
前回ブログでも触れましたが、夕凪の魚雷運搬軌条は左右両舷に敷設されているので、0.3mm角に切ったプラバンを貼り付けて表現しました。
船首楼甲板上も実艦写真を参考にディテールアップ。
アンカーチェーンは0.19mm針金をよじってペンチでつぶしたものを使いました。

アンカーはキットのパーツを使いましたが少々大きめなので、WL小型艦兵装セットのものを使う方がよさそうです。また、リールもキットのパーツを使いました。両側の三角支持板が再現されていないので、プラペーパーで作っています。サイズ的にもバッチリ!
艦尾の爆雷兵装は睦月型に準じた配置だったそうなので、ジャンクにあったヤマシタホビーのK砲と装填台を設置しました。その他のディテールも睦月型を参考にしています。

なお、3~4番主砲の甲板室が長すぎて爆雷関係装備の配置スペースが足りないため、甲板室を1mm短縮しました。
次に艦橋を作ります。
春園燕雀さんの旗風製作記事によると、ピットロード神風型の羅針艦橋は形状がよくないので、WL三日月のものを使うと良いとのことです。しかし手元に三日月パーツはないので図面を基に自作することにしました。
ここで気になったのは羅針艦橋の天蓋部。
新造時の神風型はキャンバスで覆うようになっていましたが、艦によってはその後金属製に変更されています。さて、第一次ソロモン海戦の夕凪はどうだったのか。

その時ズバリの写真は残っていないので、他艦から推定するしかありませんが、少なくともこの2隻はキャンバスのままです。金属製が確認できるのは峰風型の汐風と澤風くらいで、いずれも戦争末期の対空兵装強化後の姿です。
↑で示した帆風はS18年12月でもまだキャンバスのまま。峯風型でも同様の傾向があるようなので、第一次ソロモン時はキャンバスと考えてもよいと判断しました。
もう一つ気になったのは羅針艦橋上にある測距儀を置くスペースに何が置かれていたか。キットの組立説明書では探照灯とその後ろに2m測距儀を置くよう指示があります。実際、旗風の図面でもそのように描かれています。
しかし夕凪の写真ではそのように見えず、大小測距儀が前後に並んでいるように見えます。また、第四艦隊事件前の睦月型のうち望月も同様に見えるのです。

さらにそのステージの後端は前マストまで伸びているように見えます。

これらを踏まえてキットのパーツを眺めると、まずは羅針艦橋の形状修正が必要です。

キットのパーツを活かそうかとも考えましたが、羅針艦橋内部の海図台などのモールドを削る必要があるため、プラバンで作り直した方が早いと判断しました。
更にその他の部分もほとんどスクラッチとなり、このような姿となりました。

この時点では艦橋TOPに探照灯が載っていますが、このあと測距儀に変更しました。
2~4番主砲台座はキットのパーツでは周囲に低いブルワークが立ち上がっていますが、実際には手すりが設置されています。手すりは甲板の縁に設置されるものも含めて「再現しない」方針なので省略します。
問題は3番4番主砲の台座の平面形。キットパーツは円形ですが、図面では少し潰れた円となっています。よって図面を1/700に縮小印刷して台座を切り取り、それをプラバンに貼り付けて形を切り出しました。

この時同時に両主砲間にある通路の覆いを素通しにする作業も行いました。パーツから覆いを切り離してリューターで削り込んで作りましたが、リューターを使っていると「あぁ俺ってモデラーみたいだな」といつも思います(笑)
二本の煙突は形状・サイズとも問題ないので、煙路をリューターで削って開口しました。

ただこのあとファンネルキャップのパーツ付け忘れに気付いたので、結局穴は塞がれましたorz
甲板上に煙突を設置し、周囲の蒸気捨管を設置。
だいぶ形になってきました。
やはり駆逐艦はパーツ数が少ないので、作業が早いですね。
Posted at 2026/04/19 22:12:51 | |
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