ターボラグを体感してみよう

FK8シビックタイプRを街中で見る機会が増えてきました。
試乗した時のブログでは買わないと言いましたが、買える（維持できる）ものなら欲しいと思うクルマの一つです。

そんな中、他の方のレビューで目にする「ターボラグはある」という内容。
はて？自分が試乗した時は感じなかったのですが、どういう事なのでしょう。
そもそもターボラグについて認識が間違っているのでは？

Wikipediaにターボラグの項がありました。それによると

"減速時にアクセルペダルを戻すと排気エネルギーが減少しタービン回転数が徐々に下がる。同時に、スロットルバルブより上流の空気も行き場を無くすため、逆流しコンプレッサーの回転が妨げられる。 その後再加速のためにアクセルペダルを踏み込んだ時、タービン回転数が再び上昇しコンプレッサーが機能するまでの遅延時間が生じ、この間は十分な過給が行なえず、期待した機関出力を得られない。"

ふむふむ、つまりアクセルオフで完全にスロットルが閉じた状態からアクセルオンした時に起こるという事か。

確かにそのような運転はFK8試乗時にしていませんでした。
記憶があいまいですが、アクセルは1/3くらいで十分タービンが回っている状態だったかと。

そこで、ちょうどDCTのターボ車に乗る機会があったので、ターボラグを体感してみる事にしました。

まずはアクセル1/3からのフルスロットル。
マニュアルモードにしてギアを2速固定、3000rpmになったらアクセル全開！
途端に盛り上がるトルク。ラグと呼べるような加速の遅れはありません。

次にアクセルオフからのフルスロットル。
同じく2速固定で4000rpmからアクセルペダルを放します。
そして3000rpmまで下がったら一気にアクセル全開！
すると踏んだ直後にさっきと明らかに違うパワー不足感、そして遅れてやってくるフルパワー！

こ、これがターボラグか！

フルブレーキからコーナーを立ち上がる際のターボラグは気になりそう。
その先が長いストレートならそこまで気にならないのかと思いますが、コーナーが連続する場所だと...

今までNAしか乗っていなかったので良くわかっていませんでした。
正確にはターボも乗った事あったのですが、ターボラグが起こる運転はしていなかったのでしょう。
実際に体験しないとわからない事ってありますね。

無知は恐ろしい。

これを踏まえた上でもう一度FK8に乗ってみたいです。