
長いと思っていた年末年始の連休は一瞬にして終わってしまいました。
この間、ずっと家にこもってひたすら鳥海と格闘していましたが、振り返るとほとんど進んでいませんorz
とりえず進捗報告です。
ぼちぼち上部構造物が出来上がりつつあるので、いよいよリノリウム甲板に施したマスキングテープ剥がしの儀を行います。すると…

これはひどい…。
このような状況にならないよう、甲板上のリールや給気筒などはほとんど取り付けない状態でマスキングしたのですが、やはりテープ1枚1枚が数ミリのものが多く、しかもイージーペインター改の吐出量が多めであることが原因だろうと思われます。
次回は対策必須ですね。
特に状態の悪いところは彫刻刀などで塗膜を剥がし、再塗装することにしました。

筆でタッチアップをすると吹き付け部分との微妙なトーンの違いが出ますが、その後、クリアを全体に吹いてやるとかなり収まってくれます。
次に取り組むのは飛行機格納庫。
鳥海の格納庫の詳細が分かる写真は残っていないので、高雄と摩耶を参考にします。

これらを基にまずは翼格納用棚を作りました。尾翼置き場はクオリティが低いですが、設置するとあまり見えなくなるのでこれで妥協w

そして格納庫へ設置。
次にカタパルトとドーリーを作ります。
新造時のカタパルトは呉式2号3型でしたが、どこかの時点で2号5型に換装されています。その時期は一次資料が無いため明確ではありませんが、こちらのサイト(
模型の缶詰BLOG出張所)で推論が提示されているので、これを基に2号3型を設置することにします。
ちなみに2号3型の写真はこちら↓

これは軽巡球磨に搭載されたものですが、支筒以後の後半部が徐々に細くなっている様子が見て取れます。一般的な2号3型は5型とほとんど形状が変わらず、後端下部が少し切り上がった形をしており、レインボー社のエッチングパーツもそのような形状となっています。
なお、同ブログでは搭載機も「94式水偵3機」と推定していますので、これについても再検証してみたいと思います。
まずは1938(昭和13)年6月の鳥海の写真です。

この時点では94式水偵×1、95式水偵×2となっています。
先ほどのブログでの推論を前提とすると、この写真の時点から95式水偵2機を94式水偵に乗せ換えたことになります。その根拠は明示されていませんが、恐らく両機の航続距離ではないでしょうか。94式の2,20kmに対し95式は898km。ガダルカナル攻防戦では各艦がトラックやラバウルから出発することが多く、水偵発進後に艦でなく基地へ戻る可能性を考えると、95式の航続距離では心もとないのです。
しかし私としてはこの理論に少々疑問を持ちます。というのは両機の重量の違いです。
全備重量は94式の3,000kgに対し95式は1,900kg。これが2機分となると2,200kgも違うこととなります。
また、鳥海はミッドウェー前に機銃増備を行っていますが、同時に何かを撤去した様子はありません。これが予備浮力を使ったものだとすると、なおのこと2,200kgの増加は厳しくなるのではないでしょうか。(ちなみにトラック停泊中の鳥海写真では後部艦橋脇の12m内火ランチを撤去している可能性があります。)

鳥海の戦闘詳報によれば第一次ソロモン海戦時には水偵を3機積んでいましたが、そのうち2機をブーゲンビル付近で射出し、対潜哨戒後にショートランドへ行かせています。残り1機はツラギ沖で射出し、夜戦中に吊光弾を投下させ、同じくショートランドへ帰らせています。

ツラギ沖からショートランドまでは500~600kmあることから、95式の航続距離では若干の不安があります。
これらのことから、ツラギ沖で射出された1機は94式、ブーゲンビル沖で射出した2機は95式、つまり1938年時と同じラインナップと推定しました。
さて、搭載機の推定を基にモデリングを行います。
ドーリーの上に乗る水上機架台は単フロートと双フロートで形状が異なるので、単×2、双×1を作りました。

いずれも初めてエッチングパーツで作りましたが、本当に大変な作業ですね。特にドーリーは極めて小さなサイズで複雑に折り目を付けなければならないので難儀しました。
次に取り組んだのが12cm単装高角砲。

これをスクラッチするかジャンクパーツを使うか悩みましたが、鳥海製作が長期化していることからパーツ利用とします。が、気になったのはシールド背面。プラの厚みがすごいのでデザインナイフでちまちまと削り込み、砲の尾栓を追加しました。尾栓の角度は砲身に合わせてあります。
2番4番主砲は少し高く設置されていますが、そのサイズを改めて測ってみると…

これほど違うとは…。
やむなくこれもスクラッチしますが、ちょうどいい直径の円形パーツが手元に無いので、それぞれの径を自作し、それをレジンで複製しました。
といったところまでで年末年始休みは終了。
うーん、やっぱり全然進んでない…。
Posted at 2026/01/04 22:10:03 | |
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