルソン。第4戦USGPで早くも初勝利を挙げた。
だが、車両下面の低圧域が前方に寄りすぎていたこと、アウトボード式のリアサスペンションが空気の直接の通り道にありマシン後部の安定性に影響を及ぼしたことがオーバーステアをひき起こした。バランスを取るため大きなリアウイングを装着したが、高速域で大きなドラッグを生んでしまった。フォードはこれを補うためにDFVエンジンの改良バージョンを提供したが、信頼性が犠牲となった。アンドレッティは1977年シーズンに5回ものエンジン故障に遭い、3勝のN.ラウダに対して4勝し7回ポールポジションを獲得しながら、ワールドチャンピオンシップを取り逃がした。この年G.ニルソンの1勝を含め計5勝、62ポイントでコンストラクター2位であった。
1978年シーズン
78は第5戦モナコまで使用された。まだ競争力を有しており、アンドレッティ、ピーターソンが各1勝を上げた。
第6戦からは79を投入し、この年ロータスはドライバーとコンストラクターのダブルタイトルを獲得した。
だが、第14戦イタリアGPウオームアップでピーターソンは79をクラッシュさせ、決勝はスペアカーの78で出走した。5番グリッドのピーターソンはスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれ、翌日死亡した。



言うまでも無く、ロータス最高のエポックメイキングな技術、ウィングカーの誕生です。
マシンのスピードが上がるにつれ、いかにコーナリングスピードを上げるかが鍵になっていました。前後のウィングが導入されダウンフォースは増えましたが、直線でのドラッグになるため最高速は低下しました。
いかに空気抵抗をへらしつつダウンフォースを得るかということにチャップマンは苦心し、ウェッジシェイプの72は成功しましたが、その後低迷しました。ウィングカー78はまさにF1の歴史を変えるアイデアに溢れたマシンでした。

このマシンもJLD2011で見ました。曲線美の79に対しストレートなデザインの78、シャープでカッコイイです。


また、このマシンは村上もとか先生の「赤いペガサス」で、ケン・アカバのライバル、アンドレッティのマシンとして非常に印象深いです。



ネットで拾った画像も掲載しています。問題があれば削除します。
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Posted at 2016/03/07 21:04:09

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この記事へのコメント

2016年3月7日 21:53
持ってる。
赤いペガサス。
コメントへの返答
2016年3月8日 18:43
私もeBookで全巻購入(^o^)
2016年3月7日 23:49
やっぱり記憶のロータスは黒金だなぁ。
ステキだわ〜。
ナナちゃんを黒金に塗るってのはどうだろう…
コメントへの返答
2016年3月8日 18:45
やっぱり黒金ですね(^o^)

ナナちゃん、Chargeマツダカラーというのはどうでしょう?ラッピングで出来そう(^_^)
2016年3月8日 22:24
自分が ヨーロッパ と併せ Lotus ファン となる原因 ? にもなった思い出深い 1 台ですね 。 79 のようにタイトルこそ取れませんでしたが1 戦限りの インペリアルカラー や ピーターソン の事故等も有り記録よりも記憶により残った 1 台でしたね 。

アンドレッティ によれば 「 78年のタイプ79 より77年のタイプ78 の時のほうが他車 に対するマシンアドバンテージ は大きかった 」 とも語られていますので解説文にも有るように ニコルソンチューン の高回転型DFVの信頼性がもう少し有れば 、 マシンアドバンテージ を考えれば寧ろ信頼性に勝る通常型DFV を搭載していたら 77 年のタイトルはアンドレッティ が取れたのではないか ・・・ と思えるのが残念なところです 。
コメントへの返答
2016年3月9日 19:48
当時はF1中継などありませんでしたから、F1の情報はもっぱらAUTOSPORTでした。赤いペガサスはロータス78はもとよりアンドレッティ、ラウダ、ハント、シェクター、フィッティパルディなど当時のドライバーが生き生きと登場して完全にはまっていました。

77年シーズン、ロータスはリタイヤが相次いでいますね。もう少し信頼性があれば、あるいは・・・
歴史にたらればはあり得ないですが(^_^;)
2016年3月9日 21:09
最終戦の富士の、ゴール直前のシーンですね。
ワタシ、SV11よりSV01の前期型が好きです(笑)。
コメントへの返答
2016年3月9日 22:51
赤いペガサスは1977シーズンですが、連載は2年くらい続いていたので、SV01、01改、11とどんどんモダンになりましたね(^_^;)

プロフィール

「ロータスの力 ・・・職員旅行3 http://cvw.jp/b/346614/48581781/
何シテル?   08/06 22:20
私はいわゆるスーパーカー世代です。「サーキットの狼」「赤いペガサス」でロータスへのあこがれを刷り込まれ、いつかはロータス...と夢見て、ようやく07年6月、エリ...

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