約1か月半という、私にとっては超速で重巡洋艦古鷹・加古のジオラマを完成させ、特に加古は水柱で一定の成果を上げることに成功しました。
このところずっとフネばかり作ってきたので、当初の予定では9月はまるまる模型工作をお休みするつもりでしたが、罪プラが大量にあることなどから少しずつでも製作を続けることに方針変更します。
とはいえがっつり工作は疲れてしまうので、簡単工作で済ませられるキットをチョイスします。そして選んだのが伊16。
約50年前に開発されたキットですが、現在でも第一線級のモールドと考証を誇り、そのことはプロモデラー・春園燕若さんもブログ(→
■)で触れられています。
なので素組みでも全然問題なし!
しかし実艦写真がこの1枚しか見当たりません。

ここでまた悪い癖が。
こちらのブログに伊16について詳細な考証を行った記事が掲載されているのです。
海に憧れる山猿
こんなものを見せられては素組みするわけにいきません(笑)
ということで工作開始。
キットは正確な考証に基づいていますが、プラの厚みだけは新旧に関わらずどうにもならないので、主砲ブルワークをデザインナイフでカンナ掛けして薄くしました。
次に艦首付近の修正ポイントは↓の写真の通り。
同様に艦尾付近も修正。
船体の修正作業は完了したので、塗装に移ります。本来ならマスキングで塗り分けるべき場面ですが、マスキングが面倒なので全て筆塗りで頑張りました!微妙なはみだしは見なかったことにしてくださいm(_ _)m
次は艦橋。甲板上に構造物がほとんどない潜水艦では、艦橋が腕の見せ所のひとつでもあります。

今回初めて取り組んだのは、機銃周囲のブルワークの膨らみの再現。キットでは特に膨らみがない状態となっていますが、25mm連装機銃の操作範囲を確保するため、その周囲だけ僅かに膨らみが出来ていたようなので、これを再現しました。
まず膨らみ部に0.5mmプラバンを張り付け、その内側からリューターで削るというステップを踏みました。若干粗い仕上がりですが、それっぽい形にはなったかなと思います。
ここまでで各部の修正作業は完了なので、ウェザリングを行います。
最近の私の作品では基本的にウェザリングを行わない方針ですが、潜水艦に限っては当時の乗組員の方が「かなり汚れていた」と証言しているのを何かで読んだ記憶があることと、箱絵でもかなり赤錆が付いた状態で描かれていることから、強めの汚しを行うようにしています。
ちなみに箱絵は実艦にかなり正確に描かれています。伊16に関していえば、艦首先端に無アリングパイプが描かれており、実際にその位置に設置されていたようです。

キットにはそのモールドはありませんが、箱絵を参考にしながらキットを改修していくという作り方もアリですね。
次に取り掛かったのは特型格納筒。一般的には「甲標的」と呼ばれます。
甲標的本体に取り掛かる前に、伊16に搭載するための架台について調べます。

この写真を見ると架台は1/4程度の円形凹みが付いたものが両側に設置されると分かります。
その上に結束バンドのようなもので甲標的を固定するようですが、どうやら潜水艦に甲標的を固定した状態の写真は無いようです。では回天はどうでしょう。

4か所で留められていますが、結束バンド状のものと甲板の間はジョイント金具で接続されているようです。また先の2枚をよく見ると、バンドと回天の間に緩衝材のようなものが挟んであります。
恐らく甲標的も回天と同様の方法で甲板に固定されていたものと推察しました。
バンドはエッチングのはしごを活用しますが、緩衝材と金具は面倒なので省略しますw
これを再現したのがこちら↓
そして甲標的本体。今回は1942年5月に行われたディエゴスアレス軍港の夜襲時を再現しますが、その時に搭載された特型格納筒は「改一」というタイプで、真珠湾攻撃時のものと比べると網切器などが増設されたという違いがあります。
またパーツでは船尾の横舵が再現されていないので、プラバンで追加します。
その結果がこちら↓

0.2mm針金工作が中心のかなり繊細な工作だったので、すごーく大変でした!
一流モデラーさんから見ると「なんじゃこりゃ」レベルですが、ヘタレモデラーの限界ですので勘弁してやってくださいm(_ _)m
最後にジオラマベース。
100円で買ってきたものに5mm厚スチレンボードを貼って石粉粘土で波を作りました。

このあと色を塗って、波頭に情景テクスチャー粉雪を付けてあげれば完成します。
ということで工作期間は5連休をまるまる使ってしまいました。
プロの燕若さんはジオラマ化しないものの1日で完成させています。
遅いぞザク違。
次回は完成報告です。
Posted at 2026/09/24 20:28:07 | |
艦船模型 | 趣味