
主だった構造物はだいぶ出来上がってきたので、ぼちぼちディテール部分の工作に入っていくことになります。
まずは4基の高角砲周辺。
青葉型は鳥海同様、12cm単装高角砲を装備しているので、弾薬箱及び信管調整器を配置することとなります。残念ながらこれらはインジェクションでも3Dプリントでも販売されていないので、プラバン等で自作しました。

こんな細かい作業はやらないと決めたはずですが、ついついやってしまいました…。
そして鳥海の例を参考にしながら、甲板上に適当に配置。
次に高角砲座のブルワーク。実は青葉型と古鷹型ではブルワークの形状が異なります。古鷹型は他の巡洋艦同様お皿のような形をしていますが、青葉型は舷側に沿った一枚板の中央付近が丸く出っ張ったような形。なぜ青葉型だけこのようになっているのかと感じ、そもそもこの形状で正しいのかも疑いましたが、青葉の戦後写真で確認できる限りでは正しいようです。よってパーツを薄く削り込みました。
高角砲座ですが、新造時の図面や写真をよく見ると、砲の中心位置がわずかにズレていると判明。

1番2番は前方へ1mm、3番4番は同じく1.5mmほど移動させるため、ブルワークもそれに合わせて設置しました。
次に煙突周辺の機銃台を製作します。
その確認のために見たこの写真。昭和17年10月11日撮影の青葉とされます。

矢印で示した場所に多角形をしたフラットが見えます。
ん、これって何のためのもの?そしてどこにあるの?
場所は前後煙突の間にも見えますし、後部煙突の後ろのようにも見えます。そして一定の広さがあるにも関わらず何も置かれていないので、機銃や指揮装置などのブルワークでもなさそうです。さらには手すりもついていない…。この時期までに設置された各種ブルワークの類はいわゆる戦時急増型の角ばったものではないので、なおのこと用途が不明です。
Xにこの画像を上げて皆様の意見を待ちましたが、特に反応もなく…。結論、不明ですorz
次に見たのはこちらの青葉。これも昭和17年秋の撮影とされ、恐らく艦橋から撮ったものでしょう。

ここで謎なのが、中央あたりに移っている4.5m測距儀。写真をよく観察すると、測距儀の下にフラットが設けられており、その向こう側に機銃2基が奥に向かって並んでいるように見えます。
しかしこの位置関係で測距儀を設置するためのスペースがないのです!
キットの設置位置は前後高角砲のちょうど間のあたりとなっていますが、それだと↑の写真の位置関係とは合わないこととなります。
うーむ、これはどう解釈すればよいのか。
この周辺の写真は戦後の青葉のものが数枚ありますが、そもそも測距儀が撤去されているようで、その痕跡すら確認できません。かなり不鮮明ではありますが、第3次ソロモン海戦後に撮影された中破状態の青葉を拡大してみると…

なんとなく位置関係が見えてきそうですが、かなり損傷した状態なので、本来の位置関係が正しく見えているという保証がありません。
改めて先ほどの画像を拡大してみましたが…

やはり測距儀の向こう側に機銃座があるようにしか見えませんし、測距儀下にフラットがあることも間違いありません。うーん、悩ましいぞ…。
困ったときのX頼り、ということでお尋ねしてみたところ、こんな画像が提供されました。

この画像とほぼ同じ角度でキットを撮影してみました。

これで行くと、キットの設置位置よりも機銃座近くに測距儀があるように見えます。しかしそれだと艦橋から撮影した写真にあるように「1番高角砲のすぐ脇に測距儀がある」という位置関係からズレることになります。うーむ、スッキリしない…。
1番2番25mm機銃座がこの時期にはもう少し後ろにあったというアイデアも考えましたが、やはり無理があるように思いました。その後もこの件だけで1週間近く悩みましたが、恐らくいつまで悩んでもすべての写真の整合が取れるような結論が出ると思われなかったので、Xで提供された画像を根拠にした設置位置としつつ、測距儀直下にメンテナンス用の円盤状台座が設置されていたということで決着させることにしました。
次に機銃台ですが、戦後青葉の写真を見ると、ブルワークは機銃周辺のみであると判明。よって機銃台全周に施されているブルワークをいったん削ってからプラペーパーで作り直しました。
カタパルト台も実艦写真を参考にディテールアップしました。
次回はいよいよジオラマベースへフネを設置しようと思います。
今月中に完成させられるか、オレ!?
Posted at 2026/07/12 19:58:44 | |
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